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ドライビングポジションですべてが変わる!正しい運転姿勢でケガを防ぐ

竹岡圭の” やさしい ”ドライビング入門

ドライビングポジションですべてが変わる!正しい運転姿勢でケガを防ぐ

Vol.01 ドライビングポジションですべてが変わる!正しい運転姿勢でケガを防ぐ

「ドライビングポジション」という言葉、聞いたことがありますか? 例えば、野球だったらバッティングフォーム、ゴルフだったら一定のスイングのように、スポーツにはそれぞれ適した型がありますよね。クルマを運転するのに適した型、それをドライビングポジションと呼んでいます。
最近は適切なドライビングポジションが取れるよう、きちんとした調整機能が備わったクルマが増えてきましたので、多くの方が自分の体格に合ったポジションにきちんと合わせられると思います。
クルマは目で見た方向にしか動きません。自然なアイポイントで、手足も自然に伸ばした位置で的確に動かせるようなポジションに合わせるには、いくつかコツがありますので、順を追って紹介していきます。

シートの高さ

シートの高さ

歩行者や自転車、クルマなどが行き交う街中、住宅街の路地や駐車場などのゴチャゴチャした狭い場所での運転は、高い位置から見下ろすようにした方が周囲を把握しやすくなります。これは車庫入れのときも同じです。天井に頭がついたり、視界に天井が入り込んだり、なんだか落ち着かないほど高いのはNGですが、街中ではなるべく高めの位置まで座面を上げましょう。
ただし、高速道路のようなハイスピード領域では、シートが高いと不安を覚える方もいます。そんなときは少しだけシートの高さを下げると、身体がクルマに包まれるような感覚となり安心できます。

シートの前後スライドの位置

シートの前後スライドの位置

まず、お尻をシートの角にギュギュッと押し込んで深く腰掛けます。シートとお尻の間に隙間があると、急ブレーキを踏まなければいけないシーンで、身体が後ろへズレてしまい、ブレーキを奥まで踏み切れなくなる可能性があるので要注意です。次に、左足でフットレストに踏ん張り、右足でブレーキペダルをギュッと踏んだときに、膝に少し余裕がある程度の位置にシートを前後スライドさせて調節します。膝が伸びきっていると、万が一の衝突時に、衝撃が腰にまで達して大ケガをする可能性が高まります。膝をクッションにして衝撃を逃すために、膝が少し曲がる位置に調整しましょう。

背もたれの角度

背もたれの角度

背もたれに肩甲骨をしっかりつけた状態で、ハンドルの最も遠い場所、つまりハンドルのいちばん上を握ったとき、肘に少し余裕があるくらいの角度に背もたれを調節します。この際に腕が伸び切っていると、それ以上ハンドルを切ることができませんし、ついついハンドルにしがみつくような格好になり、正確な操作ができなくなります。また、背もたれが後ろに倒れていると、ハンドルを切るたびに背もたれから身体が離れてしまい、視点の高さが変わってしまいます。視点の高さはなるべく一定に保った方が、クルマの動きがわかりやすくなり、自分の手足のような感覚で操作がしやすくなりますよ。

ハンドルの高さ

ハンドルの高さ

ハンドルの高さは「チルトステアリング」を使って、太腿とハンドルの間に握り拳ひとつ入るくらいの高さに調整します。ハンドルの位置が高すぎると、ハンドルを大きく切らないとクルマが動かないような感覚を覚える他、ハンドルの切り遅れが多くなり、想定したラインにクルマが乗りきらずに、大回りになってしまいがちです。ただしインパネ(計器盤)周りのデザインとドライバーの体格によっては、ハンドルを下げるとメーターが見えなくなることもあります。そんなときは、計器類が見える位置でなるべく低めの位置を探してみてください。総じて、女性は体格や腕力の関係から、低めの位置が操作しやすいハズですよ。

ハンドルの遠さ

ハンドルの遠さ

ハンドルの前後の位置は、「テレスコピックステアリング」を使って調節します。テレスコピックステアリングは、まだまだ装着されていないクルマも多いのが現状ですが、シートの背もたれのノッチの関係で、背もたれを一段階起こしても一段階寝かしても違和感があることがありますよね。そんなときに非常に役立つ装備です。また、小柄な女性はシートの前後の位置が前気味になり、サイドミラーが見えにくくなる傾向があるので、シートの背もたれを倒しすぎない程度の位置に調節しつつ、テレスコピックでハンドルをいちばん手前(ドライバー側)まで引き出してから、肘が少し曲がる程度まで戻していくという合わせ方もあります。

ヘッドレストの高さ

ヘッドレストの高さ

ヘッドレストの正式名称は「ヘッド・レストレイント」。レストレイントとは、拘束装置の意味。つまりレストとはいっても頭を休ませるのではなく、頭を拘束する安全装備なんですね。頭は意外と重さがあるので、ヘッドレストが低すぎると、事故の際に頭が後ろへ仰け反ってしまう格好となり、頚椎を痛める危険性が高まります。つまり、ヘッドレストはムチウチ防止のための安全装備なんです。目尻と耳の上を結んだラインがヘッドレストの中央に当たる、あるいはヘッドレストから頭が出ない位置に高さを調節しましょう。

シートベルトの位置

シートベルトの位置

腰骨の上を通るように腰ベルトをセットしたら、シートベルトをキュッと引き上げ、そのまま身体にピタッと沿わせていきます。肩ベルトは鎖骨の上を通るようにします。腰ベルトがお腹に掛かっていると、万が一の際に内臓を痛める可能性があるので、必ず腰骨に掛かるようにします。また肩ベルトが首に掛かっていると不快感が増すので、必ず鎖骨を通るように高さを調整してください。また、シートベルトが緩んでいると、万が一の際に自動的にシートベルトを巻き上げてくれる機能がついていないクルマは、緩んだままシートベルトがロックし、身体が前方に振られた際にハンドルに近づき、エアバッグが膨らむ衝撃でケガをする可能性があります。エアバッグは、シートベルトを正しく庄着することで効果を発揮し、身体を守ってくれるので、シートベルトは必ず身体にピタッと沿わせましょう。

ミラーの角度

ミラーの角度

ルームミラーはなるべくリアガラス面がいっぱいに映る位置に調整します。ドアミラー(サイドミラー)の角度調整は、2つに分けて調整します。まずは横方向、左右の角度を自車のボディがホンの少し映るくらいにします。続いて上下方向。約5〜6割路面が映るように角度調整をします。この際に、適切なドライビングポジションを取ってから調整することが大切です。また、路側帯に寄せる、バックで車庫入れするなんていう際は、ドアミラーを下向きにすると、路側帯や駐車場の白線までの距離感覚が掴みやすくなります。状況に応じてフレキシブルにミラーを使いこなすと、よりラクに運転できるようになりますよ。

基本中の基本ではありますが、ドライビングポジションはクルマを運転するうえで実はいちばん大切なことです。まずは基本形に合わせてみて、その範囲の中で、徐々に適切な自分スタイルを見つけてくださいね!

※ 本記事は著者個人の見解・意見によるものです。

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※1 大手損害保険会社(3社)から切替えた当社ご契約者アンケートより算出。(回答数:1,829件/集計期間:2018年1月-2018年8月)お客さまの申告による、加入中の保険会社から提示された継続保険料と当社契約保険料の差額であり、当社商品・補償内容が前契約保険会社と異なるケースも含まれます。

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