運転免許証の更新は、すべてのドライバーにとって定期的にやってくる大切な手続きのひとつです。警察署でも運転免許証の更新はできるのでしょうか。運転免許証の更新や住所変更について、警察署などの手続き場所や受付時間、更新の流れなどご説明します。
※2024年2月現在
東京都を例に、指定警察書における運転免許の更新についてご説明します。
まずは、受付時間や更新における注意点を見ていきましょう。
東京都には、「運転免許試験場」「運転免許更新センター」「指定警察署」という3種類の免許更新の手続き場所があります。
ただし、ここで気をつけたいのは免許の更新は更新時講習の区分によって、手続きできる場所が異なるという点です。
指定警察署で免許更新の申請ができるのは
となります。
指定警察署での更新が可能かどうかは、更新時期が近づくと送られてくる「運転免許証更新連絡ハガキ」で確認しましょう。
ただし東京都の島部では、更新時講習の区分に関係なく申請できます。詳しくは各島部警察署にお問合わせください。
次に、免許を更新する際の受付時間について見てみましょう。
東京都では田園調布警察署、世田谷警察署など全12ヵ所、島部は大島警察署、新島警察署など全5ヵ所の指定警察署で免許更新手続きを受け付けています。
すべての指定警察署において受付時間は、以下の通りとなっています(2024年2月現在)。
平日:午前8時30分〜午後4時30分まで
(午前11時30分〜午後1時00分までを除く)
※土・日・祝・年末年始(12月29日〜1月3日まで)は、免許証更新業務を行いません。
その他手続き場所などの詳細は、警視庁のウェブサイトで調べることができます。
こちらはあくまでも、東京都の場合です。受付時間は都道府県によっても異なります。
最寄りの道警・府警・県警のウェブサイトなどで確認しましょう。
次に住所変更や更新時講習、免許証用の写真など気になるポイントについて見てみましょう。
免許の更新手続きに合わせて、住所変更などの「記載事項変更」を行うことも可能です。
その際は住民票の写しやマイナンバーカード(個人番号カード)など、記載事項変更に必要な書類もあわせて持参しましょう。
ただし、道路交通法第94条では、住所変更があった場合には「速やかに」届け出るよう定められています。
引越しなどをした場合は更新時期を待たずに、なるべく早く最寄りの警察署で住所変更手続きを済ませておきましょう。
運転免許の更新時講習とはどのような内容で、どの程度の時間がかかるものなのでしょうか。指定警察署での免許更新に該当する、講習について見てみましょう。
違反やケガのある事故を起こさず、継続している免許の期間が5年以上の方です。そのうえで、70歳未満の方が「優良運転者」となります。
道路交通法の改正などを中心とした内容で、講習時間は30分程度です。
70歳以上のドライバーを対象とした講習で、運転免許更新の前に別途受講しておかなければなりません。
講習内容は座学・運転適性検査で60分、実車60分の計2時間です。
高齢者講習の詳細については、警視庁のウェブサイトをご覧ください。
運転免許証用の写真は手続き場所で係員に撮影してもらえるため、特に持参する必要はありません。
東京都では、持ち込み写真による手続きができるのは府中・鮫洲・江東の運転免許試験場のみとなっています。東京都の指定警察署では、持ち込み写真による免許証の更新発行はできません。
また、持ち込み写真による運転免許証の更新は作成が必要なため、通常よりも時間がかかります。
運転免許証の適正写真には、
などさまざまな条件があります。
免許証用の写真については、警視庁のウェブサイトを参考にしてください。
次に免許更新について、具体的な流れや所要時間の目安を見てみましょう。
指定警察署での免許更新を行う場合、免許交付までの流れは以下の通りとなります。
↓
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連休明けの日は大変混み合うことが想定されますので、時間に余裕をもって出かけましょう。また東京都の指定警察署では、即日交付となっています。他道府県の場合は、手続場所や講習内容によって異なる場合があります。事前に確認しておきましょう。
ここでは、免許更新の話題でよく耳にする「ゴールド免許」についてご説明します。
ゴールド免許とは、運転免許証の更新区分のひとつである優良運転者に交付される免許証です。
帯の色がゴールドになっているものを指します。
優良運転者は、免許更新手続きにおいてさまざまなメリットがあります。
このように、ゴールド免許の方は、費用や手続き時間、アクセスなどの面において他の場合と比べて効率よく免許更新を行うことができます。
今回は運転免許証の更新について、東京都の指定警察署での手続きを例にその概要やポイントを見てきました。優良運転者=ゴールド免許の方は、最寄りの警察署で手続きが行えるだけでなく、費用や時間面においてもさまざまな利点があります。
免許更新手続きの煩雑さや余計な負担を避けるためにも、交通法規や運転マナーをこれからも遵守し、安全で快適なカーライフをお送りください。
最後に車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をぜひご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。
「クルマは楽しくなくっちゃネ!」をモットーに、 日本車・輸入車問わずカーライフを女性の視点で発信している。
現在はTV出演、ラジオ番組のパーソナリティなどを務める他、MCやレポーター、コメンテーター、イベントでのトークショーなど、多方面で活動中。
プロダクション人力舎所属
アンガーマネージメントファシリテーター
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)副会長
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
国際交通安全学会(IATSS)会員
※記載の情報は、2024年2月時点の内容です。
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