閉じる

消費税の増税による自動車取得税の廃止

  • シェア
  • ツイート
  • LINEで送る
  • はてブ

消費税増税で自動車税はどうなる?高くなるの?

消費税が増税する2019年10月1日に合わせ、自動車取得税が廃止されることを知っていますか?
今回の記事は、自動車取得税に加え、自動車税や重量税に関する改正の有無や、その内容について解説します。

なぜ自動車取得税は廃止されるのか?

車を購入するときには、消費税に加え、自動車取得税を負担する必要があります。この点については、かねてから「二重課税」と問題視する声があり、2014年4月1日に消費税が5%から8%に引き上げられるタイミングで、自動車取得税は減税されました。

この流れを受け、2019年10月に予定されている消費税の増税(8%→10%)に伴い、自動車取得税そのものが廃止されることになりました。

消費税の増税に伴う自動車取得税の推移については、次表のとおりです。

自動車の種別 2014年3月以前の税率 2019年9月以前の税率 2019年10月以降の税率
軽自動車営業用自動車 自動車の取得価額の3% 自動車の取得価額の2% 廃止
自家用自動車 自動車の取得価額の5% 自動車の取得価額の3% 廃止
総務省 車体課税関係資料を元に表作成

このように、2019年10月1日に消費税が8%から10%に上がる一方で、自動車取得税は廃止されるため、自動車を買う人にとっては、負担が少なくなるように思われるかもしれません。

たとえば、自家用自動車については、もともと3%かかっていた自動車取得税が廃止されることから、消費税は8%から10%への2%アップにとどまりますので、2019年10月1日以降に購入したほうが節税になる可能性があるのです。

ただし、注意しなくてはならない点があります。それは、一定の条件に該当する電気自動車などの環境対応車については、「エコカー減税」(2019年9月まで)により自動車取得税が軽減されるという点です。

自動車取得税のエコカー減税による軽減割合(2019年4月〜9月)(乗用車の例)
燃費性能等 2019年4〜9月 2019年10月1日以降
電気自動車等
★★★★かつ2020年度燃費基準+40%達成車
非課税 自動車取得税は廃止
★★★★かつ2020年度燃費基準+30%達成車 50%軽減
★★★★かつ2020年度燃費基準+20%達成車
★★★★かつ2020年度燃費基準+10%達成車 25%軽減
★★★★かつ2020年度燃費基準達成車 20%軽減
上記以外 軽減なし
総務省 地方税制度を元に表作成

そのため、エコカー減税を加味すると、消費税の増税前に車を購入した方が節税になる場合も考えられます。

また、2019年10月から新たに導入される「環境性能割」にも注意をしなくてはなりません。環境性能割については、次のトピックで解説しましょう。

消費税増税以後に導入される「環境性能割」とは

環境性能割は、廃止される自動車取得税やエコカー減税に代わり、2019年10月1日から導入される制度です。新車・中古車を問わず対象になります。

次表のとおり、取得した自動車が、環境性能の高いものであれば非課税となりますが、そうでなければ、0.5〜3.0%の税負担が生じます。

環境性能割の税率(乗用車の例) 2019年10月1日から
燃費性能等 税率
自家用 営業用
登録車 軽自動車
電気自動車等 非課税 非課税 非課税
★★★★かつ2020年度燃費基準+20%達成車
★★★★かつ2020年度燃費基準+10%達成車 1.0%
★★★★かつ2020年度燃費基準達成車 2.0% 1.0% 0.5%
★★★★かつ2015年度燃費基準+10%達成車 3.0% 2.0% 1.0%
上記以外 2.0%
総務省 地方税制度を元に表作成
  • ※1 「電気自動車等」とは、登録車の場合は電気自動車、燃料電池自動車、天然ガス自動車(平成30年排出ガス規制適合(3.5t以下の自動車)又は平成21年排出ガス規制からNOx10%低減達成)、プラグインハイブリッド車及びクリーンディーゼル車(平成30年排出ガス規制適合又は平成21年排出ガス規制適合)であり、軽自動車の場合は電気軽自動車及び天然ガス軽自動車(平成30年排出ガス規制適合又は平成21年排出ガス規制からNOx10%低減達成)を指します。
  • ※2 「★★★★」とは、平成30年排出ガス規制適合又は平成17年排出ガス基準75%以上低減達成車を指します。

2019年10月1日から2020年9月30日までの間に自家用の乗用車(登録車・軽自動車)を購入する場合、環境性能割の税率1%分が軽減されます。

環境性能割の臨時的軽減による税率 (2019年10月1日〜2020年9月30日)
対象車(登録車 自家用の乗用車) 通常の税率 臨時的軽減による税率
電気自動車等 非課税 非課税
★★★★かつ2020年度燃費基準+20%達成車
★★★★かつ2020年度燃費基準+10%達成車 1.0% 非課税
★★★★かつ2020年度燃費基準達成車 2.0% 1.0%
上記以外の車 3.0% 2.0%
対象車(軽自動車 自家用の乗用車) 通常の税率 臨時的軽減後の税率
電気自動車等 非課税 非課税
★★★★かつ2020年度燃費基準+10%達成車
★★★★かつ2020年度燃費基準達成車 1.0% 非課税
上記以外の車 2.0% 1.0%
総務省 地方税制度を元に表作成

消費税増税以後、自動車税・自動車重量税はどう変わる?

