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スピード違反(速度違反) の罰金と点数は?

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スピード違反(速度違反) の罰金と点数は?

スピード違反(速度違反)は、交通違反の中でも件数が多い違反の1つで、正式な交通違反名を「速度超過違反」といいます。自動車を運転していれば取締り現場を見たり、いつもは慎重に運転しているのに、うっかり自分自身もスピード違反をしてしまったりなどの苦い経験がある方もいらっしゃるでしょう。スピードの出しすぎは大事故につながる危険な行為です。本記事ではスピード違反の点数や反則金、罰金のしくみについてお伝えします。

スピード違反(速度違反)の定義、最高速度と法定速度

スピード違反(速度違反)の定義、最高速度と法定速度

道路交通法ではスピード違反(速度違反)について以下のようにうたっています。

第二十二条 車両は、道路標識等によりその最高速度が指定されている道路においてはその最高速度を、その他の道路においては政令で定める最高速度をこえる速度で進行してはならない。

道路交通法 第二十二条

道路上に設置された標識や標示に書かれた最も速く走れる速度=「最高速度」、その他標識や標示がない道路においては政令で定める最高速度=「法定速度」を超えて走ってはいけません。この法定速度は一般道では60キロ、高速走路では100キロとなっています。法定速度を1キロでもオーバーしたら速度違反となります。
(ただし、平成29年11月から一部の高速道路の最高速度が試験的に110キロになっているところがあります。)

スピード違反(速度違反)の処分、点数、反則金について

スピード違反(速度違反)の処分、点数、反則金について

交通違反を起こすと行政処分と刑事処分を受けることになります。行政処分と刑事処分は異なるので注意が必要です。
行政処分とはドライバーが道路交通法に違反したり、交通事故を起こしたりしたとき、公安委員会から受ける運転免許の停止処分や取り消し処分などのことをいいます。違反を繰り返す危険なドライバーを排除するのが目的です。
一方、刑事処分は法律違反をした人への罰としての処分になり、罰金や懲罰が科されます。

スピード違反(速度違反)は一般道か高速道路かによっても異なる

スピード違反(速度違反)は原則的には道路交通違反になります。そして超過した速度、違反をした道路が一般道か高速道路かによっても異なります。警視庁の交通違反の点数一覧表より、速度違反の点数、反則金についてピックアップしてみました。

  一般道路 高速道路 一般道路 高速道路
超過速度
(単位キロ)
点数 反則金
1〜14 1 9,000円
15〜19 1 12,000円
20〜24 2 15,000円
25〜29 3 18,000円
30〜34 6 3 6ヵ月以下の懲役、又は10万円以下の罰金 25,000円
35〜39 3 35,000円
40〜49 6 6ヵ月以下の懲役、又は10万円以下の罰金
50〜 12

警視庁交通違反の点数一覧表道路交通法施行令(別表)を参考に作成
※反則金は普通車の場合です。

上記の表で反則金額が書かれているのは「行政処分」のみのペナルティーです。反則金を納めることで刑罰が免除される、いわゆる「青キップ」(交通反則告知書)と呼ばれるものです。
「青キップ」の場合は、反則金さえ支払えば刑事責任は追及されず、行政処分である違反点数が加算されるだけです。ただし、反則金を期日までに納付しなければ刑事処罰の流れになります。

上記表の色付けしてある「罰金」が示す超過速度、一般道30キロ以上、高速道路40キロ以上の速度超過違反は、いわゆる「赤キップ」と呼ばれ、刑事責任が免除されない重大な違反になり、行政処分としての反則金と刑事処分として罰金が科せられ、前科として記録が残ります。

一発免停・一発免許取消しとなるスピード違反速度は?

一発免停・一発免許取消しとなるスピード違反速度は?

スピード違反(速度違反)は交通違反の中でも最も取締り件数が多いと冒頭でお話ししました。
平成28年警察庁の違反種別交通違反取締り状況の車両の運転に関する違反をみてみると約674万件の交通違反の取締りが実施されたうち、最高速度違反が約161万件とトップで全体の約24%を占めています。

統計特−23 違反種別交通違反取締り状況
(平成28年)
違反種別 件数(件) 構成比(%)
道路交通法違反 車両等の運転に関する違反(件) 6,739,199 (99.6)

100.0
最高速度 1,611,238 23.9
一時不停止 1,330,089 19.7
携帯電話等 966,542 14.3
通行禁止 757,252 11.2
信号無視 741,048 11.0
その他 399,504 5.9
駐停車 254,316 3.8
通行区分 235,249 3.5
歩行者妨害 111,142 1.6
踏切不停止等 96,940 1.4
免許不携帯 65,403 1.0
右左折方法 56,504 0.8
整備不良 29,109 0.4
酒気帯び 25,864 0.4
無免許 21,317 0.3
積載違反 14,023 0.2
割込み 7,887 0.1
定員外乗車 6,850 0.1
追越し 4,204 0.1
無灯火 3,153 0.0
徐行 1,006 0.0
酒酔い 559 0.0

