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vol.9 雪道では「急」のつく運転操作はNG!雪道の運転・走り方の注意点

竹岡圭の” やさしい ”ドライビング入門

雪道での運転は普段と違って緊張しますよね。雪道では「急」のつく操作はNG。これはよく聞く話だと思います。まずは、「急」のつく操作をする状況をつくらないことが大切です。

雪道を走行するイメージ

3つの「急」のつく運転操作は「急アクセル」「急ブレーキ」「急ハンドル」

雪道は路面の摩擦係数µが低いため、この3つの急操作は普段のようには効きません。たとえば「急アクセル」は、ホイールスピンしたり、滑ったりしがち。「急ブレーキ」は止まらない。「急ハンドル」は曲がらない。

雪道では「急」のつく操作はNG 雪道では「急」のつく操作はNG

ただし、最近は少し事情が変わってきていて、最新の安全装置や運転支援装置がある程度フォローしてくれるようになっています。

たとえば「急アクセル」でホイールスピンしそうなときはトラクションコントロールシステムが働き、パワーを抑えようとしますし、滑りそうなときは横滑り防止装置が頑張ります。「急ブレーキ」でタイヤがロックしてしまいそうなときは、ABS(アンチロック・ブレーキシステム)が作動して、タイヤのロックを防ぎます。「急ハンドル」を切って車が横滑りすると、横滑り防止装置が進行方向を修正してくれます。

最新の安全装備や運転支援装置だけでは限界あり

とはいえ、タイヤのグリップの限界を超えてしまうと、これらのサポート装置も働きようがありません。雪道は路面の摩擦係数µが低いので、タイヤのグリップ限界がとても低いのです。従ってこのサポート装置が働き出す(限界を超える前の段階)までに、クルマをコントロールする必要があります。

摩擦力とグリップ力について 摩擦力とグリップ力について

摩擦力とは物体の動きに逆らうように働く力のこと

グリップ力とは路面とタイヤの摩擦力から生み出される、タイヤが路面をとらえて張り付く力

接触面の状態がどれだけ摩擦力に影響を及ぼすかという指標が摩擦係数µ

摩擦力 F= µN 

摩擦力とグリップ力について

雪道は道路(路面)自体が滑りやすくなる

路面状況と摩擦係数の比較 注)摩擦係数とは、タイヤと路面間の摩擦力の大きさを表す指数をいい、指数が小さいほど滑りやすいことを意味しています。

出典:一般社団法人 日本自動車タイヤ協会をもとに作成

ではどうしたらよいか。「スピードを落とす」ことが一番よい方法です。操作が十分間に合う速度に落として、すべてをジワリと操作する。それが雪道の走り方のテクニックです。

雪道はいつもより速度を落として、ゆとりを持った運転を

もうひとつ注意すべき点は、雪道は刻々と路面の状態が変わることです。圧雪路→シャーベット路→アイスバーン→ミラーバーン(ブラックバーン)の順に路面摩擦係数µが低くなり、滑りやすくなります。雪が降り続くと、雪の下が氷になっていることもありますので、油断しないでください。「もしかしたら滑るかも」くらいの余裕を持った気持ちで雪道を走るのが安全です。

また道路が凍りやすい場所も気をつけてください。カーブの先で日陰で凍っている場所や、橋の上など地熱がないうえに風が通り抜ける場所、トンネルのような常に日陰で風が通り抜ける場所など、これらは特に凍りやすく注意が必要なポイントです。

道路が凍りやすい場所 道路が凍りやすい場所の運転も気をつけて!

だからといってあまり雪道を怖がりすぎていると、せっかくの運転が楽しくなくなってしまいます。雪道の特徴を理解したうえでいつもより速度を落とし、ゆとりを持った雪道の走り方でスノードライブを楽しんでくださいね。

※ 本記事は著者個人の見解・意見によるものです。

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※1 大手損害保険会社(3社)から切替えた当社ご契約者アンケートより算出。(回答数:1,829件/集計期間:2018年1月-2018年8月)お客さまの申告による、加入中の保険会社から提示された継続保険料と当社契約保険料の差額であり、当社商品・補償内容が前契約保険会社と異なるケースも含まれます。

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※1 大手損害保険会社(3社)から切替えた当社ご契約者アンケートより算出。(回答数:1,829件/集計期間:2018年1月-2018年8月)お客さまの申告による、加入中の保険会社から提示された継続保険料と当社契約保険料の差額であり、当社商品・補償内容が前契約保険会社と異なるケースも含まれます。

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