2019年10月1日以降は、「自動車税」のしくみも変わります。自動車税は、自家用の乗用車(登録車)の所有者にかかる税金です。2019年10月1日以降に初回新規登録を受けた自動車については、以下の表のとおり自動車税が減額されます。

自動車税の税率比較
2019年10月1日以降に初回新規登録を受けた自家用の乗用車(登録車)の自動車税(種別割)の税率表
排気量 引下げ前の税率 引き上げ後の税率(引下げ額)
1,000cc以下 29,500円 25,000円(▲4,500円)
1,000cc超1,500cc以下 34,500円 30,500円(▲4,000円)
1,500cc超2,000cc以下 39,500円 36,000円(▲3,500円)
2,000cc超2,500cc以下 45,000円 43,500円(▲1,500円)
2,500cc超3,000cc以下 51,000円 50,000円(▲1,000円)
3,000cc超3,500cc以下 58,000円 57,000円(▲1,000円)
3,500cc超4,000cc以下 66,500円 65,500円(▲1,000円)
4,000cc超4,500cc以下 76,500円 75,500円(▲1,000円)
4,500cc超6,000cc以下 88,000円 87,000円(▲1,000円)
6,000cc超 111,000円 110,000円(▲1,000円)
総務省 地方税制度を元に表作成

なお、電気自動車などの環境配慮車を所有する場合、「グリーン化特例」により自動車税が軽減されますので、上記の表に記載した税額よりも負担が少なくなる可能性があります。

次に、車の重さに応じて課せられる「自動車重量税」についてですが、こちらは2019年10月1日のタイミングでの改正は予定されていません。自動車重量税は、国土交通省がWEBサイトに掲載する「次回自動車重量税額照会サービス」で確認することができますので、税額が気になる方は利用してみましょう。

国は次世代自動車を推進する方針

ここまでに解説してきた「自動車取得税」「自動車税」「自動車重量税」のいずれも、電気自動車やプラグインハイブリッド車などの環境対応車に対して優遇措置を設けています。これは、日本政府が国を挙げて二酸化炭素排出量の削減を進めているからです。簡単に経緯を振り返っておきましょう。

2008年7月の北海道洞爺湖サミットにおいて、日本政府は化石エネルギーに依存した現在の社会から脱却し、「低炭素社会づくり」を進める行動計画を閣議決定しました。

この行動計画では、2050年までの長期目標として、現状から60〜80%の温室効果ガス排出量の削減を行うことを目標に掲げています。そして、この目標を実現するための取り組みの一環として、以下のとおり、「次世代自動車の導入」が掲げられました。

「現在、新車販売のうち約50台に1台の割合である次世代自動車(ハイブリッド自動車、電気自動車、プラグインハイブリッド自動車、燃料電池自動車、クリーンディーゼル車、CNG自動車等)について、2020年までに新車販売のうち2台に1台の割合で導入するという野心的な目標の実現を目指す。」

こうした流れから、環境に配慮した次世代自動車にかかる税負担が軽くなっているのです。2019年10月1日の消費税増税に合わせて環境性能割が導入されることで、さらに次世代自動車の方が税金面において有利になるでしょう。

今回の記事で解説したとおり、2019年10月1日から自動車にかかる税のしくみが変わります。ご自身の支払う税額がどのように変化するのかを確認するとともに、保険料の見直しも行い、自動車の維持費を軽くしておきたいところです。

チューリッヒのスーパー自動車保険のご案内

万が一の車の事故・故障・トラブルに備えて、チューリッヒの自動車保険(車両保険・ロードサービス)をご検討ください。

自動車保険
チューリッヒのスーパー自動車保険は、レッカー100kmまで無料、ガス欠時のガソリン給油10Lまで無料など、充実のロードサービスをご提供しています。

自動車保険のお見積り
チューリッヒなら、かんたん3ステップで自動車保険料をお見積りいただけます。

車両保険
車両保険は、自分の車の損害に備える保険です。

ロードサービス
チューリッヒのスーパー自動車保険のロードサービスは、24時間365日迅速に現場へ急行。無料ロードサービスを提供します。

自動車保険の等級
自動車保険のノンフリート等級とは、事故(保険金請求)歴に応じて保険料の割引・割増を適用するしくみです。

この記事が気に入ったら、
SNSで家族や友人にシェア!

  • シェア
  • ツイート
  • LINEで送る
  • はてブ

チューリッヒの自動車保険

インターネットから申し込むと、
初年度最大21,000円割引

  • インターネット割引(最大20,000円)、e割(最大500円)、早割(最大500円)の合計金額。各種割引項目の詳細はこちらをご確認ください。
  • お電話でお手続きされた場合“インターネット割引”は適用されません。

DD190612-1

「車の税金・維持費」の記事一覧

プレゼントキャンペーン

自動車保険のサービス・補償内容

特別コンテンツ


TAGS

専門家のコラム

公式SNS

チューリッヒの自動車保険 ネット申込みで最大21,000円割引(※) 自動車保険のお見積りはこちら

TAGS

この記事が気に入ったら、
SNSで家族や友人にシェア!

  • シェア
  • ツイート
  • LINEで送る
  • はてブ

チューリッヒの自動車保険
ネット申込みで最大21,000割引!

  • インターネット割引(最大20,000円)、e割(最大500円)、早割(最大500円)の合計金額。各種割引項目の詳細はこちら

自動車保険 お見積り