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ユーザー車検とは。予約方法や必要書類・費用。軽自動車のやり方

更新日:2023年12月8日

公開日:2021年4月23日

自動車を管理・使用する人は、保安基準を満たしているか検査する車検を受けなければなりません。

一般的にはディーラーや車検専門店、整備工場などに委託することが多い車検ですが、事前の予約をすればユーザーが自ら車検を受検する「ユーザー車検」を選択することもできます。ユーザー車検は、ディーラーや車検専門店などに委託するよりも、車検費用を安く抑えることが可能です。

ユーザー自身が運輸支局などに車を持ち込んで車検(継続検査)を通すユーザー車検についてご説明します。ユーザー車検の予約方法や必要書類・費用、軽自動車のやり方もご説明します。

ポイント

  • ユーザー車検とは、ユーザー自身が必要な点検・整備を行い、運輸支局などに車を持ち込んで所定の検査を受ける方法です。
  • ユーザー車検なら、ディーラーや車検専門店などに依頼する際の車検の代行手数料などを支払う必要がないため、車検費用を抑えることができます。
  • ユーザー車検には事前の予約が必要で、普通自動車の場合はインターネット予約のみ、軽自動車の場合はインターネットと電話での予約が可能です。
  • ユーザー車検を受ける際は必要書類をそろえておく必要があります。
  • 車の整備・点検の知識や、自分で整備・点検することに自信がない方は、ユーザー車検ではなくディーラーや車検専門店などに依頼することをおすすめします。

ユーザー車検とは

自家用車の場合、2年ごとに継続検査を受けなければなりません。

自動車検査の種類
新規検査 登録を受けていない自動車を使用しようとするときに受ける新規の検査
継続検査 自動車検査証の有効期間満了後も引き続き自動車を使用するときに受ける更新検査
構造等変更検査 自動車の長さ・幅・高さ・最大積載量などが変わるような改造を行ったときに受ける検査
参照:独立行政法人自動車技術総合機構 自動車検査の種類

一般的に「車検」と呼ばれるのは継続検査のことで、ディーラーや車検専門店、整備工場などに依頼する方が多いでしょう。
しかし、ユーザー車検は業者に依頼するのではなく、ユーザー自身が必要な点検・整備を行い、運輸支局などに車を持ち込んで所定の検査を受けます。

ユーザー車検とは 独立行政法人自動車技術総合機構 継続検査の方法をもとに作成

軽自動車については、運輸支局ではなく軽自動車検査協会の検査場において検査が行われています。

ユーザー車検の費用

車検費用の内訳は以下のようになっています。

法定費用(どこに依頼しても同じ)+車検基本料金(業者や整備内容によって異なる)+部品交換など追加の整備費用(業者や整備内容によって異なる)=車検費用

車検基本料金や整備費用は業者に依頼したときにかかる料金で、車の点検費用や作業工賃、代行手数料によって車検全体の費用が高くなる傾向にあります。

一方、ユーザー車検は、車に問題がない場合、法定費用のみで車検を通すこともできます。

法定費用

たとえば、新規登録から13年未満の普通自動車(エコカー外)車両重量1,500kgの場合の法定費用は、合計で44,450円になります。

自動車重量税
(24ヵ月分)
自賠責保険料
(24ヵ月分)
検査手数料 合計
普通自動車(車両重量1.5t以下) 24,600円 17,650円 2,300円 44,550円
出典:国土交通省 2023年5月1日からの自動車重量税の税額表 継続検査等時における自動車重量税の税額
:損害保険料率算出機構 自動車損害賠償責任保険基準料率
:国土交通省 令和5年1月1日以降の自動車検査手続きに関する手数料一覧

2023年9月執筆現在

モータージャーナリスト 高根 英幸

ユーザー車検は、代行業者に依頼しない分、安く車検を取得することができる可能性が高いです。しかし整備業者の車検は法定点検とセットなので、しっかりと車の整備をしてくれます。ユーザー車検では、車検取得後に点検することも可能ですが、しっかりと点検整備を施さないと、その後も安心して車を走らせることはできません。自分で点検整備ができないなら、ユーザー車検取得後に整備業者に点検整備を依頼することもできます。

ユーザー車検の予約方法

普通自動車のユーザー車検を受けるには、自動車検査インターネット予約システムから予約する必要があります。ネットのみで、電話での受け付けはありません。

検査を受けたい検査場(運輸支局)と日時(時間帯)を指定して予約することができ、受検日の2週間前から受け付けています。
自動車検査インターネット予約システムから全国どこの運輸支局でも予約することが可能です。

