更新日:2023年9月14日
公開日:2022年7月4日
軽自動車は、普通自動車と比べて自動車保険料が安くなる傾向があります。軽自動車は普通自動車と比べて車両重量が軽く、事故を起こした場合でも相手側への損害が少なくなりやすいためです。
少しでも自動車保険料を抑えたい場合は、さらに運転範囲の見直しや保険会社の割引制度の活用を検討するとよいでしょう。
軽自動車の保険料の相場や、月額の保険料の相場についてご紹介します。また保険料を抑える方法をご説明します。軽自動車の保険料を見直したい方や、軽自動車の購入を悩んでいる方は、ご参考にしてみてください。
自動車保険には、任意保険と自賠責保険があります。任意保険は、自賠責保険の補償ではまかないきれない自動車事故をカバーする保険です。加入は任意であるため「任意保険」と呼ばれます。
軽自動車の自動車保険料は、運転者の年齢や住んでいる地域、車の使用目的などによって異なります。車両保険や特約を付帯するかどうかによっても保険料が変わるため、一概に相場はいくらといえません。
軽自動車の自動車保険料は、一般的に普通自動車よりリーズナブルに設定されています。その理由のひとつに、軽自動車が普通自動車と比べて車両重量が軽いという点があげられます。
軽自動車の車両重量は、普通自動車以下が多いです。普通自動車のなかには重量2000kg以上の車もあります。軽自動車は重量が軽い分、事故を起こした場合でも相手側への損害が少なくなりやすいです。そのため事故率が低く、保険料がリーズナブルになっていると考えられます。
自動車保険料はリスク条件や補償内容によって異なるため、軽自動車の平均額は何通りも考えられます。ここではチューリッヒの場合を例に、軽自動車の任意保険料の一例をご説明します。
チューリッヒのスーパー自動車保険における軽自動車(N-BOX)の場合、保険料の例は以下の通りです。分割での月々払いの月額保険料もご紹介します。
契約内容・詳細条件はこちら
保険料および契約内容・条件などは、保険始期日により異なります。
自賠責保険は、軽自動車に限らず車を運転するときの加入が必須です。離島以外の地域(沖縄県を除く)の自賠責保険の保険料は以下となります。
2023年版自賠責保険料金早見表(軽自動車)
36ヵ月 | 24ヵ月 | 12ヵ月 | |
---|---|---|---|
沖縄県以外(離島を除く) | 23,520円 | 17,540円 | 11,440円 |
損害保険料率算出機構 自賠責保険基準料率表(2023年1月届出)をもとに表作成
軽自動車の保険料が普通自動車よりも安くなる理由のひとつに「型式別料率クラス」があります。型式別料率クラスは、損害保険料率算出機構が型式ごとの事故実績を踏まえて算出した、事故にあうリスクを表す値です。型式は車検証に記載されています。
型式別料率クラスは、以下の4つの項目でクラスが設定されています。
クラス値が大きいほど事故のリスクが大きくなるため、保険料が高くなります。クラス値が小さいほど事故のリスクが小さいため、保険料が安くなるしくみです。
普通自動車の型式別料率クラスは、1から17の17クラスに区分されます。保険料はクラス1が最も安く、クラス17が最も高く設定されています。クラス17の保険料は、クラス1の保険料の約4.3倍です。
自動車ごとの特性やユーザー層によって自動車のリスクが異なるため、リスクを型式単位で評価して保険料に反映させています。
軽自動車の型式別料率クラスは、1から3の3クラスに区分されます。軽自動車の型式別料率クラスは、2020年1月1日以降始期の保険契約より導入されました。
軽自動車の型式別料率クラスが導入されたことで、同じ車種でも保険料が変わってきます。また型式別料率クラスは、損害保険料率算出機構が車の型式ごとに事故発生状況と照らし合わせ、1年ごとに見直されています。
車両保険は、事故により車が損害を受けた場合に車の修理費用などを補償するための保険です。自動車保険の基本補償に追加で付帯可能です。
車両保険の保険金額は、契約時の車の時価額を目安に決まるため、普通自動車・軽自動車にかかわらず車種によって異なります。
車の使用状況や保険料によって、車両保険の付帯有無や選択する車両保険の種類は異なります。車両保険には幅広い事故に対応した一般的なタイプと、一部の事故のみに限定されたタイプ(エコノミー型)があり、チューリッヒではそれぞれ「ワイドカバー型(一般条件)」「限定カバー型」と呼んでいます。
車両保険を付帯すると保険料が高くなるため、車の状態や経済状況によって必要性を判断することが大切です。保険料を抑えたい場合は、限定カバー型を選ぶのもひとつの考えです。
軽自動車の保険料を抑える方法は以下の通りです。
軽自動車の自動車保険の料金を抑える方法は、普通車の自動車保険料を抑える方法と大きな差はありません。保険料を抑える方法の一つである「割引制度」の活用ですが、保険会社によって設けている制度や条件が異なるため、事前に確認しておきましょう。
自賠責保険だけでは対物賠償は補償されません。軽自動車の事故で相手の車を損傷させる可能性もあるため、任意保険には必ず加入していただきたいです。保険料との兼ね合いもありますが、できればワイドカバー型をおすすめします。
資格:CFP
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
軽自動車に車両保険が必要かどうかは、一概に判断できません。中古車の場合など車の状態や経済状況に合わせて検討することが大切です。
軽自動車は普通自動車と比べて車両重量が軽く、事故を起こした場合でも相手側への損害が少ない傾向にあるため保険料が安いと考えられます。
軽自動車は、普通自動車と比べて税金がリーズナブルである傾向があります。自動車税は排気量に応じて金額が決まるため、軽自動車のほうが税金を抑えやすくなります。また軽自動車は燃費が優れているため、維持費を抑えられやすい点もメリットです。
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒの自動車保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒの自動車保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
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