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ディーゼル車のメリットとデメリットとは?税金や燃費などガソリン車との違いを説明

更新日:2022年8月25日

公開日:2019年11月1日

ディーゼル車はガソリン車よりも燃費がよく、パワフルな走行に適している車です。環境汚染が問題となったことでクリーンディーゼル車が開発され、エコカーの減税対象にもなっています。

ディーゼル車は燃料代を安く抑えられる一方、今後は規制が増えて維持費が高くなる傾向にあるため、ディーゼル車オーナーの方や購入を検討している方は注意が必要です。

この記事ではディーゼル車のメリットやデメリット、維持費や今後の規制についてご説明します。

ポイント

  • ディーゼル車はガソリン車よりも燃費がよい車です。
  • ディーゼル車の規制が強化される予定なので、維持費や規制内容を把握しましょう。

ディーゼル車とは

ディーゼル車とは、軽油を燃料とするエンジンを搭載した車です。軽油は着火性がよく、ガソリン車より燃料費が安いという特長があります。

燃料の効率がよいディーゼル車ですが、大気汚染物質の排出が問題となっていました。一部の都市ではディーゼル車の走行に規制がかかり、有害物質の排出量が少ないディーゼルエンジンの車として開発されたのが「クリーンディーゼル車」です。

クリーンディーゼル車は、環境保護を考慮して開発された車で、次世代のエコカーとして評価されています。従来のディーゼル車と同様にエンジンの耐久性が高く、加速性がよい車です。

ディーゼル車とガソリン車の違い

ディーゼル車とガソリン車を比較すると、以下のような違いがあります。

比較項目 ディーゼル車 ガソリン車
燃料 軽油 ガソリン
燃費 ガソリン車に比べて燃費がよい ディーゼル車に比べて燃費が悪い
走行性能
(トルク)
低速でも強いパワー 高速走行時の加速が安定
車体価格 高い ディーゼル車より安い
着火方式 圧縮熱で自然着火 スパークプラグで着火
エンジン 発火しやすい 発火しにくい
維持費 燃料費:安い
メンテナンス費:高い
燃料費:高い
メンテナンス費:低い

ディーゼル車とガソリン車の大きな違いのひとつにスパークプラグの有無があります。スパークプラグは、ガソリンを燃焼させるために必要な部品です。ディーゼル車はガソリン車の燃焼方法と異なり、スパークプラグがありません。

ガソリンエンジンは、空気と燃料をシリンダー内で圧縮し、スパークプラグの火花で着火させます。一方ディーゼルエンジンは、シリンダー内の圧縮した空気に燃料(軽油)を吹きかけて自然着火させるという違いがあります。

ディーゼルエンジン 軽油:引火しにくく発火しやすい ガソリンエンジン ガソリン:引火しやすく発火しにくい

ディーゼル車のメリット

ディーゼル車には、以下のようなメリットがあります。

  • 燃費がよく、燃料代が安い
  • 加速性がよく、坂道でもパワフルに走行できる

燃費がよく、燃料代が安い

ディーゼル車は、ガソリン車よりも燃費がよいのが特長です。ガソリンと軽油の1リットルあたりの価格を比較すると、軽油は約20〜30円安く売られていることが多く、燃料代が抑えられるメリットもあります。

<例>ディーゼル車とガソリン車の燃費比較(マツダ 「MAZDA2」の場合)
ディーゼル車
(XD 2WD 6EC-AT)
ガソリン車
(15C 2WD 6EC-AT)
使用燃料 軽油 無鉛レギュラーガソリン
JCOBモード燃費 24.2km/L 21.8km/L
WLTCモード燃費 21.6km/L 20.3km/
WLTCモード燃費
市街地モード(WLTC-L)
18.1km/L 16.5km/L
WLTCモード燃費
郊外モード(WLTC-M)
21.3km/L 20.4km/L
WLTCモード燃費
高速道路モード(WLTC-H)
23.8km/L 22.5km/L

加速性がよく、坂道でもパワフルに走行できる

ディーゼルエンジンは熱効率がよく、加速性能に優れています。ガソリンエンジンの場合、トルク(エンジンの回転により発される力)が最も力を発揮するのは4,000〜5,000回転しているときであるのに対し、ディーゼルエンジンの場合は2,000〜2,500回転の低回転時でも最大トルクに達します。トルク自体がガソリン車よりも大きい点も特長のひとつです。