  1. 初めて利用する人はアカウント登録をします。
  2. アカウント登録が完了したら、ログインし「検査の予約」に入ります。
    1. 検査種別と検査車種を選択
    2. 検査を受ける検査場を選択
  3. 検査場の選択をしたら、希望の受験日、ラウンドを選択します。
  4. 車両情報(車台番号)と受検者情報を入力

軽自動車のユーザー車検の場合
軽自動車の場合は、「軽自動車検査予約システム」のネット予約だけではなく、電話での予約も可能です。

ユーザー車検の必要書類

運輸支局などに持ち込みを行う際には、以下の書類が必要になりますので、用意しておきましょう。

ユーザー車検の必要書類

  • 申請書 OCR申請書専用3号様式
  • 自動車検査証
  • 自動車検査票
  • 点検整備記録簿(検査の前に定期点検を行っている場合)
  • 自動車損害賠償責任保険(共済)証明書
  • 手数料納付書
  • 自動車重量税納付書
  • 納税証明書

自動車税納税証明書※

※運輸支局・自動車検査登録事務所にて納税確認を電子的に行えるようになったため、自動車税および延滞金に未納がある場合や自動車税を納付してから2〜3週間以内に車検を受ける場合などでなければ、原則、納税証明書の提示が省略可能になりました。

出典:国土交通省 自動車検査登録総合ポータルサイト 継続検査(車検)必要書類

ユーザー車検当日の流れ

検査時間および受付時間

車検当日は、検査申請書類を受付窓口で提示して、予約の確認および書類内容の確認を受けましょう。

検査時間・受付時間例
検査時間 受付時間
1ラウンド 9:00〜10:15 午前 8:30〜10:00
2ラウンド 10:30〜12:00 10:00〜11:45
3ラウンド 13:00〜14:15 午後 12:20〜14:00
4ラウンド 14:30〜16:00 14:00〜15:45
出典:国土交通省 北陸信越運輸局 新潟運輸支局
2023年9月執筆現在

※検査の受付時間などは、ご自身の車が登録されているエリアを管轄する運輸支局のウェブサイトなどで事前に確認してください。

検査の実施

検査を実施する際は、指示された検査コースを案内表示に従って進んでいきます。ホイールキャップやセンターキャップなどの付属物は、前もって外しておくといいでしょう。
ユーザー車検の場合、車で検査コースに入る前にコースの見学をすると安心です。わからないことがあれば、あらかじめ窓口の検査官に確認しておきましょう。

検査項目

車検ラインでは以下の項目を確認します。検査コース内で各項目の合否を記録していくので、自動車検査票を手元に用意してください。

同一性の確認

車検を行う自動車(車台番号、種別、用途、車体の形状など)が、車検証や申請書類の記載と同一であるかを確認

外観検査

車体、保安装置(クラクションなど)、走行装置(タイヤなど)、乗車装置(シートベルトなど)、灯火器類(ウインカーなど)に問題がないかを確認

サイドスリップ検査

直進状態でのタイヤの横滑り量(車両の直進安定性)を確認

ブレーキ検査

前輪・後輪・駐車ブレーキの制動能力を確認

スピードメータ検査

実際の速度と、スピードメータの誤差を確認

ヘッドライト検査

ヘッドライトの照射光度・光軸の向きが、基準を満たしているかを確認

排気ガス検査

排気ガスに含まれる一酸化炭素(CO)と炭化水素(HC)の濃度を検査

下回り検査

かじ取装置に異常はないか、緩衝装置(サスペンション)などに異常はないか、制動装置(ブレーキ)の作動不良、液漏れなどはないか・エンジンにオイル漏れなどないか他、車両下部の不具合を確認

有効期間の更新

すべての項目をクリアした場合、検査結果を総合的に判定し、車検の合格となります。
審査に適合した場合、継続検査受付窓口に用意した書類をすべて提出し、新しい車検証および有効期間の検査標章(ステッカー)を受け取ります。

車検証の内容を確認し、フロントガラスの検査標章を新しいものに貼り替えます。

車検シール(ステッカー・検査標章)の貼り方や貼る位置

軽自動車のユーザー車検

軽自動車のユーザー車検は、普通自動車と異なり、「軽自動車検査協会」の検査場で検査を行います。予約を行う前に、軽自動車検査協会のウェブサイト全国の事務所・支所一覧で管轄地域を確認しておきましょう。

