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クーラント液・冷却水(エンジン)の交換・補充

クーラント・エンジン冷却水の交換

自動車の心臓部ともいえるエンジン。エンジンがオーバーヒートしないように設置されている部品が、「ラジエーター(ラジエター)」や「クーラント(エンジン冷却水)」などです。今回は、エンジンを冷やす役割を担うクーラントとそのメンテナンス方法についてご説明します。

クーラント(冷却水)の役目とは

エンジンの始動中、内部では絶え間なく爆発が起きているため、非常に高温になります。オーバーヒートを防ぐため、車には不凍液のクーラント(ロング・ライフ・クーラント)というものが使われています。クーラントはラジエーターとエンジン内部を循環し、エンジンが高温になり過ぎるのを防ぐ役割を持っています。

クーラント液量はどのように確認すればいい?

クーラント液量はどのように確認すればいい?

漏れや故障などが起きていなくても、クーラントは蒸発などで自然に減っていきます。日常の点検のひとつとしてクーラント量の確認をしましょう。日頃からクーラントの規定量を知っていれば判断の基準ができますので、「漏れているかも?」と疑わしい事態になった場合にも役立ちます。

クーラント量を確認するには、エンジンルーム内にある「リザーバータンク」の様子を見ます。この半透明の樹脂製タンクには目盛りがついていて、「FULL / LOW」や「MAX / MIN」などと示されています。液面がこの間にあるようならば大丈夫です。下限を下回っていたり、下限に近かったりした場合は補充を行いましょう。

クーラントの種類とは

クーラント

クーラントが減っていることが確認できた場合は補充をしましょう。「交換」を考えている方は、ディーラーなど整備工場に依頼するのがおすすめです。交換作業では車体の下に潜る必要があったり、排出された古いクーラントを産業廃棄物として処理する必要があったりするため、一般のドライバーには不向きだからです。

クーラントには赤や緑などの色が付けられています。また、最近の新車には青やピンクのクーラントが充填されています。この2色は赤や緑と異なり、耐用年数の長いものです。 一般に、赤または緑のクーラントの交換時期は2年、青やピンクは7年〜10年程度とされています。
同じ耐用年数を持つ「赤・緑同士」と「青・ピンク同士」の組み合わせであればそれぞれ混ぜて使用しても問題ありません。また「赤・緑系」を充填している車両に「青・ピンク系」を入れることも大丈夫ですが、その逆は故障の原因となりますので間違えないように注意してください。

ただし、クーラントの色は漏れた際に目立つように付けられていますので、異なる色同士を混ぜ合せてしまうと黒に近くなり、漏れの位置がハッキリしなくなる恐れもあります。気になる方はリザーバータンクに入っている色を確認したうえで、同じ色のクーラントを購入するのがよいでしょう。

専用のクーラントではなく、水道水を入れることもできなくはありませんが、中長期的に考えて車によくないのであまりおすすめはできません。不凍液が含まれていて氷点下でも凍りにくいクーラントに比べ、水は凍りやすいからです。 気温が低いときに凍った水が膨張し、ホースやタンク、ウォーターポンプなどの重要部品を破壊する可能性があります。

水を使用するのは、希釈が必要なクーラントを薄めるとき、補充が少量であるとき、出先など緊急時でクーラントが入手できない場合にとどめておくようにしましょう。

クーラントの補充方法

クーラントの補充方法

補充は、リザーバータンクへ行います。この際もやけどに気をつけてください。また、新しいクーラントの使用方法は必ず確認しましょう。

クーラントは通常、希釈して(水で薄めて)使用します。どのくらいの割合で希釈すべきなのか、表示に従ってください。じょうごなどを利用し、使う分だけ別容器で希釈してから車へ補充するのがおすすめです。補充専用に希釈済みの少量タイプも販売されています。リザーバータンクの目盛りを見て、液面が適正な位置になっていることを確認したら、タンクのキャップを締めます。

次にラジエーターキャップを外し、そのままの状態でエンジンをかけましょう。するとラジエーターの液面から、ぶくぶくと泡が立ってきます。これは冷却水経路に混じっている空気が気泡となって抜けている状態です。経路内に空気が混入していると、冷却水が本来の性能を発揮できず、エンジンなどへダメージを与えることがあります。エア抜きと呼ばれるこの作業は、そうした危険性を少なくするためのものです。

なお、エア抜きはクーラントの交換時に特に必要になるもので、補充作業ではそれほどの泡が確認できないかもしれませんが、空気が入っていないようなら問題ありません。ラジエーターキャップを締めて完了です。

クーラントが漏れているとどうなるのか

クーラントはラジエーターとエンジンの間をホースによって行き来しています。ホースには経年劣化などのために亀裂が入ることがあります。また、金属部品であるラジエーターにも破損や故障が起こり、クーラントが漏れる可能性があります。次のような症状がないか確認しましょう。

  • ・アイドリング時、低速走行時にエンジンルームから甘い匂いがする(クーラントは綿菓子のような独特の甘い匂いがあるため)
  • ・メーター内の水温警告灯(鍵が水面に浮いているようなマーク)が点いている
  • ・メーター内の水温計が異常な水温を示している(車種にもよるが正常値は70℃〜95℃程度)
  • ・車庫など駐車場所の床にシミができている

クーラントが漏れている場合の対処法

クーラントが漏れている場合の対処法

クーラントが漏れている、または漏れているかもしれないというときには、車を動かさないでください。運転中であれば安全な場所に車を移動させエンジンを切り、しばらく放置します。

ここで絶対に行ってはいけないのは、急いでクーラント量を確認することです。クーラント量は、先ほどご紹介した「リザーバータンク」で確認することができます。また、ラジエーターキャップを外すことで液面の位置を確認できる場合もあります。

しかし、クーラントはエンジン始動時には100℃近くにまで温度が上がる液体です。焦ってタンクなどのキャップを外してしまうと、この高温の液体が噴水のように飛び出し、大やけどを負ってしまう可能性があります。エンジンを切り、クーラントの温度が下がるまでの数十分は、ラジエーターやホース、タンク周辺に触れることは避けてください。

液温が下がったらクーラントの量や、漏れている箇所の有無を確認します。もしクーラントの漏れではなかったとしても、匂いや水温などから異常が感じられる場合、そのまま走行を続けるのは非常に危険です。整備工場などに預け、診断してもらいましょう。

最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。

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