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スタッドレスタイヤの交換時期。いつまで履く?

竹岡圭の” やさしい ”ドライビング入門

スタッドレスタイヤからノーマルタイヤ(サマータイヤ)への交換時期は地域によってもさまざまですが、3月下旬〜4月上旬の間が一般的ですよね。気温は7度を目安にするといいでしょう。ちなみに外したスタッドレスタイヤ、どうしてますか? 実はベランダなどにそのまま放置しておくと、どんどん劣化してしまいます。タイヤを長持ちさせて、来シーズンもしっかりと履くためには、正しい保管が大切です。

タイヤを長持ちさせて、来シーズンもしっかりと使いましょう タイヤを長持ちさせて、来シーズンもしっかりと使いましょう

保管前にはしっかりとお掃除を

泥などがついて汚れたままにしておきますと、水分や油分によってゴムの変質を招くことがあります。水洗いでしっかり汚れを落とし、よく乾かしたうえで保管しましょう。キレイにして保管すれば、持ち運びのときに手や洋服が汚れたり、保管場所が汚れたりするのを防ぐこともできますからね。

汚れは水洗いでしっかりと落とす 汚れは水洗いでしっかりと落とす

タイヤの保管場所は日光や雨が当たらず、風通しの良い場所が理想

タイヤは直射日光、雨水、油、熱などに弱いため、直射日光や雨にさらされる場所に置いておくとゴムの劣化スピードが早まり、ヒビやシワが発生してしまいます。直射日光や雨を避け、ストーブなどの熱源や電気火花の出る装置に近い場所は避けて保管しましょう。ベストは風通しの良い倉庫保管ですが、難しい場合は遮光性&防水性の高いカバーなどで覆って保管してください。

タイヤの保管場所は日光や雨が当たらない場所に タイヤの保管場所は日光や雨が当たらない場所に

タイヤを交換した際に入れてくれるビニール袋に入れたまま、保管されている方も多いと思います。でも、これは湿気がこもりがちになるのでNGです。特に屋外に保管している場合は、万が一雨などがビニール袋内に入ると、湿気がこもってなかなか乾きません。屋外保管の場合は、ビニール袋から出して、専用カバーをかけて保管しましょう。

タイヤのストレスを減らすため、保管時の空気圧は半分に!

ホイール付きで保管する場合、ゴムやコードの緊張状態を和らげるため、適正空気圧の1/2程度(空気圧1.0kgf/cm2程度)まで空気を抜いておきましょう。空気がパンパンに入ったままだと、ゴムやコードの緊張状態が続くことになります。走行中はタイヤの中の空気が温まると膨張し、空気圧が上がります。逆に冷えると収縮し、空気圧が下がりますよね。実はこの膨張と収縮は、朝昼晩の気温差でも起きてしまいます。ということは…。たとえ走行しなくてもタイヤは膨張&収縮を繰り返すことになり、タイヤに常にストレスが掛かることになってしまいます。保管時の空気圧は半分と覚えておきましょう。

保管するタイヤの空気圧は半分に 保管するタイヤの空気圧は半分に

ホイール付きで保管する場合は平積み。定期的な配置換えも行う

基本的に縦置きでも平積みでも問題はないのですが、必要なのは定期的な配置換えです。特に、ホイール付きで保管する場合は、ホイールに重量があるため、縦置きだと地面との接地面にフラットスポット(地面などに長時間接触して、タイヤの一部が平らに変形してしまう現象)ができ、タイヤが変形しやすくなってしまいます。そこで必要となってくるのが、地面との接地面をずらす定期的な配置換え。ホイール付きで保管する場合は、少しでもフラットスポットをできにくくするために、平積みがオススメです。とはいえ平積みの場合でも、一番下のタイヤには負荷が掛かりますから、やはり定期的な配置換えを行った方がよいでしょう。タイヤのみで保管する場合は、縦置きでも平積みでもそこまで神経質になることはありませんが、それでもたまに配置換えを行った方が、よりタイヤには優しいといえます。

縦置きの場合と平積みの場合

縦置きの場合平積みの場合

色移りに注意

タイヤはゴムだけでできているわけではありません。タイヤは長期間保管しておくと、ゴム中の薬品がにじみ出てきますので、直接床に置いておくと床を汚してしまうことがあります。厚手のダンボールやベニヤ板などを下に敷いて、色移りに注意しましょう。

床が汚れないように、厚手の段ボールやべニア板を敷きましょう 床が汚れないように、厚手の段ボールやべニア板を敷きましょう

タイヤの正しい保管方法のまとめ

  1. 泥や汚れをキレイに落とす。
  2. タイヤは直射日光や雨が当たらない暗くて涼しい場所に。ビニール袋はNG。
  3. タイヤの空気圧を1/2程度にし、タイヤのストレスを減らす。
  4. ホイール付きの場合は平積みするのがオススメ。定期的な配置換えも行う。
  5. 床への色移りにも配慮して、下に厚手の段ボールやべニア板を敷いておく。

タイヤの寿命は?タイヤは劣化するというのを理解し、正しく保管する

タイヤの寿命のひとつの目安は3年です。使用摩耗を除き、タイヤメーカーとして性能保証しているのは3年という場合がほとんどです。また、どんなに正しく保管してもタイヤは徐々に硬化していきますので、スタッドレスタイヤの場合は3シーズンがひとつの目安といわれています。最近は柔軟成分を抜けにくくすることなどで、徐々にタイヤの寿命が延び、ロングライフ性能を謳うものも出てきてはいますが、タイヤは年月とともに劣化するものだということを念頭に置いておくことが大切。どんなにクルマが進化したところで、路面に接地しているのはタイヤだけですからね。だからこそタイヤの性能はひとつの安全装備ともいえるんです。性能を長く保つためにきちんと保管してくださいね。

最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。

タイヤの寿命は?タイヤは劣化するというのを理解し、正しく保管する

※ 本記事は著者個人の見解・意見によるものです。

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