ディーゼル車は、坂道や追い越し時に大きく踏み込まなくても、パワフルに走れるうえ、スムーズな加速ができる車です。

ディーゼル車のデメリット

ディーゼル車には、以下のようなデメリットがあります。

  • 車体価格が高い
  • メンテナンス費用が高い
  • 寒冷地での燃料が凍結する可能性がある
  • 年式が古くなると自動車税が高くなる
  • 減税制度の廃止・規制が強化される傾向にある

車体価格が高い

ディーゼル車はガソリン車と比べて車体価格が高い傾向にあります。ディーゼル車は高圧縮比に耐える強度と機密性が必要であり、製造コストが多くかかるためです。車種にもよりますが、ガソリン車より数十万円高いと思っておくとよいでしょう。

メンテナンス費用が高い

ディーゼル車はガソリン車に比べて、オイル交換を頻繁に行う必要があります。
また、タンクの中の「アドブルー」も同じタイミングで交換するとよいでしょう。車の使用中に不足した場合、急にエンジンが止まることはないですが、エンジンを切ると再始動できなくなります。

メーカーやモデルによって異なりますが、ガソリン車の場合7,500km〜15,000kmでオイルを交換するのに対し、ディーゼル車はエンジンに負担がかかる運転の場合、5,000km程度で交換するのが目安です。

寒冷地での燃料が凍結する可能性がある

ディーゼル車の燃料である軽油は低温環境下での流動性が低く、凍結する可能性があります。あたたかい時期や運転中は心配しなくても問題ありませんが、寒い時期に長時間駐車する場合は注意が必要です。

寒冷地の給油スタンドで販売されている軽油は、凍結防止用の添加剤が入っていることが多いです。あたたかい場所から寒冷地に向かうときは道中と現地で給油し、地域に合った軽油が燃料タンクに入っているようにして凍結を防ぐ必要があります。

年式が古くなると自動車税が高くなる時期が早い

2022年現在、ガソリン車よりもディーゼル車のほうが、自動車税の負担が増えるタイミングが早いです。ガソリン車は新車登録後13年経つと税率が重くなりますが、ディーゼル車は新車登録後11年経過で自動車税が高くなります。

ディーゼル車を新車で購入してから11年以上所有する場合は、ガソリン車よりも税制面で不利になるので注意しましょう。

減税制度を廃止する動きが進む

従来のクリーンディーゼル車はエコカー減税の対象に含まれていました。しかし、経済産業省は、「令和3年度税制改正 (車体課税の延長・見直し)」で、クリーンディーゼル車が2023年度からエコカー減税の対象外となることを発表しています。

グリーン化特例からも除外されることになっており、税制上のメリットがなくなっていくことが予想されます。

ディーゼル車にガソリンを入れた場合の対処法

ディーゼル車は軽油で走る車ですが、誤ってガソリンを入れた場合、燃料噴射ポンプの破損などを起こしてしまいます。

セルフ式ガソリンスタンドで給油する際は、給油ノズルの色の確認を徹底しましょう。給油ノズルの色は法令で定められており、レギュラーガソリンは赤、ハイオクガソリンは黄、軽油は緑です。

ただ、「軽油」を選択し「レギュラー(赤)」のノズルで給油しようとしても燃料はでないことがほとんどです。そのため、ご自身が設定する際に、燃料を間違えないようにすることが大切です。
もしディーゼル車にガソリンを入れてしまった場合、ガソリンを入れたことに気付くタイミングによって、とるべき行動は以下のようになります。

走行する前に気付いた場合

走行する前にガソリンを入れたことに気が付いたら、すぐに燃料を抜いてタンクを洗浄しましょう。ガソリンスタンドのスタッフやロードサービスに相談し、エンジンを始動させないようにしてください。エンジンがかかったとしても、排ガスに白煙が混じって噴射ノズルや燃料ポンプが故障してしまう可能性があります。

走行しはじめて気付いた場合

走行してからガソリンを入れたことに気が付いた場合は、他車の走行を妨げない場所に車を移動してすぐにエンジンを切り、レッカーでの運搬を依頼しましょう。ロードサービスを事前に把握しておくと、スムーズに対応できます。

レッカー車とは。レッカーサービスの作業内容やレッカー代

ディーゼル車の規制強化と今後の流れ

2022年現在に決定しているディーゼル車への規制や今後の予想される動きは以下の通りです。

  • 基準を満たさないディーゼル車の運行禁止
  • 【2024年】クリーンディーゼルの減税措置廃止
  • 【2035年】ディーゼル車新規販売中止の可能性
  • 【2050年】ディーゼル車使用不可の可能性

