軽トラと普通車では、タイヤサイズやホイールの特徴が異なります。
本記事では、軽トラと普通車でタイヤやホイールがどのように違うのか、インチアップやタイヤの選び方などをご説明します。
軽トラのホイールサイズや、インチアップについてご説明します。
軽トラはタイヤサイズが12インチです。
ホイールサイズも、12インチ用が標準となります。
ただし、運動性の向上などを目的に、標準のサイズよりもインチアップすることが可能です。
インチアップとは、タイヤの外径を変えずに偏平率やリム径を変更することです。
インチアップすることで、操縦が安定したりコーナリングが安定したりするメリットがあります。
しかし、乗り心地が硬くなる、走行音が大きめになるなどのデメリットも生じます。
軽トラのインチアップは、用途に応じて検討する必要があるでしょう。
インチアップをする際は、外径や負荷能力、車への接触、フェンダーからのはみ出しなど、決められた条件の範囲内でインチアップすることが前提です。
また、ロードインデックス(LI)といって、タイヤがどのくらいの荷重に耐えられるかにも注意が必要です。
基準よりもロードインデックスが低くなると車検が通りません。気になる場合は、軽自動車検査協会に問い合わせて、軸重(前輪と後輪にかかる重さ)を確認してみましょう。
ちなみに、軽トラの一般的なタイヤサイズ「145R12」に適合するホイールは以下のとおりです。
以上をもとにホイール選びをしましょう。
次に軽トラのタイヤについてご説明します。
まず、タイヤ交換で車体に付属するジャッキを使うときは、車体のどこに格納されているか確認しておきましょう(助手席を持ち上げると収納されているなど)。
ジャッキアップする箇所も車種によって異なるので、取扱説明書を確認する必要があります。
実際に作業するときは、地面が固くて平らな場所で行います。
安全確保のため、車体を持ち上げている最中に車体の下にもぐったりエンジンをかけたりしないようにしましょう。
軽トラのタイヤは、オフロードでの走破性重視か、積載性能重視かの2つのポイントに注目して選択します。
オフロードタイヤにはマッドタイプがあります。
このタイヤは「M/T(マッド・テレーン・タイヤ)」とタイヤに表記され、舗装されていない不整地などで高い走破性を発揮します。
農道など悪路の走行が多い場合は、マッドタイプが適します。
一方で、舗装された道を走ることが多く、積載性能や燃費を重視したい場合は、スタンダードなタイヤを選びましょう。
タイヤ強度「6PR(プライレーティング)」のタイヤであれば積載性能でも問題ありません。
また、メーカーによっては新品で購入してから、長期間にわたり使用できる製品もあります。
軽トラもタイヤの空気圧には注意したいところです。
空気圧が足りない場合、タイヤの破損や事故につながります。
タイヤの空気圧は自然に低下していき、見た目ではわかりにくいことも多いです。
定期的に空気圧の点検を行いましょう。
なお、軽トラの指定空気圧は運転席のドア付近にラベルが貼ってあります。
「前輪 200kPa(2.0kgf/cm2)」「後輪 240kPa(2.4kgf/cm2)」などと記載されていますので、確認してみてください。
はじめに、軽トラと普通車のタイヤ、ホイールの違いを簡単にご説明します。
先述したように、軽トラと普通車では、タイヤサイズやホイールの特徴が異なります。
軽トラのタイヤサイズ(規格)は、「145R12-6PR」が一般的です。
一方の普通車は車種によりますが、コンパクトカーなら「185/55R16 83V」などで、ワンボックスカーでは「195/65R15 91H」といったサイズがあります。
タイヤサイズは通常、タイヤの側面に表示されています。
タイヤの側面をみてみると、メーカー名の刻印や、さまざまな表記があります。
そのなかから、「145R12-6PR」を例にご説明します。
軽トラのタイヤ表記にある英数字をみる場合、「145」「R」「12」「6PR」にわけます。
ちなみに上記で例にあげたコンパクトカーの「185/55R16 83V」の場合は、以下のような意味があります。
以上のように、軽トラと普通車のタイヤは表示内容が異なります。
また、ホイールもそれぞれで変わります。
軽トラは道路車両運送法において、軽自動車に分類されています。
さらに、構造や使用目的により貨物車に該当します。
なお、車検に出す際に貨物車の場合、ホイールに「JWL-T」マーク、もしくは「JWL」マークが必要となります。
いずれも国土交通省が管轄するもので、技術基準や安全基準に適合していることを示す刻印です。
それに加えて「VIA」マークがついていると、品質検査に合格したことがわかります。
VIAで「JWL-T」「JWL」基準に定める適合商品であるかどうかが確認できます。
なお、VIAマークの表示がなくても車検は通ります。
軽トラは普通車とタイヤやホイールのサイズ、規格が異なります。
標準的なサイズはありますが、インチアップも可能です。
その際は車検に通るよう、規定を守るようにしましょう。タイヤ選びも用途に応じて適切な種類を着用しましょう。
最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。
※記載の情報は、2020年6月時点の内容です。
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