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バック駐車や車庫入れのコツ。ハンドルの向きがわからなくなった場合や目印

更新日:2023年9月15日

公開日:2020年5月16日

日本では、駐車時にはバックで入れることがほとんどです。しかしながら、バック駐車や車庫入れが苦手な方は少なくありません。

バックで駐車をするコツは、後輪の位置に注意することです。また、バックをする際にはミラーを使ったり、左ドアミラーをしっかりと確認をしたりすることも大切です。後輪の位置に注意してバックをしていけば、狭い場所でのバックの車庫入れもスムーズにできるようになるでしょう。

バック駐車や車庫入れのコツ、ハンドルの向きがわからなくなった場合の駐車の目印についてわかりやすくご説明します。

ポイント

  • 日本では、バックで駐車をすることが多くなっています。
  • バック駐車のコツは後輪の位置に注意することです。
  • バック駐車時にハンドルの向きがわからなくなる場合は、ハンドルを回した回数を覚えるようにしましょう。
  • バック駐車が苦手な場合は、交通量が少ない時間に広いスペースを使って練習するとよいでしょう。

バック駐車が苦手な人は少なくない

バック駐車が苦手という方は少なくありません。
バックをすると、どちらにハンドルを切っていいのかわからなくなってしまうという声もあります。

また、バック駐車では車が斜めになってしまうケースや、切り返しをしたときに車体の前が当たるのではと心配になる方もいるようです。

バック駐車のやり方の基本

バックで駐車ができないと運転をしても駐車できる場所が限られてしまうため、非常に不便です。ここではバックで駐車する際のコツをご説明します。

①駐車スペースに、車を寄せる

まず、駐車したいスペースを決めたら、駐車スペースに対して垂直になるように車を寄せます。駐車スペースの右端手前くらいの位置に自分の身体の真横がきたあたりで一度停止します。このときのコツは、車を駐車スペースに寄せることです。

駐車スペースに寄せることで、バックをするための前方の空間を確保できるようになります。

②駐車スペースと逆向きにハンドルを切る

次に、ハンドルを駐車スペースと逆向きいっぱいに据え切り(停車した状態でハンドルを切る)してから前進し、車の後方を駐車スペース側に向けます。上の図の場合は、ハンドルを左にいっぱいに切ってから前に進むイメージです。

ドアミラーか目視で、自分の車の車体の延長線上と駐車枠の白線が重なるあたりで、停止します。このとき車の後方部分は駐車スペースに対し、45度程度の角度になります。

③後方を確認しつつ、②と反対側にハンドルを切る

バックで駐車をする際には、後ろの状況を確認することが大切です。後方が見えにくいときは、ミラーの位置を調整しましょう。

ハンドルを真っ直ぐに戻し、ギアをRに入れ、ミラーで後方をしっかり確認しながら、ゆっくりとバックします。

④車体・タイヤを駐車スペースに対してまっすぐにし、下がる

車とタイヤが平行になったらハンドルを真っ直ぐに戻す

白線の角に右後輪が到達したら一旦停止し、ハンドルを②とは反対の方向、この場合は右にハンドルを据え切りします。車とタイヤが駐車枠に対して平行になったら再び一旦停止、ハンドルを真っ直ぐに戻してバックしたうえで、位置を調整し、停止します。

⑤駐車を完了させる

車が左右どちらかに寄っている場合や斜めになっている場合は、もう一度向きを修正しましょう。なるべくハンドルの向きをまっすぐにして車を前進させてから、向きを修正して下がり、駐車は完了です。

コツは「後輪」これだけ!コンパスで半円弧を描くイメージで

バック駐車のコツは「後輪」の位置です。

右側からバックして入れる場合は「右後輪」、左側からバックして入れる場合は「左後輪」です。この後輪を適切な位置に持することが重要です。

コンパスを思い出していただくと、イメージしやすいかもしれません。車の後輪をコンパスの針に見立て、そこを中心にしてクルっと半円弧を描きながら入れるイメージでバックすると駐車しやすいです。

左側からバックして入れる場合
左後輪を固定して、半円を描くイメージ。
右側からバックして入れる場合
右後輪を固定して、半円を描くイメージ。
モータージャーナリスト 竹岡 圭

車の後輪はハンドルで操舵できないので、後輪をどこの位置に持ってくるかがバックの車庫入れのカギになります。後輪をコンパスの針に見立て、半円を書くイメージで車庫入れすると感覚がつかみやすいです。

今回は左側からバックして駐車する場合について、ご説明します。

左後輪を固定するポイントまで車を寄せたら、ハンドルを据え切りしてゆっくり下がります。

この場合、コンパスの針となる左後輪は、自分の入れたいスペースの左隣の車の右前角付近が目印になります。もし隣に車がなければ、隣のスペースの白線より少し内側を目指して、そこに自分の車の左後輪がくるようにしてください。