基準を満たさないディーゼル車の運行禁止

東京都や神奈川県など一部自治体では「ディーゼル車規制条例」を定め、「粒子状物質排出基準」を満たさないディーゼル車の運行を禁止しています。国では、「自動車NOx・PM法」というディーゼル乗用車排出物質規制の法律を設けています。「自動車NOx・PM法」の対象地域は首都圏、近畿圏、愛知・三重圏の大都市圏です。

規制地域で基準を満たさないディーゼル車を走らせ、運行禁止を命じられても従わなかった場合、罰則を課せられる可能性があります。他府県ナンバーの車も規制地域への乗り入れは規制対象となるため、注意が必要です。

【2024年】クリーンディーゼルの減税措置廃止

クリーンディーゼル車はエコカー減税の対象でしたが、2023年度末にはクリーンディーゼルの減税措置が廃止される予定です。クリーンディーゼル車の減税廃止までの流れは以下の通りです。

2021年5月〜
2022年4月末
2022年5月〜
2023年4月末
エコカー減税 免税(初回車検のみ) 「2020年度燃費基準」を達成した車のみ免税・非課税
環境性能割 「2020年度燃費基準」を達成した車のみ非課税 「2020年度燃費基準」達成、「2030年度燃費基準※」60%達成した車のみ免税・非課税

※経済産業省と国土交通省が定める、地球温暖化対策のために将来達成しなければいけない車の平均燃費の基準値

【2035年】ディーゼル車新規販売中止の可能性

2021年1月に開かれた第204回国会の施政方針演説で、菅義偉首相(当時)は、「2035年までに、新車販売で電動車100%」を目指すことを発表しました。電動車とは、電気自動車やハイブリッド車を指し、ガソリン車やディーゼル車は2035年までに新車販売の終了を目指す動きとなっています。

政府が「新車販売で電動車100%」を目指す背景には、パリ協定があります。パリ協定は地球温暖化対策の国際的な枠組みで、「世界共通の長期目標として2℃目標の設定。1.5℃に抑える努力を追求すること。」(引用:外務省)を目標に掲げています。

【2050年】ディーゼル車使用不可の可能性

上述したパリ協定の「1.5℃目標」実現のためには、脱炭素社会を実現する必要があります。脱炭素社会を目指すため、2020年10月の臨時国会において、「2050年カーボンニュートラル宣言」が発表されました。「2050年カーボンニュートラル宣言」は、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする施策です。

「2050年カーボンニュートラル宣言」の実現に向けた動きが加速することで、ディーゼル車やガソリン車の販売は縮小すると想定されます。2050年にはディーゼル車やガソリン車が使用できなくなる可能性もあります。

ディーゼル車に安く乗り続けるためには自動車保険の見直しが大切

ディーゼル車の規制は強化されつつあり、車の維持費の負担も増えています。ディーゼル車に乗り続けたい方は、自動車保険の見直しをすると維持費を抑えられるかもしれません。 自動車保険を見直す例として、以下が挙げられます。

  • 「代理店型」から「通販型(ダイレクト型)」にする
  • 「ワイドカバー型」から「限定カバー型」にする
  • 運転者条件で補償対象を絞る

保険料の見直しの詳細を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

自動車保険を安くする方法とは?保険料が高い理由と見直しポイントを解説

ディーゼル車は規制強化の傾向にある!乗り続けるためには工夫が必要

ディーゼル車のメリットやデメリット、規制についてご説明しました。

ディーゼル車はガソリン車より燃費がよく、パワフルに走れるという魅力がある一方で、メンテナンス費用が高かったり、年式によって自動車税が高くなったりするデメリットもあります。ディーゼル車の規制が強化されつつあり、新車の販売も縮小される見込みです。

ディーゼル車のデメリットを理解しつつ、今後の動向を見守りましょう。

高橋 満

燃費の良さや燃料代の安さなどメリットが大きいディーゼル車ですが、ガソリンエンジンに比べて音や振動が大きいという特徴もあります。ただ、開発時にネガティブな面を減らす対策を施してある車も多いので、購入前に試乗してどちらが自分好みか検討することをおすすめします。

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ディーゼル車のよくあるご質問

Qディーゼル車にガソリンを入れてしまったらどうすればいい?
A

絶対に走行せず、燃料を抜いてタンクを洗浄し、ガソリンと軽油を入れ替えてください。既に走行している場合は車を止め、レッカーで運搬しましょう。ガソリンを入れたまま走り続けていると、噴射ノズルや燃料ポンプが故障します。

Qディーゼル車は将来的に乗れなくなるの?
A

ガソリン車と共に規制される可能性が高いです。
日本政府は環境対策の一環として「2035年までに、新車販売で電動車100%」を目標に掲げており、ディーゼル車とガソリン車の新車販売は2035年までに終了する方針です。

※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。

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