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Uターン禁止の意味と道路標識。罰則の違反点数は?

Uターン禁止の意味と道路標識。罰則の違反点数は?

Uターンは道路上のどこで行ってもいい行為ではありません。禁止されている場所でのUターンは法令違反に問われるのはもちろん、大事故に繋がりかねない危険な行為です。Uターンが禁止される場所や違反した場合の罰則などについて改めて確認し、安全にUターンを行うようにしましょう。

Uターンが禁止される場所とは

Uターンが禁止される場所とは

Uターンは周りの車の通行を妨害したり事故の原因にもなったりする可能性が高く、注意して行わないと危険な運転行為になってしまいます。このため道路交通法ではUターンが禁止される場所が規定されています。

Uターンが禁止されるケースは2つある

Uターンが禁止されるケースは下記の2つです。

  • Uターン禁止の道路標識や標示のあるところ
  • 歩行者や他の車の通行を妨害する場合

道路交通法第25条でも定められているように、Uターン禁止の標識や標示がある場所はもちろん、たとえUターンが可能な場所であっても、歩行者や他の車の交通を妨げる場合もUターンは禁止されています。

Uターン禁止の法令違反と罰則

Uターン禁止を犯した場合は、ケースに応じて下記の2つの法令違反に処され、罰則を科せられることになります。

・法定横断等禁止違反

Uターン禁止の標識や標示がない場所で、歩行者や他の車の通行を妨げる恐れのある場合にUターンをすると法定横断等禁止違反になります。
法定横断等禁止違反を犯した場合、下記の罰則を科せられます。

法定横断等禁止違反の違反点数・罰金・罰則
違反点数:2点
反則金:大型車9,000円、普通車7,000円、二輪車6,000円、原付車5,000円
罰則:3か月以下の懲役または5万円以下の罰金
(反則金を支払えば、罰則は免除されます)

・指定横断等禁止違反

Uターン禁止の標識や表示のある場所でUターンをすると指定横断等禁止違反になります。
指定横断等禁止違反を犯した場合、下記の罰則を科せられます。

指定横断等禁止違反の違反点数・罰金・罰則
違反点数:1点
反則金:大型車7,000円、普通車6,000円、二輪車6,000円、原付車5,000円
罰則:5万円以下の罰金
(反則金を支払えば、罰則は免除されます)
出典:警視庁交通違反の点数一覧表宝池自動車教習所(公式サイト)

Uターン禁止の道路標識、標示

Uターン禁止の道路標識や標示は交通量の多い道路でよく見かけます。
次のようなUターン禁止の道路標識や標示のあるところでは絶対にUターンをしてはいけません。しっかりと覚えておきましょう。

Uターン禁止の道路標識

Uターン禁止の道路標識

Uターン禁止の道路標示

Uターン禁止の道路標示

Uターンが可能な場所は

ここまでUターンが禁止される場所について説明してきましたが、ではUターンが可能な場所はどういう場所なのでしょうか。

基本的にはUターン禁止の道路標識や標示のない場所ではUターンは可能です。以前は交差点の右折矢印信号の場合は右折のみが認められていましたが、2012年4月1日の道路交通法改正によって右折矢印信号で右折とともにUターンもできるようになりました。このため今では標識や標示がないかぎり、右折レーンでも直進レーンでもUターンはできます。
もちろん歩行者や他の車の邪魔になる場合は、どこであってもUターンは禁止です。Uターンは周りの通行を妨げるだけでなく危険を伴うこともあるので、周りの状況を確認しながら慎重に行うようにしましょう。
またUターンを行う際は自分の車の大きさにも考慮し、道路幅に対して車が大きすぎる場合はUターンをあきらめ、より安全にできる場所でUターンしましょう。

この場合はUターンをしても大丈夫?

この場合はUターンをしても大丈夫?

Uターン禁止の道路標識や道路標示のない場所では、Uターンをしてもいいのかどうか難しいケースが度々あります。そうした事例を見ながらUターンが可能かどうかを確認しましょう。

ケース1:交通量の多い直進レーンでのUターン

Uターン禁止の道路標識や道路標示のない、交通量の多い直進レーンでのUターンは可能でしょうか。

答え:NOです。
Uターン禁止の道路標識や道路標示がなければ、直進レーンでのUターンは法的には可能です。しかし交通量の多い直進レーンの場合、Uターンをすると周りの通行を妨害し法定横断等禁止違反に問われることになりかねません。さらには車同士の事故の原因にもなってしまいます。直進レーンでのUターンは、周りの安全を完全に確保できる場所に限られます。

ケース2:片側1車線で黄色のセンターラインを越えてのUターン

片側1車線で黄色のセンターラインが引いてある道路でのUターンは可能でしょうか。

答え:YESです。
黄色のセンターラインは「追い越しのためのはみ出し禁止」を意味します。Uターンは追い越しではないので、センターラインからはみ出ても他の車の通行の妨害にならなければ、Uターンしても問題ありません。

ケース3:中央分離帯に植え込みがある道路でのUターン

Uターン禁止の道路標識や標示が無く、中央分離帯に植え込みがあり、対向車線の見通しの悪い道路でのUターン

答え:NOです。
とても危険な行為です。たとえUターンが可能な場所であっても、対向車線の安全を確実に確認できなければUターンは絶対にするべきではありません。

ケース4:高速道路の本線車道でのUターン

高速道路の本線車道を走行中に中央分離帯を横切ってUターンをしてもよいでしょうか。

答え:NOです。
高速道路ではUターンはもちろん後退も中央分離帯を横切ることも禁止されています。もしも目的地となるインターチェンジを通り過ぎた場合は、次のインターチェンジまで進まなくてはいけません。

正しいUターンの方法

Uターンは一歩間違えると事故に繋がってしまいます。このためUターンは怖くて苦手という人も多いのではないでしょうか。正しいUターンの仕方を覚えて、焦ることなくUターンを行うようにしましょう。

① Uターンができる場所かどうかを確認する

まずはUターンができる場所かどうかを確認しましょう。Uターン禁止の道路標識や標示があれば、Uターンをあきらめそのまま進みましょう。
また歩行者や他の車の通行を妨害する可能性が少しでもあれば、Uターンをあきらめてそのまま進行しましょう。

② 右ウィンカーを出す

Uターンが可能な場所であることを確認し、安全にUターンができるエリアを探します。その場所に来たら車を中央線近くに寄せ、右ウィンカーを出し、周囲に合図を送ります。
交差点内でUターンをする場合は、右折レーンに入り安全にUターンできるタイミングを待ちます。また、複数の右折レーンがある道路では、一番右側のレーンに入り、Uターンのタイミングを待ちます。一番右側のレーンに入れなかった場合は、危険ですので、Uターンをあきらめ、別の安全な場所でUターンをしましょう。

③ 安全を確認してUターンをする

右折矢印信号の表示がされ、対向車が途切れたら、ハンドルを思い切り右に切ってUターンをします。このとき重要なのは、あわてずに思い切りハンドルを切ることです。

Uターンは安全な場所で行いましょう。

Uターンは安全な場所で行いましょう。

Uターンは、Uターン禁止の道路標識や標示があるところ、そして歩行者や周りの車の通行の妨害になる場合では禁止されています。禁止場所でUターンをすると法定横断等禁止違反や指定横断等禁止違反として罰則を科せられることにもなります。また、Uターンは事故になりやすい行為なので、たとえUターンができる場所でも無理をせず、安全が確保できたときのみUターンを行うようにしましょう。

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