左のドアミラーで確認した後、右側に注意を払ってバックしてください。
次に、止まったまま左にハンドルを据え切りし、ゆっくり下がっていきます。

左のドアミラーで確認すると、徐々に目印にしたポイントから自分の車の左後輪が離れていくのがわかります。離れ始めたら、左側は離れていくだけなのでぶつかる心配はありません。次は、右側に注意をしてください。

車止めがない場合は、となりの車のドアミラーの位置を目安に止めます。
コンパスの針(左後輪)を固定した場所が的確なら、隣の車にぶつかることなく白線に平行になります。

車体と白線が平行になったタイミングで一旦止まり、ハンドルを真っ直ぐにしてから車止めまで下がれば駐車完了です。

バック駐車できない!悩みと解決法

バックで駐車できないという方に多いお悩みと、その解決法をご説明します。

バック駐車のハンドルの切る方向がわからなくなる

バックの際も右後輪を支点にして下がるときは右、左後輪を支点にして下がるときは左にハンドルを切ります。ハンドルを切る方向がわからなくなるということは、タイヤの向きがわからなくなってしまうということです。

ハンドルをどれだけ回したか、わからなくなってしまう場合もあるでしょう。その場合は、止まった状態で据え切りし、ハンドルについているマークが正しい位置に来るまで戻します。そこから一回転させると、ハンドルが真っ直ぐの状態になるということを、覚えておきましょう。

バック駐車で前の車に当たらないようにするには

車庫入れをする場合に、前が当たるのではと心配される方もいます。狭い場所の駐車では、一度切り返すことを前提に駐車枠の真ん中になるようバックしましょう。

バック駐車で斜めになってまっすぐに停められない

斜めになってしまう場合は再度前進し、前進の間に位置を調整し、ミラーで白線を確認しながらゆっくりバックするとよいでしょう。

バック駐車の際のミラーの使い方

バック駐車の際はミラーを少し下向きにしておくと、駐車場の白線や隣の車との距離を確認しやすくなります。

狭い駐車場

狭い駐車場で車庫入れをするコツは、最初に車をできるだけ駐車スペース側に寄せることです。車を寄せることで、切り返す場所を広く使えます。

自宅の車庫や駐車スペースなどで、進行方向などを変えて、繰り返し練習しましょう。練習時には、他の車に迷惑がかからないようにマナーを最優先させることが大切です。

モータージャーナリスト 竹岡 圭

ハンドルの元の位置がわからなくなった場合は、一旦止まってハンドルを据え切りした後、ハンドルについているマークが正しい位置に来るまで戻し、そこからさらに一回転させるとハンドルが元に戻ることを覚えておきましょう。

入れやすい駐車スペースを探すことも大切

同じバック駐車でも右側からバックして入れる場合は、右の後輪がコンパスの針の位置になります。
右ハンドル車の場合、こちらの方が窓から顔を出してみれば様子がわかるので、やりやすい方もいらっしゃるでしょう。

しかし左側通行の日本では、左側からバックして入れるケースが多いので、まずは左側からのバック駐車をマスターするのがオススメです。

出庫の場合は隣の車の鼻先までまっすぐ出た後に、ハンドルを切ります。
また、駐車場から出るときに、早めにハンドルを切りすぎると隣の車に当たるのではないかと心配なケースもあるでしょう。

そのような場合は、隣の駐車している車の先端と自分の肩が並ぶ位置までまっすぐ前進し、そのあとハンドルを据え切りします。

また、バック駐車時の失敗を減らすコツは、何より自分が入れやすい駐車スペースを探すことだともいえます。駐車に慣れないうちは、周囲に十分なスペースを確保できる駐車スペースを見つけるようにしましょう。

まとめ

車庫入れやバック駐車のコツは、後輪の位置を的確なポイントに持ってくることです。

バック駐車が苦手な場合は、広い駐車スペースが確保できる場所で練習をし、コツをつかむようにするとよいでしょう。また、車庫入れはスピードよりも正確さが大切です。

車庫入れやバック駐車をする際には、周囲に気をつけながら、ゆっくりていねいに駐車するようにしましょう。

※記載の情報は、2023年7月14日時点の内容です。

バック駐車・車庫入れのよくあるご質問

Qバック駐車のコツは何ですか?
Aバック駐車を成功させるコツは、後輪の位置を適切なポイントに持ってくることです。
Qバック駐車の際にハンドルがわからなるときはどうすればよいですか?
Aバックの際も右後輪を支点にして下がるときは右、左後輪を支点にして下がるときは左です。ハンドルをどれだけ回したかわからなくなってしまったときは、止まった状態で据え切りし、そこからハンドルについているマークが正しい位置に来るまで戻し、そこからさらに一回転させると、ハンドルが真っ直ぐの状態になります。

※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。

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