免許取り立ての初心者が、少し運転に慣れてきた頃がいちばん事故を起こしやすい…と、よくいわれますが、実は「私は運転が慣れてるから大丈夫!」というベテランドライバーほど、起こしやすい事故というのもあるのです。ベテランだからこそ、ちょっとした気の緩みが大きな事故につながりやすいので、もう一度忘れがちなポイントを確認し、気を引き締めて安全運転を心がけましょう。
ベテランドライバーは、運転中に運転以外のことを考えがち。お仕事のこと、家庭のこと、車内はひとりになれる空間だからこそ、考えごとをする方も多いのではないでしょうか。しかしあまりに考え込んでしまうと、周囲への注意力が散漫になってしまいます。その他、ついついボーッとしてしまう漫然とした運転や、ラジオに聴き入ってしまうなども注意力散漫の原因になることが多いので、他のことに気をとられずに運転することを心掛けましょう。
花鳥風月、雪月風花…。日本にはさまざまな美しい風景があり、ドライブしているとついつい見とれてしまうことがありますよね。これも注意力散漫になる原因となります。最近はダメだとわかってはいても、ついついスマートフォンを見てしまうという方もいらっしゃることでしょう。いわゆる運転中の「ながらスマホ」は大変危険ですので、絶対にやめてくださいね。
「向こうが避けてくれると思った…」これはベテランドライバー同士に多い事故のケースです。相手は見えていたものの、「向こうが避けてくれるはず」「相手が道を譲ってくれるはず」と思いんでしまい、あれ?と思ったときにはもう間に合わないといったケースです。この場合、どちらも両車ともにスピードがでているケースが多いので、大事故となる場合が多いのも特徴です。たとえば北海道など見通しの良いところで起こりがちな事故としても知られています。死亡事故となることも多いので要注意です。
また「きっとあのクルマはこう動くだろう」と勝手に決めつけて、実際は相手の行動が違ったことにより事故が起こってしまうケースです。相手のクルマが信号を渡るだろう、左折するだろうなどと勝手に先読みし当てが外れることで、追突事故が起こりやすいケースと言えます。
一時停止の標識の前で、形式的に止まっただけであまり周りを確認していなかった、「どうせここは誰も来ないから〜」という発想で少し徐行しただけで通り抜けようとしたなど、周囲の安全確認を怠ったために事故に繋がってしまうケースです。特に普段の慣れた道で起こりがちな事故ですが、自分は慣れていても相手は慣れているとは限りませんし、危ないところだからこそ一時停止になっているのです。なぜ一時停止になっているのか、理由をもう一度考えて、交通ルールはきちんと守るようにしましょう。
ジグザグ運転をしたり、前に急に割り込んだりなど、自分はテクニックがあるからといって、急な車線変更などを繰り返すことで、周囲のクルマにブレーキを踏ませるような運転を強いてしまい、結果事故につながるケースです。逆に自分がやられたら…と考えて、周囲のクルマに無闇なブレーキを踏ませるような運転はしないように心がけましょう。
交通社会は実にいろんな車両が走っています。免許取り立ての方もいれば、高齢者ドライバーもいます。お仕事で急いでいる方もいれば、のんびり休日モードのサンデードライバーもいます。ベテランドライバーだからこそ、周囲に気遣う余裕あるゆとりの心を持ちましょう。思いやりと譲り合いが大切です。
また運転に慣れたベテランドライバーは、ついつい居眠り運転なんていうことも多いようです。ちょっとした 居眠り運転は過労運転には該当せず、大抵の場合は安全運転義務違反になることがほとんど。しかし睡眠不足などが認められる場合、過労運転と判断される可能性もありますので気をつけてくださいね。眠くなったらクルマを止めて、安全なところで仮眠を取るようにしましょう。
※ 本記事は著者個人の見解・意見によるものです。
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※1 大手損害保険会社(3社)から切替えた当社ご契約者アンケートより算出。(回答数:1,829件/集計期間:2018年1月-2018年8月)お客さまの申告による、加入中の保険会社から提示された継続保険料と当社契約保険料の差額であり、当社商品・補償内容が前契約保険会社と異なるケースも含まれます。