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車の年式の調べ方。初度登録年月とは

更新日:2024年3月4日

公開日:2018年11月8日

中古車購入時に意識されることが多い車の年式ですが、年式は自動車保険や税金にどのような影響を与えるのでしょうか。車の年式の調べ方や年式と保険金額・税金の関係について、ご説明します。

ポイント

  • 自動車の年式とは、車の製造年による型のことです。初度登録年月とは、その車が最初に登録申請された年月を意味します。一般的には製造後に登録された年を、年式と呼ぶことが多いです。
  • 初度登録年月とは運輸支局に初めて登録申請を行い、受理された年月のことです。
  • 初度登録年月は、車検証で確認することができます。
  • 車両保険の支払限度額は車の価値によって異なり、一般的には年式が古いほど支払限度額は低くなります。
  • 自動車税と自動車重量税は、新車登録から13年以上経つと税額が上がります。

車の年式とは

車の年式とは、国内で車を登録した年もしくは、車を製造した年のことです。
日本車の場合は、製造年月と登録年月はほとんど変わらないことが多いため、車の年式といえば初度登録年月を意味することが多いです。

モータージャーナリスト 竹岡 圭

車の年式というと、正確には車の製造年を指します。しかし車検証の初年度登録月日を、年式と置き換える場合がほとんどです。

初度登録年月

初度登録年月とは、運輸支局に初めて車の登録申請をし、受理された年月のことです。
軽自動車の場合は、車検証に記載のある初度検査年月を初度登録年月として取り扱います。

車の年式の調べ方

車の年式は、車検証の中央上部にある「初度登録年月」の欄で、確認できます。

「初度登録年月」の左横に、「登録年月日/交付年月日」という欄があります。
これは自動車検査証を発行した年月日のことですので、車検証を発行するたびに日付が記載されています。初度登録年月については、以下の方法で確認することができます。

普通自動車の場合

初度登録年月は、自動車検査証(車検証)に記載されているので、簡単に見つけることができます。

自動車検査証(普通自動車用)

軽自動車の場合

「初度検査年月」を、初度登録年月として扱います。なお、車検証上に「月」の記載がないときは、初度検査年欄の「年」と「有効期間の満了する日」の欄の最上段に記載されている年月日の「月」を合わせます。

納車前など、車検証がお手元にない場合は、売買契約書などで確認することができます。
また、中古車の場合の年式は、最初の所有者による登録(検査)年月になります。

並行輸入車の年式について

並行輸入車とは、正規ディーラーを通さずに、海外から個別で輸入された車のことです。

そのため、状況によっては海外で数年間使用されていた車が、日本に輸入されるケースもあります。この場合は、海外での使用された期間によって、車が製造された年と日本で初めて登録された年にズレが出ることもあります。

モデルイヤー(北米において、製品が製造された年を大まかに表すために使われる年)を確認できれば問題ないですが、並行輸入車を購入する場合など、事前にチェックしておくとよいでしょう。なお、ごくまれに日本車でも未登録期間があった車で、同様のケースが発生することもあるようです。

モータージャーナリスト 竹岡 圭

海外で製造される輸入車は、製造されてから日本に届くまでに日数がかかるため、イヤーモデルと呼ばれる製造年と初年度登録年月が変わってくることがあります。
イヤーモデルで車の装備が違ったりすることが多いので、購入する際にはそのあたりの確認もしておきましょう。

車の年式と車両保険の関係

自動車保険の「車両保険」は、事故はもちろん、車の盗難、いたずらでキズをつけられたなど、被害を受けた自分の車を守る保険です。

車両保険を契約する際には、まず「車両保険金額」を決定する必要があります。

車両保険金額は自由に金額を設定するのではなく、契約する車両の年式や種類による車の時価(市場で販売されている価格)を目安に決定されます。

選べる範囲(例:120万〜150万円)が決められ、チューリッヒの場合はその保険金額の範囲から5万円刻みで保険金額を選ぶことができます。

これは、保険金の「支払限度額」のことです。

年式が古すぎると車両保険を付帯できないこともある

車両保険の設定金額は、車の価値によって異なるため、保険会社にとって年式は重要な指標となります。通常は、年式が古いと評価額が下がり、保険の設定金額も低くなります。年式=初度登録年月によって保険料が異なるということです。

つまり、車両保険における自動車の価値は、年式が影響を与えているのです。
そのため、年式の古い車で事故を起こし修理が必要になった場合、支払われる保険金よりも修理費用の負担のほうが多いということもあります。

また中古市場で人気があって高値で取り引きされている車でも、車両保険での自動車の価値は減価償却により年々減少します。走行距離にもよりますが、新車登録から一定年数経過していると場合によっては、車両保険を付帯できない場合があります。

車両保険加入の際は、年式による車の価値(車の評価額)を確認しておくことがポイントです。

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古い年式の車は増税傾向に

車を所有していると維持費を含めさまざまな費用がかかります。自動車にかかる税金の負担も気になるところです。
年式が影響するのは、車を保有することにかかる「自動車税」と、車検時にかかる「自動車重量税」の2つです。

地球温暖化が深刻化しているなか、排出ガスが多く地球環境への負荷が大きい車の税負担を重くし、環境負荷の小さい車には税制優遇をするため、年式がかかわってくるのです。

具体的には、新車登録から13年以上経った古い年式の車が増税対象になっています。

一方、近年増えている、プラグインハイブリッド車、電気自動車などの環境性能に優れた車は、エコカー減税の対象となります。

自動車税、自動車重量税が減税されます。

車にかかる税金 納付先 納付時 適要
消費税 自動車購入時
車検時
10%の課税
環境性能割 市町村 自動車購入時 乗用車:取得価格×0〜3%
軽自動車:取得価格×0〜2%
自動車税/軽自動車税
*自動車税種別割(グリーン化特例)
市町村 年に1度 乗用車:排気量に応じて課税
軽自動車:定額
自動車重量税 新車登録時および車検(継続検査)時 乗用車:車両重量0.5tごとに課税
軽自動車:定額

もちろん、年式の古い車をメンテナンスしながら大切に乗るという選択肢もあります。
しかしランニングコストを考えるならば、年式の古い車にかかるメンテナンス費用、環境負荷の大きい車に対する重税化で、車両保険を付帯できない場合もあります。

中古車選びの際には、これまで以上に年式を意識する必要があるでしょう。また中古車は同じ年式の同じ車種でも、品質や性能などの程度は同じではありません。

まとめ

車の年式とは、初度登録年月のことです。
車の年式を調べる際には車検証を確認し、上部に記載のある初度登録年月の欄を確認しましょう。

年式が古い車の場合、車両保険金額の設定額が低くなり、年式によっては車両保険に加入できない場合もあります。新車登録から13年以上経過したガソリン車は、税金が高くなるなど維持費の負担が大きくなるため、中古車選びの際には年式をチェックするとよいでしょう。

※記載の情報は、2024年3月4日時点の内容です。

車の年式のよくあるご質問

Q車の年式は、どうやって調べられますか?
A車検証の初度登録年月の欄に、記載されている年月が車の年式です。軽自動車の場合は、初度検査年月が初度登録年月になります。
Q車の年式と車両保険は、どう関係しますか?
A一般的に車の年式が古くなれば、車の価値は下がるため、車両保険金額の設定額も低くなります。また、古い年式の車の場合には車両保険を付帯できないケースもあります。

※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。

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本記事内で紹介しているチューリッヒの自動車保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。

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