カタナは、スズキから発売されている大型二輪車です。
現在販売されている新型カタナは、スズキの持つ技術力を結集させ、カタナらしい独自のデザインを実現したバイクとなっています。
本記事では、スズキのカタナの特徴、走行性能、カタナ250・400・750・1100、新型カタナ、カスタムなどバイクのカタナ(刀)についてご説明します。
※2021年9月執筆現在
(GSX1100S KATANA 1981年モデル)
スズキから発売されているバイクのカタナ(刀)の名称は、ドイツのターゲット・デザイン社によって描かれたイメージスケッチを基に、刀の持つ剛柔性と鋭利性、完成された機能美をモーターサイクルの形に具現化したことから名づけられたものです。
カタナシリーズは1980年にドイツのケルンショーに出品して大きな話題を集め、翌年に発売を開始した総排気量1,074ccの「GSX1100S カタナ」がカタナの原点です。
国内では1982年に排気量750ccのカタナGSX750Sを販売1991年にはGSX250S カタナ、翌年1992年にはGSX400S カタナを販売するなど、次々と展開していきました。
GSX1100S カタナは、輸出モデルとしての扱いでしたが、1994年に国内二輪の排気量上限の自主規制撤廃を受けて日本国内向けのGSX1100Sカタナも発売されました。
また、2000年には最終生産モデルGSX1100Sカタナ ファイナル エディションを限定発売し、販売を終了しました。
しかし2017年秋にイタリアで開催されたモーターサイクルショーで参考出品された、エンジンズ・エンジニアリング社のGSX1100Sカタナをモチーフとした「KATANA 3.0 CONCEPT」が市場から多くの反響を呼びました。
スズキはそのデザインに共感し、2019年に最新技術を搭載した新型カタナが登場しました。
新型カタナは、「Forging a New Street Legend(新たなるストリートバイクの伝説を鍛造する)」をコンセプトに開発されました。
燃料タンクから車体の先端まであしらわれた、流れるようなラインは刀のように鋭く、研ぎ澄まされたイメージを彷彿とさせています。
スーパースポーツモデルGSX‐R1000のエンジンをベースとした水冷直列4気筒エンジンは、力強いトルクとパワフルな出力が特徴で、切れ味の鋭い走りと取り扱いのしやすさを両立したモデルとなっています。
カタナは、街中での走行や高速道路の走行、ワインディングでの走行とあらゆるシーンで快適なハンドリング性能を確保しています。
先進のトラクションコントロールシステムが搭載され、リヤタイヤへのエンジン出力の伝達効率を向上させたことにより、より快適なライディングを可能にしています。
カタナには、ABSが標準装備されています。
滑りやすい路面や急ブレーキ時などに起こるタイヤのロックを一定の範囲内で回避することが可能です。
カタナの基本スペックと新車販売価格は以下の通りです。
型式 | 2BL-GT79B |
---|---|
全長/全幅/全高 | 2,130mm/835mm/1,110mm |
軸間距離/最低地上高 | 1,460mm/140mm |
シート高 | 825mm |
装備重量 | 215kg |
エンジン型式/弁方式 | T719・水冷・4サイクル・直列4気筒 / DOHC・4バルブ |
総排気量 | 998cm3 |
最高出力 | 109kW〈148PS〉/10,000rpm |
最大トルク | 107N・m〈10.9kgf・m>/9,500rpm |
出典:スズキ株式会社
※2021年9月執筆現在
カタナの燃費は以下のようになっています。
国土交通省届出値:定地燃費値23.8km/L(60km/h) 2名乗車時
WMTCモード値:19.1km/L(クラス3、サブクラス3-2) 1名乗車時
出典:スズキ株式会社
※2021年9月執筆現在
カタナの各パーツの特徴を簡単にご説明します。
水冷・4サイクル・直列4気筒エンジンはGSX-R1000のエンジンをベースにしており、低回転域での力強いトルクと高回転域でのパワフルな出力を重視し、ストリートでの走行にマッチするよう入念なチューニングが行われています。
短く、コンパクトなデザインのマフラーは黒色の塗装と相まって、引き締まった印象を強めています。
シートにはGSX1100Sカタナをイメージさせるツートーンカラーと3本のラインのデザインを採用し、形状もカタナ独自のシートを踏襲したものとなっています。
また、シート表皮にはグリップ性の良い素材を採用し、ライディング時のホールディング性を高めています。
アルミ製キャストホイールは、軽量6本スポークを採用し、軽快なハンドリングとスポーティな外観を両立させています。
また、カタナ専用に設計されたグリップ力とハンドリング性能に優れたタイヤを装着しています。
タイヤサイズはフロントが120/70ZR17M/C(58W)、リヤが190/50ZR17M/C(73W)となっています。
GSX1100Sカタナを彷彿とさせる角形のLEDヘッドランプやGSX1100Sカタナと同様な意匠のエンブレムを採用するなど、一目でカタナと認識できるシャープなボディデザインで、車体の先端には、刀の切先をイメージしたLEDポジションランプを装備しています。
また、スズキ初となるターンシグナルとナンバー取り付け部が一体となったターンシグナル付スイングアームマウントリヤフェンダーが採用されています。
カタナをより自分好みのデザインや仕様にカスタムするために、純正アクセサリーとしてさまざまなカスタムパーツが販売されています。
スモーク調のメーターバイザーやカタナのロゴ入りカラードシートなどの他、ドライカーボンを使用したカーボンフロントフェンダー、カーボンオルタネーターカバー、カーボンクラッチカバーなどさまざまなカスタムアイテムが用意されています。
スズキから販売されているバイクのカタナ(刀)シリーズは、1980年にドイツのケルンショーに出品した際に日本刀をイメージした斬新なデザインが大きな注目集め、翌年に発売を開始した総排気量1,074ccの「GSX1100S カタナ」が原点となっています。
2000年に発売されたGSX1100Sカタナ ファイナル エディションの発売をもって一旦生産を終了しましたが、2019年に新型カタナの販売を開始しています。
最後に、バイクを所有されている方は、チューリッヒのバイク保険をぜひご検討ください。
万が一のバイクの事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。
※記載の情報は、2021年9月時点の内容です。
インターネットから申し込むと、
初年度最大10,000円割引
A-210921-5