平成29年警察白書 統計資料 違反種別交通違反取締り状況をもとに作成

前述したようにスピード違反をすれば行政処分、または刑事処分として違反点数が加算されますがその点数によって「免許停止」「免許取り消し」となることがあります。
そしてその「点数」は以下の項目で決まります。

  • 何キロオーバーなのか
  • 一般道での違反なのか、高速道路での違反なのか

一発免停は一般道30キロ以上、高速道路では40キロ以上

まずは免許停止、免許取り消しになる違反点数を確認しておきましょう。過去3年以内の運転免許の停止回数によって免許停止、免許取り消しの基準点数は異なります。

過去3年以内に免許停止・取り消し処分がない人の場合
免許停止:6点以上
免許取り消し:15点以上

一発免停になるのは前述の違反点数一覧表で色付けした違反点数6点と12点のところ、一般道では30キロ以上、高速道路では40キロ以上の速度違反が一発免停に該当します。

免許取り消しはどうでしょう。免許取り消しは15点以上ですので50キロ以上の速度違反だとしても違反点数は12点ですので、前歴がなければ一般道、高速走路ともに一発免許取り消しにはなりません。
あくまで前歴がないことが前提となります。

行政処分を受ける基準点数についての詳細は警視庁ウェブサイトをご確認ください。

交通違反の点数は減点ではなく累積方式

よく交通違反をすると持ち点があって減点されると勘違いしている方がいるのですが、交通違反の点数は累積方式です。違反すると違反点数が累積されていき、累積点数によって免許の停止や取り消しの処分を受けることになります。
そしてその累積点数は過去3年間の違反点数の合計で計算されます。
先に50キロ以上の速度違反単体では免許取り消しにならないとお話しましたが、それはあくまで前歴がない場合であって、前歴や累積点数によっては一発で免許取り消しになってしまうのです。

車両の走行速度と交通事故、取締りの効果

車両の走行速度と交通事故、取締りの効果

少し前のデータになりますが、警察庁交通局 「速度規制の見直し状況と課題」(2)速度抑制による被害の軽減〜平成24年の交通事故件数によるシミュレーションによれば

  • 死亡事故件数3,734件のうち、約36%(1,353件)で規制速度を超過
  • 規制速度超過の死亡事故率(4.7%)は規制速度内(0.4%)の約12倍
  • 規制速度超過がなかったとすれば1,181件、約3割の事故は死亡事故に至らなかった

と述べています。

※参照元:警察庁交通局 「速度規制の見直し状況と課題」(2)速度抑制による被害の軽減

警察は交通事故を抑止するために、交通事故に直結する悪質な違反、迷惑行為を重点にさまざまな違反取締りを行っています。取締りによる事故の抑止効果は実際に取締りを受けた人だけでなく、取締り現場を見た人にもその効果が波及するという研究結果もあります。
スピードを出せば出すほど交通事故が起きたときの被害が大きく規制速度の順守が交通事故軽減に大きな効果があるというわけです。

スピード違反(速度違反)取締り3つの方法

スピード違反(速度違反)の取締りには以下の3つの方法が使われています。

①ネズミ捕り
正式名称は「定置式速度取締」。2地点に器具を設置し、その間の通過速度を割り出してスピードを測定し、その先で違反車を停車させる。有人式ですが、警察官の姿が見えないことがほとんどです。

②パトカー、白バイによる追跡
違反車を一定距離追跡して、スピード違反を確認できたら停止させ、違反車を検挙します。スピードは追尾している警察車両が測定しています。

③オービス
違反車両を自動撮影するカメラで「自動速度違反取締装置」のことです。走行する車両のスピード違反を自動的に記録、取り締まるスピード測定器です。

少し前のデータになりますが、平成24年中の取締り方法別の検挙割合は以下の通りです。

検挙件数に占める、取締り方法

検挙件数に占める、取締り方法

固定式のオービスは老朽化してきていること、また技術の進化により移動オービスやヘリコプターとのコラボなど新しい取締り方法も検討されています。

※参照元:警察庁交通局 「速度違反の取締り」平成24年中の速度違反取締り件数入をもとにグラフ作成

最後に

最後に

このようにスピード違反(速度違反)はもっとも身近な交通違反ですが、速度が速ければ速いほど危険も増し、大事故を引き起こす可能性が高まります。
2018年3月1日には法定速度100キロの中央自動車道を135キロも上回る時速235キロを出して運転した男性が逮捕されたというニュースもありました。235キロといえば上越新幹線の最高速度とほぼ同じです。巻き込まれた人がいなかったのが唯一の救いといえるでしょう。

交通事故による被害は車が衝突したときの衝撃力に大きく関係します。速度が増すほど事故の衝撃力が大きく、またブレーキが利き始めてから停止するまでに走行する制動距離も速度の2乗に比例して大きくなります。法定速度を守り、安全運転をするのがドライバーの義務です。スピードを出すことの危険性を充分認識し、日ごろから余裕をもった運転を心がけましょう。

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