日本や世界には数多くの車メーカーがあります。
車メーカーの一覧や、ロゴ、エンブレムの特徴、さらにドイツ車のメーカーについてご説明します。
国内外にはさまざまな車メーカーがありますが、どのくらいの車メーカーがあるのでしょうか。
まず、国内、海外の車メーカーのリストを以下にご紹介します。
数多い車メーカーの違いを見分けるには、車メーカーのマークがよい目印となります。
車メーカーのマークにはそれぞれに特徴があり、さまざまなロゴやエンブレムがあります。
以下に、主要な国内車メーカーのマークや特徴、種類についてご説明します。
トヨタのエンブレムマークは、1989年10月の会社創立50周年を記念して発表されたものです。
3つの楕円を左右対称に組み合わせており、楕円が持つ2つの中心点はユーザー(お客さま)とメーカーであるトヨタを示しています。
さらに楕円の輪郭が2つの心をつなぐ世界を表し、その組み合わせはトヨタの「T」を表現しています。
他にも2つの楕円にはステアリングホイール、つまり、自動車自体を意味します。
日産は2020年に20年ぶりにマークを新しくしました。
新たなマークは「至誠天日を貫く」という、日産の創業当時からの理念を継承しています。
その意味は、「強い信念があればその想いは太陽をも貫く、必ず道は開ける」というものです。
マークは「NISSAN」の文字で2つの「N」を起点に円を描くようなものになっています。
社名の「マツダ」は、創業者の松田重次郎氏の姓に因み、また、西アジアの文明の発祥とともに誕生した神、アフラ・マズダー(Ahura Mazda)に由来します。
マズダーを東西文明の源泉的シンボルとして捉え、延いては自動車文明の始原的シンボルとすることで、世界平和を希求する自動車産業の光明となる願いが込められています。
「自らをたゆまず改革し続けることによって、力強く、留まることなく発展していく」というブランドシンボル制定時のマツダの決意を、未来に向けて羽ばたくMAZDAの〈M〉の形に象徴しています。(1997年6月制定)
スズキは「S」マークが特徴的です。
社名をローマ字にしたときの頭文字である「S」をデザイン化し、発展するスズキのイメージをあらわしています。
1958年につくられ、スズキのシンボルとして今も使われています。
車種により採用期間が異なりますが、ほとんどの車種で「S」マークがついています。
スバルは6個の星が印象的なマークになっています。
この6個の星は、別名「六連星(むつらぼし)」とも呼ばれる牡羊座の散開星団(西洋名は、プレアデス星団)を意味しており、もともとは、「御統(みすまる)」と呼ばれていたものが、「続まる(すまる)」→「すばる」に変化しました。
スバルが中島飛行機の流れをくむ5社の資本出資によって設立され、ひとつの大きな星(会社)になったという意味も込められています。
6つの星には5社が統合し、ひとつの大きな星(会社)になったという意味があり、「空に輝く六連星のように業界を統(す)べる企業」という想いも込められています。
ダイハツは、大阪の有為の人材により内燃機関の国産化を目指して1907年に「発動機製造(株)」として設立され、1951年にダイハツと改称されました。
名称の由来は、大阪の「大」と発動機の「発」を取ってダイハツと略称したことに始まります。
ダイハツのロゴマークは、過去に「大阪城」のイラストを模したものやコマーシャル用に「ダイハツ」というカタカナ字に楕円形の囲みをしたものがありましたが、1970年より「DAIHATSU」の頭文字である「D」をモチーフにしたデザインに変更しています。
前述のとおり、車メーカーのマークにはさまざまな意味があり想いが込められています。
また、それらのマークは以下に分類することが可能です。
ロゴタイプとは、企業名や商品名をデザインした文字のことです。
国内メーカーでは日産(NISSAN)がロゴタイプといえるでしょう。
エンブレムは紋章のことであり、ブランド名や車種、車名などを表現します。
ロゴタイプと異なり、具体的なメーカー名などは刻印されていません。
ヨーロッパ車には家紋や市の紋章を取り入れてデザインしていることが多く、国内メーカーでもトヨタや三菱、スバルなど多くのメーカーがエンブレムタイプです。
ロゴとエンブレムが一体になっていることもあります。
海外メーカーのBMWはこのタイプであり、エンブレムの上にメーカー名が刻印されています。
ドイツ車には有名メーカーが多く、国内外の多くの人々に知られています。
ここではドイツ車メーカーのマークについてご説明します。
ドイツ車メーカーのマークには、エンブレムタイプが多く見られます。
アウディ、メルセデスベンツ、フォルクスワーゲン、ポルシェなどはエンブレムタイプであり、見分けがつく方も多いのではないでしょうか。
以下でドイツ車のロゴやエンブレムをご紹介します。
メルセデスベンツは、3方に光を放つ星のマークが象徴的です。
スリーポインテッド・スターと呼ばれるこのマークは、陸・海・空の頂点に立つことが示されています。
BMWは前述のとおり、ロゴとエンブレムが一体となっています。
設立当時、飛行機のエンジンを作っていたことから、回転するプロペラの形をしています。
また、マークにはBMWの故郷であるバイエルンを示す、白と青が交互にデザインされています。
アルピナはBMWをベースとした独自モデルを展開する、ドイツで最も小さい自動車メーカーです。
ロゴとエンブレムが一体となるマークであり、左側はアルピナ社の基礎を築いたダブル・チョーク・ウェーバーのエアファンネル、右側にはクランクシャフトが描かれています。
情熱を示す赤、知性と高い志を示す青の二色で構成され、エンブレムの上に「ALPINA」のロゴがあしらわれています。
アウディは4つの輪(リング)が連なるマークです。
この輪はフォー・シルバー・リングスと呼ばれ、ホルヒ、アウディ、DKW、ヴァンダラーの4社が1932年に統合合併して、アウディの前身である「アウト・ウニオン」が誕生した歴史を示します。
フォルクスワーゲンはドイツ語の語源で「人々のための車」を意味します。
「V」と「W」の文字を縦に重ね合わせたエンブレムになります。
MINIは「MINI」と書かれたロゴマークが1969年から使われるようになり、その後、ローバーに移りロゴマークに羽が付くようになりました。
2001年にBMWグループから発売された際に、3Dのロゴマークとなっています。
その後、2018年に3Dのロゴマークに変わり、上図のようなフラットなデザインに変更されました。
ポルシェのエンブレムは、本社所在地であるバーデンヴェルテンベルク州とシュトゥットガルト市の紋章を組み合わせたものです。
エンブレムでは馬が跳ねていますが、「シュトゥット」が牝馬を示し、「ガルト」は英語のガーデン(庭、園)にあたります。
つまり、シュトゥットガルトは「馬の園」を示します。
車メーカーの一覧を見ると、車メーカーが世界に数多くあることがわかります。
また、車メーカーにはメーカーや車種、ブランドを表すマークがあります。
さまざまな意味が込めてあり、特徴を掴むには重要なものです。
マークに込められた意味や想いを理解すると、車選びにも活かせるのではないでしょうか。
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