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バンパー(フロント)の塗装の擦り傷や割れ・へこみの修理・補修・交換費用

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バンパー(フロント)の塗装の擦り傷や割れ・へこみの修理・補修・交換費用

自動車の前部と後部には、衝突の際の衝撃を緩和することで車体や乗員を守る部品「バンパー」が取り付けられています。前部はフロントバンパー、後部はリアバンパーと呼びます。
自動車が避けられない衝突を真っ先に受ける部分として、緩衝の役割を担うバンパーですが、その修理・補修・交換方法やかかる費用をご紹介します。
まずバンパーの構造・役割についてご説明します。

バンパーの構造と役割

バンパーの構造と役割

最近の自動車のバンパーのほとんどは合成樹脂製で作られ、車体と独立しているものや、バンパーが車体の樹脂パネルと一体に成型されているものが多くを占めています。ウレタン樹脂で一体成型されたバンパーは、軽い衝撃ならばそれ自体の弾力で元に戻る性質があります。
近年は、前面のボンネットから下のパネルをすべて樹脂で一体成型するデザインが流行しており、フロントバンパーの下部には高速走行時に空気の流れを整えて車体下の空気抵抗を減らすスポイラーという部品がつけられていることも多くあります。また、ミニバンなどのリアドアがある車種では、リアバンパーは完全に車体と一体化した形で作られています。
このようなボディ構造の自動車では、パネルは車体にはめこみの形で取り付けられ、バンパー部分を車体側から支える「ステー※」と呼ばれる部分が衝突の力でつぶれ、衝撃を吸収する構造になっています。また、輸入車や日本車の海外工場生産車の一部では、バンパーの取り付け部分に金属骨格と緩衝材を入れて、衝突の衝撃を機械的に吸収させるように作られているものもあります。「15キロ以下で衝突された場合ならば、バンパーの形状は自動的に元に戻る」といった性能を誇るものもあります。
さらに近年は、歩行者と衝突した際に衝撃のダメージを小さくするために、バンパーを含む前面パネルやボンネットが変形するように設計されており、バンパーの構造や役割は時代とともに多様になっています。また部品の中でも変化が大きい分野だと言うことができます。

  • ステー:機械や構造物の一部の強度を補強する部材のこと。

バンパー塗装の擦り傷などの修理・補修・交換

バンパー塗装の擦り傷などの修理・補修・交換

上の画像は、前部右角を軽く接触し、樹脂製のバンパーの塗装に擦り傷がついた状態のクルマです。バンパーの下部から手前に突き出しているように見える黒い部品が、走行時に車体床下の空気の流れを整えるスポイラーです。

ではバンパーの塗装の擦り傷や割れなどの修理はどのように行われるのでしょうか。実際に物損事故やいわゆる「擦ってしまった」という状況では、本来自動車全体へのダメージを緩和する役割であるバンパーが損傷することはよくあることです。

バンパーの着脱

バンパーの深い傷、あるいはへこみ傷など、損傷の程度によってはバンパーを車体から着脱しなければならない場合もありますが、かすり傷など表面を研磨して修理・補修できるような場合は着脱しないですむこともあります。一方、最近の自動車の機能とデザインの傾向から、着脱しないと塗装の段階でうまく仕上がらないこともあり、また全体として着脱して修理をしたほうがキレイに仕上がりますので、バンパーの着脱は一般的な傾向です。ただ着脱だけでも修理工程の費用が多少かさみますので、傷の度合いと修理工程などはよく把握しておきましょう。

バンパーの傷の種類と修理・補修方法

バンパーの傷の種類と修理・補修方法

クルマの表面はボディの保護とツヤ出しなどの役割を担う「クリア層」と、その下のカラー塗装からなる「カラー層」、そしてボディのサビ止めとして機能する「下地層」、この3つの層から構成されています。頻繁に傷のつきやすいパーツであるバンパーの傷ですが、この3層のどこに達した傷であるのかを把握すれば、自ずとその修理・補修方法、そしてその修理・補修にかかる費用の概算が見えてきます。

クリア層の傷
クルマの最上表面を傷つけただけなので、この場合、「コンパウンド」と呼ばれる液状の研磨剤で表面をなだらかにすることができます。この場合、傷を消すことはできますが、傷を埋めることはできません。あくまでも傷とその周辺を目立たなくする修正です。

カラー層の傷
カラー層に至った傷に関しても「コンパウンド」で修正が可能な場合もありますが、色塗装する必要がある場合は基本的に下地処理材も塗装します。

下地層の傷
下地層にまで至った傷は、その下のボディの金属、あるいは樹脂を傷つけていなければ、下地処理材と色塗装の修理ですみますが、その下に達している深い傷がある場合は、ボディの金属部分あるいは樹脂部分を削る必要があります。この場合、ボディが薄くなってしまわないようにパテを使用することもあります。

裂傷
バンパーが割れてしまった場合は、基本的に部品交換となります。最近の自動車のデザインに多く見られる特徴として、バンパーが車体から独立していない場合が多く、車体と外板パネルとが一体構造となっています。この場合、新しい部品と車体とのあいだに微妙な色調の違いが出てくることがあるため、新しい部品を実際のボディの色調に合わせて塗装します。これを「色合わせ」と呼んでいます。

バンパーの修理・補修・交換費用

バンパーを着脱せず部分塗装なのか、バンパーを着脱して部分塗装あるいは全体塗装するのか、また部品の交換を行うのか等々、ケースバイケースで料金もまちまちですが、一般的相場では2万〜7万円といわれています。ただ、ディーラーを通した場合はさらに仲介料金がかかるので、それ以上の価格となる可能性があります。

修理費は車両保険を使用する?それとも自費で修理する?

修理費は車両保険を使用する?それとも自費で修理する?

問題は、どの程度の修理になるかということです。受けた衝撃が比較的小さい場合、バンパーだけか、あるいはバンパーを支えるステーの交換など、損傷を前提として設計されている部品の交換だけですむこともあり、その場合、修理費は比較的安価である場合が多いのです。
このような場合、「加入している車両保険を使うかどうか」の判断に一考が必要です。車両保険を使った場合、今後の保険料の支払額に影響し、修理費を全額自費で支払うよりも結果的に費用がかさむ場合があるからです。

車両保険を使う前の判断のポイント

実際にバンパーが損傷してしまった場合、車両保険を使うかどうかは迷うところです。
理由は、「車両保険を使う場合、等級が下がる」という点です。個人向けの自動車保険は「ノンフリート等級」という制度で運転者の事故の履歴を管理し、運転者の事故リスクを評価しています。事故リスクの高さは1等級から20等級まで区分されており、保険契約の年度で事故がなければ、次の契約年度では1つ上の等級に自動的に上がりますが、事故で保険金の支払いを受けることになった場合、この等級が3等級引き下げられます。さらに、「事故あり」として割り増しの保険料率が3年間適用となり、保険料が高くなる場合があります。

安全安心なカーライフを維持するために、ぜひ車両保険を使うか、自分で修理費用をまかなうか、次の3点を確認して保険会社に相談しましょう。

  1. 現在の契約で支払っている保険料
  2. 現在の等級(これらは保険証券に記載されています)
  3. 確定した(あるいは見込まれる)修理代金
  4.             

※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。

※チューリッヒの自動車保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒの自動車保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。

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