チューリッヒ保険会社(日本における代表者および最高経営責任者:西浦 正親)より、2019年度第3四半期(2019年4月1日〜2019年12月31日)の主要業績をお知らせします。
業績の概要
当社は、チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド(1872年にスイスで設立され、世界215以上の国と地域で事業展開するグローバルな保険会社)の日本支店として、グループの強固な財務基盤(S&P社格付AA-/positive)を活用し、最重要拠点の一つとして、日本における業容拡大に取り組み、新商品や新サービス、新システムの開発に積極的に投資を行ってまいりました。
この結果、今四半期においても、主力商品の傷害保険および自動車保険については、共に元受保険料の増収を達成し、当年度の合計収入保険料は前年度より3.5%増加し、709億円となりました。
また、今後将来に亘って、安定的な収益達成を果たすべく、これまで新契約費用の負担軽減を図るため行って参りました傷害保険の出再スキームを、2019年12月より抜本的に見直すことと致しました。この見直しに伴い、これまでの再保険者に対する累積債務を一括精算することとし、一時的に経常損失307億円を計上いたしましたが、同時に265億円の資本増強を図りました。
資本増強後の単体ソルベンシー・マージン比率は、2019年12月末現在で551.7%となりました。
主な指標は以下のとおりです。
(単位:百万円・%・ポイント)
2018年12月期 | 2019年12月期 | ||
対前年同期 増減率 |
|||
収入保険料 | 68,465 |
70,881 | 3.5 |
正味損害率 | 49.6 |
52.1 | 2.5 |
正味事業費率 | 66.5 |
139.6 | 73.1 |
経常利益(△は経常損失) | △6,086 |
△30,726 | - |
当期純利益(△は当期純損失) | △6,210 |
△30,758 |
- |
用語説明や注記
収入保険料 | 元受保険料と受再保険料から各々解約返戻金、その他返戻金を控除した金額です |
正味損害率 | 正味支払保険金に損害調査費を加えて正味収入保険料で除した割合です |
正味事業費率 | 諸手数料及び集金費に保険引受に係る営業費及び一般管理費を加え、正味収入保険料で除した割合です |
経常利益 | 経常収益から経常費用を差引いた金額です |
当期純利益(純剰余) | 当期純損益計算の最終結果である税引後当期純利益です |
ソルベンシー・マージン比率 | ソルベンシー・マージンの額の合計額をリスクの合計額で除した割合です |
金額・比率の注記 | 金額は記載単位未満を切り捨てて表示し、増減率等の比率は小数点第2位を四捨五入し小数点第一位まで表示しております |
