京葉道路は、その名の通り東京と千葉をつなぐ道路で、日々多くの人に利用されている有料道路です。
交通量の多さから混雑や渋滞が発生しやすく、料金体系が複雑な路線でもあります。
京葉道路をスムーズに通行するためには、事前に料金や渋滞などの交通状況を調べておくと安心です。
本記事では、京葉道路の料金や渋滞しやすいポイント、交通状況の調べ方などについてご説明します。
京葉道路は、東京都江戸川区一之江を起点とし、市川市、船橋市、習志野市などを経由して千葉市中央区浜野町に至る全延長37kmの一般有料道路です。
2019年度の1日あたりの通行台数は、284,381台とNEXCO東日本が管理する道路の中でも屈指の交通量を誇っています。
国土交通省が発表した2018年の「高速道路の交通状況ランキング」によれば
になるなど、交通量の増加に伴い、渋滞が発生しやすい道路となっています。
京葉道路は、区間をA〜Fまでの6つに分けて、各区間を走行した場合の料金が設定されています。
しかしながら、上り方面の篠崎IC〜京葉市川IC、花輪IC〜武石ICの間、下り方面の幕張IC〜武石ICには料金所が設置されていないため、無料で通行できる区間が存在しています。
したがってNEXCO東日本が公開している料金表と実際の料金に差が出てくることがあるのです。
京葉道路は、ETC割引の対象とはなっていません。
首都高速から連続利用で京葉道路を走行する場合にも、ETC割引は適用されません。
しかし、地域内利用で京葉道路のA区間とB区間のみを利用する場合には、ETC割引が適用されます。
また、ETC割引対象外の場合であっても、ETCマイレージサービスに登録されたETCカードで料金の支払いを行う場合には、京葉道路についても、マイレージポイントが付き、還元額を利用することができます。
交通量の多い京葉道路では以下が特に渋滞しやすい箇所となっています。(2020年10月執筆現在)
上り線の穴川IC付近は、平日・土日祝日問わず渋滞が発生しています。
時間帯としては、午前6時から7時、午後2時から7時までです。特に午後4時から6時の間に渋滞が発生しやすくなっています。
サグ部や貝塚IC付近のカーブにおける速度低下などが渋滞の原因です。
下り線の船橋料金所付近では、平日と土曜日の渋滞が目立ちます。
午前6時から午後1時、午後5時から7時が特に渋滞しやすい時間帯となっています。
渋滞の原因は、船橋料金所の車線の減少、料金所の混雑、花輪IC付近での上り坂やカーブでの速度低下です。
下り線の穴川中IC付近は、年間を通して平日、土曜に渋滞が発生しています。
午前6時から12時までが最も渋滞しやすい時間帯となっています。
サグ部での速度低下や穴川ICでの車線減少、穴川ICからの合流、貝塚ICへの分流が渋滞の原因となっています。
京葉道路の渋滞対策の一環として、2020年8月4日から京葉道路上り線の武石ICから船橋IC、千葉東JCTから貝塚IC、千葉東金道路上り線の千葉東ICから千葉東JCTの区間において付加車線の運用が開始されました。
付加車線の運用により区間全体の交通容量が増加すること、各ICからの合流時の車線変更がスムーズに行えることなどにより、渋滞の緩和、交通の定時性・安全性が向上すると期待されています。
西日本高速道路サービス・ホールディングスが運営するウェブサイト「i High Way ハイウェイ交通情報」でも、京葉道路の渋滞や規制などの交通情報を調べることができます。
西日本高速道路サービス・ホールディングス 「i High Wayハイウェイ交通情報」
道路交通情報センターのウェブサイト「道路交通情報Now!!」でも、渋滞や事故などの情報を確認することができます。
また、道路交通情報センターでは電話での問い合わせにも対応しています。
道路交通情報センター 「道路交通情報Now!!」
京葉道路は、東京都江戸川区から市川市、船橋市などを経て千葉市中央区までを結ぶ一般有料道路です。
京葉道路の料金体系は複雑になっており、無料で通行できる区間があり、ETC割引が適用される区間や条件なども決められています。
また、交通量の増加などによって渋滞も発生しやすくなっているため、渋滞緩和を目的に付加車線が設置されました。
お出かけ前にはウェブサイトなどから京葉道の渋滞状況など、交通情報を確認しておくと安心です。
最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をぜひご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。
※記載の情報は、2020年10月時点の内容です。
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