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佇立(ちょりつ)中の交通事故を防ぐには?

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佇立(ちょりつ)中の交通事故を防ぐには?

高速道路へは歩行者や自転車などの軽車両、原動機付自転車、125cc以下の自動二輪車は立ち入りが禁止されています。そのため、「高速道路の事故といえば、車両同士が接触して起こるもの」と考えている方も多いでしょう。しかし高速道路の死亡事故には、事故や車の故障でやむをえず車から降りた人が後続車両にはねられる事故が多いのです。
本記事では高速道路でおきる二次的な事故、「佇立(ちょりつ)中の交通事故」の実態、そして、佇立事故を防ぐための行動について解説します。

佇立中の交通事故とは?

佇立中の交通事故とは?

「佇立(ちょりつ)中の事故」と聞いてピンとこない方も多いでしょう。「佇立」とはしばらくの間立ちどまるという意味です。高速道路は自動車専用道路であるため、人はみだりに車外に出て路上に佇立してはいけないことになっています。しかし、走行中に自分の車に故障や事故が発生してしまい、走行を続けるのが難しくなった場合、やむを得ず車外に出て、状況を確認する必要が出てくることがあります。

このような場面で起こるのが「停止中の事故車が後続車に追突される」、あるいは「車外に出ていた運転者や同乗者が、後続車両にはねられる」といったいたましい事故です。車を停止させる原因になった故障や事故を一次的な被害と考えれば佇立中の交通事故は「二次的な事故(二次災害)」だといえます。

佇立中の交通事故の実態は?

佇立中の交通事故の実態は?

交通死亡事故の全体件数が減少するなかで、目立つのが高速道路での死亡事故です。
平成29年の交通死亡事故死者数3694件は前年より減少していますが、高速道路内での死亡事故は169件と依然として多い状況が続いています。

交通死亡事故件数(一般道路含む)および高速道路での交通死亡事故件数の推移

交通死亡事故件数(一般道路含む)および高速道路での交通死亡事故件数の推移 出典:警察庁交通局「平成29年中の交通事故の発生状況 高速道路における死傷者数の推移」を元に作成

NEXCO東日本(東日本高速道路)が行った調査によれば、平成29年(2017年)に同社管内で発生した死亡事故は40件、そのうち7件が「事故、故障の際、路上にとどまったことにより、人が後続車にはねられる事故」とされています。高速道路での死亡事故の約17.5%が高速道路上の本線などに降り立っていたり(佇立)、停止させた車両の車内に留まっていたりしたところ、後続車に衝突されることで起こっているのです。

発生 道路 事故概要
平成29年1月13日 北関東道 普通乗用の乗員が別件事故後に車外に出たところ、走行車線を進行してきた普通貨物が普通乗用に衝突、自車の下敷きになったもの
平成29年8月16日 関越道 普通乗用が第一走行車線を進行中、前方事故により追越車線に停止していた普通乗用の運転手が路肩方面へ避難した際に回避できず衝突
出典:東日本高速道路(株)定例記者会見 資料4-1

佇立事故、「二次的な事故」にあった人がいた場所は?

佇立事故、「二次的な事故」にあった人がいた場所は?

佇立事故にあわれた人の多くは、故障や事故で停車した車の周辺や、車内にそのままとどまっていて、事故に巻き込まれています。高速道路を走行中に事故や故障で停車しなければならなくなったら、乗っている人全員が車両の後方のガードレールの外側に避難することが最も安全です。

車を停止させた人は「後続車が気づいてくれるだろう」と考えますが、後続運転者の心理としては「高速道路に故障車は滅多にない、まして歩行者がいる」という意識は希薄なのです。

このように佇立事故を生む原因は故障車をはなれて車線上に出る人と後続運転者の意識の違いも関係しています。

故障や事故が発生した際の正しい行動

故障や事故が発生した際の正しい行動

ここからは、高速道路でトラブルが発生した際、佇立中の事故を防ぐための正しい行動をご紹介します。

①ハザードランプを点灯させ、路肩に停車させる
道路交通法により、高速道路に車を駐停車させることは禁じられています。ただし、例外として「事故や故障、急病などやむを得ない理由がある場合」は車が動くようであれば、できる限りサービスエリアやパーキングエリアなどの安全な場所まで移動してください。
やむを得ず本線車道に停車する際は、急ブレーキをかけずに減速し、路肩に停車させてください。その際、周囲に事故の発生を知らせるためにハザードランプを点灯させます。

②発炎筒や停止表示器材を車の後方に設置する

発炎筒や停止表示器材を車の後方に設置する

ハザードランプだけでは、後続車にトラブルの発生をアピールする手段として十分とはいえません。車を路肩に停車させたら、停車した車の後方で、後続車から見やすい場所に発炎筒もしくは三角表示板などの停止表示器材を設置してください。

発炎筒は「道路運送車両の保安基準」によってすべての自動車に装備が義務化されています。大抵の車は助手席の左側下に設置されています。アピール効果は抜群ですが、5分程度しか持たないので継続的な効果はありません。警察やロードサービスの到着を待つのなら停止表示器材を設置したほうが安全です。

道路交通法でも、車をやむなく高速道路上に停車させる場合、停止表示器材を設置することが義務付けられています。停止表示器材の車への積載は義務付けられていませんが、トラブル発生時の安全確保に役立つので用意しておくといいでしょう。

事故や故障を知らせるときに必要な発炎筒、停止表示器材は必ず車に備えておきましょう。

③ガードレールの外側など、安全な場所に避難する
車を安全な場所に移し、後続車にトラブルの発生をアピールしたら、運転者自身も安全な場所に避難する必要があります。乗っていた人全員が車両後方のガードレールの外側に避難することが最も安全です。

④トラブルの内容を警察に通報する

発炎筒や停止表示器材を車の後方に設置する

運転者や同乗者の安全が確保できたら、発生したトラブルの状況を警察に通報します。「110番」か道路緊急ダイヤル「#9910」の番号に、電話をかければ問題ありません。
電話がつながったら、発生したのが故障なのか事故なのか、車をどこに停車させたのか、負傷者の有無といった内容を連絡してください。
また、高速道路には1kmごとに緊急用の非常電話が設置されています。受話器を上げれば道路管理者交通管制室につながります。

「正しい行動」が佇立中の交通事故の予防につながる

「正しい行動」が佇立中の交通事故の予防につながる

今回は高速道路で遭遇する「佇立中の交通事故」についてご説明しました。佇立中の交通事故は、故障や事故によって高速道路中に車を停止させている間に起きる「二次的な事故」です。

高速道路上での「人対車」の事故の主な原因に、故障が発生したために修理対応をするということがあります。

国土交通省の高速道路における故障部位別発生率(JAFに協力のもと平成27年9月〜11月の間に調査)によれば、高速道路での故障で多いのは、タイヤのパンク(バースト、空気圧不足含む)が最も多い53.7%、続いて冷却水の不足・水漏れ、汚れ、凍結、エンジンオイルの不良、不足となっています。

高速道路における故障部位別発生率

高速道路における故障部位別発生率 出典:国土交通省「平成27年路上故障の実態調査結果」を元に作成

事故原因でもある車両故障を防ぐためにも日常点検、定期点検で、車の状態を適切に維持するようにしましょう。

そして事故や故障が発生した場合、二次的事故は正しい安全措置で防ぐことができます。トラブルが発生しても決して慌てず、落ち着いて冷静に対処してください。正しい行動の基本は「車を路肩へ移動」「周囲へのアピール」「身の安全の確保」です。

また高速道路を運転中に停止している車両を見かけたら、近くに人がいるかもしれないという危険を意識することが大切です。

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