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車のキーシリンダーの交換費用と交換方法は?

車のキーシリンダーの交換費用と交換方法は?

長年車を使用していると、鍵と鍵が差し込まれるキーシリンダーが劣化してきます。車のキーシリンダーはドアだけでなくエンジンをスタートさせるときのイグニッションにもあるので、劣化した場合や鍵を紛失した場合は交換する必要があります。キーシリンダーの交換はどのようにすればいいのでしょうか。

車のキーシリンダーがある場所

車のキーシリンダーがある場所

キーシリンダーとは車のどの部分にあるのでしょうか。

鍵により開閉するドア

鍵により開閉するドア

キーシリンダーは主にドアの開閉を行う場所にあります。運転席や助手席のドア、バックドア、トランクのふたであるトランクリッドに付いています。

エンジンのイグニッションキー

エンジンのイグニッションキー

車のエンジンをかけるとき、かつてはエンジンキーを差して回すタイプの車が主流でした。エンジンキーを差した奥にエンジンを動かすイグニッションキーシリンダーがあり、エンジンを動かすための重要な役割をしています。
エンジンをかけるためのイグニッションスイッチはキーシリンダーの部分に「LOCK、ACC、ON、START」の表記があります。

LOCK(ロック):鍵を抜き、駐車するときの位置。ハンドルが固定される
ACC(アクセサリー):エンジンを切っていても、ラジオやステレオなどが使える
ON(オン):すべての電気系がオンの状態で、通常は走行モード
START(スタート):エンジンを始動するときの位置。手を離すとONの位置に戻る

キーシリンダーの交換が必要となるとき

キーシリンダーの交換が必要となるとき

では、キーシリンダーを交換しなければいけないのはどんなときでしょうか?

スペアキーを使っても鍵が回らない(キーシリンダーの劣化)

単純に鍵自体がすり減って劣化してしまっている場合も、鍵が回らなくなります。スペアキーで鍵が回るのであれば、キーシリンダーの交換は必要がなく、鍵を作製すればすみます。しかし、スペアキーを使っても鍵が回らなくなっている場合はキーシリンダーの消耗が考えられ、キーシリンダー交換が発生します。

車の鍵が盗難にあった、失くした

自宅などの鍵が盗難にあった場合と同様、車の鍵が盗難にあった場合もキーシリンダーと鍵を交換しましょう。同じ鍵を使い続けていると車の盗難事故にあう危険性があります。
たとえスペアキーがあったとしてもキーシリンダーごと交換した方が安全です。

鍵やキーシリンダーが劣化したときだけでなく、盗難など車の鍵のトラブルがあった場合は、キーシリンダーごと交換することがおすすめです。

  • 車の鍵を失くして困ったときの対処法はこちら

キーシリンダーの交換費用はどれくらい?

キーシリンダーの交換費用はどれくらい?

キーシリンダーの交換費用の相場

キーシリンダーの交換費用は車種、鍵の種類、依頼する業者によっても異なります。
一般の乗用車でキーシリンダーを交換するときの相場は部品代と工賃込みで1ヵ所に付き1万円から2万円程度のようです。
通常は車に付いているキーシリンダーを全部交換することになるので、一式交換した場合は最低5万円から10万円程度はかかることになります。
もちろんキーシリンダー本体の値段は車種によって違い外国車や高級車はより高価になるので、交換費用も一般の乗用車に比べて高くなります。高級車の場合は1ヵ所の交換で3万円から6万円かかり一式交換では最低でも15万円程度はかかるとみてよいでしょう。

またキーレスキーやイモビライザーなどの機能が付いたキーシリンダーの場合も高くなります。

キーシリンダーを交換する際の注意点

キーシリンダーの交換はディーラーや修理工場などでしてもらえます。また鍵の専門業者でも取り換えに対応してもらえます。
とはいえ、キーシリンダーを交換するときはディーラーをはじめいくつかの業者に問合わせをしたほうがいいでしょう。店舗によっては車種に合うキーシリンダーが無い場合もあります。また車種によってはディーラーでないとキーシリンダーの交換が不可能な場合もあります。いくつかの業者に問い合せをし、確実に交換ができるかどうかを確認しましょう。

費用を抑えて交換する方法

車に付いているキーシリンダーを一式交換すると一般の乗用車でも5万円以上はかかるなど、相応の交換費用がかかってしまいます。しかし方法によってはもっと費用を抑えることは可能です。

イグニッション部分だけを取り換える

たとえばイグニッションに不具合が生じたときはイグニッションだけを交換し、ドアの鍵とイグニッションキーの2つを持つようにすれば費用を抑えることができます。

自分でキーシリンダーの交換をする

キーシリンダーは自分でも交換できます。ただドアの内張を取り外す必要のある車種、取り外す必要のない車種もあるなど、車種によって交換にかかる手間は大きく違ってきます。どちらにせよレンチなどの専門用具も必要であり、場合によると車を傷つけることにもなりかねないので、経験のない人は専門業者にお願いした方がよいでしょう。

まとめ

まとめ

近年はスマートキー、イモビライザーキーなどの普及が進んでいますが、鍵を鍵穴に差し込むタイプのものは、経年使用により、鍵のすり減り、キーシリンダーの劣化、消耗がおこります。
また、ドアシリンダーの場合、車上荒らしに鍵を壊されてしまうということもあります。
スペアキーでも鍵が回らなかったり、鍵の盗難・紛失をしたりした場合は、ディーラーなどにキーシリンダーごと交換する必要があるのかどうかを確認するようにしましょう。

最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。

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