軽自動車のユーザー車検も予約が必要

軽自動車検査協会の軽自動車検査予約システムから予約します。軽自動車の場合、電話でも予約が可能です。
自動車検査証に記載されている内容を入力する必要があるため、車検を受ける車の自動車検査証を手元に用意しておきましょう。

軽自動車のユーザー車検の必要書類

軽自動車のユーザー車検を受ける際には、以下の書類が必要になりますので、事前に用意しておきましょう。

1. 自動車検査証(車検証)

2. 軽自動車税(種別割)納税証明書※

  • 2023年1月より、軽自動車についても納税確認を電子的に行えるようになったため、軽自動車税および延滞金に未納がある場合や自動車税を納付してから2〜3週間以内に車検を受ける場合などでなければ、原則、納税証明書の提示が省略可能になりました。

3. 点検整備記録簿

4. 自動車損害賠償責任保険証明書または自動車損害賠償責任共済証明書

以下は検査当日に車検場で用意する書類です。

5.自動車重量税納付書・印紙

窓口で自動車重量税額に相当する金額の印紙を購入し、重量税納付書に貼り付けます。
自動車重量税は自動車検査証に記載の「初度検査年月」に応じて変わりますので、軽自動車検査協会ウェブサイトの次回自動車重量税額照会サービスなどで確認しておきましょう。

6.継続検査申請書(軽専用第2号様式)

7.軽自動車検査票

軽自動車検査協会の窓口で渡されます。

軽自動車のユーザー車検当日の流れ

車検当日、予約確認窓口にて検査の予約確認を行います。手数料取扱窓口にて申請手数料、自動車重量税を支払います。支払いを終えたら、検査コースへ向かいましょう。

検査の項目は普通自動車の検査項目と同様です。すべての項目をクリアすれば車検の合格となります。申請書受付窓口にて用意した書類をすべて提出し、新しい車検証および検査標章(ステッカー)を受け取りましょう。
車検証の内容を確認し、問題がなければ新しいステッカーをフロントガラスに貼り付けます。

軽自動車のユーザー車検の法定費用

たとえば、新規登録から13年未満の軽自動車(エコカー以外)の場合の法定費用は、合計で26,340円になります。

自動車重量税
(24ヵ月分)
自賠責保険料
(24ヵ月分)
申請手数料 合計
軽自動車(自家用) 6,600円 17,540円 2,200円 26,340円
出典:国土交通省 2023年5月1日からの自動車重量税の税額表 継続検査等時における自動車重量税の税額
:損害保険料率算出機構 自動車損害賠償責任保険基準料率
:国土交通省 令和5年1月1日以降の自動車検査手続きに関する手数料一覧
2023年9月執筆現在
モータージャーナリスト 高根 英幸

ユーザー車検と整備業者による車検取得の他に、ユーザー車検代行というものがあります。ユーザー車検代行は、ユーザー車検を代行業者が行う、ちょっとややこしい内容です。
整備業者に依頼するより基本料金は安いですが、あくまで車検取得を代行しているだけで、整備はオプションとなり追加料金が掛かることも多いので注意しましょう。

まとめ

ユーザー車検は業者に依頼する車検よりも費用が安く抑えられますが、運輸支局などの検査・登録窓口の受付時間内(平日のみ)でないと検査が受けられません。

また、車検とは別に行う24ヵ月点検整備(定期点検整備)はユーザー自身で行うのは難易度が高いため、業者に依頼するほうが安心です。

ご自身の車に関する知識、整備の経験に応じて、車検の方法を検討するとよいでしょう。

※記載の情報は、2023年10月2日時点の内容です。

ユーザー車検のよくある質問

Qユーザー車検は難しいですか?
Aユーザー車検は費用が抑えられるかわりに、ユーザー自身が責任をもって点検・整備を行い、保安基準を満たす必要があります。そのため車に関する知識が不十分だと難しいでしょう。自動車整備に自信がない方は業者に依頼するほうがよいでしょう。
Qユーザー車検はなぜ安いのですか?
Aユーザー車検は、ディーラーや車検業者に依頼する際にかかる車検基本料や代行手数料ないため、車検費用を安く抑えられます。

※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。

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