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ブレーキ鳴き(異音・キーキー音)とは。ブレーキのエア抜きやオーバーホール、グリス、クリーナーについて

車を運転していて、いわゆる「ブレーキ鳴き」の症状がでたことはないでしょうか。そのまま放置すると、ブレーキの効果に異常が発生して故障や事故などのトラブルにつながりかねません。ブレーキ鳴きの症状や対応策、ブレーキのオーバーホールに関してご説明します。

ブレーキ鳴きとは

まずは、ブレーキ鳴きの症状や対応策をご説明します。

キーキーというブレーキの異音

ブレーキ鳴きとは、「キーキー」などと異音を発することです。ディスクブレーキの場合、車輪とともに回転するディスクローターがブレーキキャリパーに組み込んであるブレーキパッドに挟まれると、車が減速・停車します。

その動作のなかでディスクローターとブレーキパッドが触れたときの接触振動により、ブレーキ鳴きが起こります。ブレーキペダルを踏めば、ディスクローターとブレーキパッドが触れるわけですが、均一な圧力がかからず振動が発生してしまいます。

なお、一般的にブレーキ鳴きはディスクローターとブレーキパッドの接触により発生しますが、修理などの際はそれ以外の箇所が原因になっていないか、確認することも大切です。また、ブレーキキャリパーやそれに組み込まれている部品に問題があることも少なくありません。

ブレーキ鳴きの症状がでたら、車種や異音の様子、発生状況、ディスクローター状況などを専門家に伝え、適切な作業をしてもらいましょう。

ブレーキパッドにグリスを塗る

ブレーキ鳴きが発生したら、ブレーキパッドにグリスを塗ると改善することがあります。たとえば、パッド交換を行った直後は、ブレーキパッドとディスクローターがなじんでおらず、ブレーキ鳴きが起こることもあります。

このような場合、グリスを塗って対応します。ただし、パッド交換から期間が経過しているときは、グリスの再塗布は一時的な対処として、部品の交換を検討しましょう。

ブレーキのエア抜きとは

ブレーキのメンテナンスのひとつに、「エア抜き」があります。
エア抜きとは、ブレーキ部分に発生した気泡を抜くことです。ブレーキの効きが悪いと感じたら、ブレーキ部分に気泡が発生している可能性があります。

そこで、エア抜きについてもご説明します。

ブレーキを調整する場合に必要

ブレーキの油圧系統内に気泡が混じると、ブレーキペダルを踏んでもその気泡を圧縮するために使われるため、ブレーキの効きが悪くなります。気泡が発生するのはブレーキフルードであり、ブレーキの効きが悪くなったらブレーキフルードの交換が有効です。

ブレーキフルードとは油圧系統内に使われるオイルのことで、2〜4年が交換目安となっています。車検の際に交換することを目安にしてみましょう。なお、ディーゼル車は、燃料フィルターや噴射ポンプのエアプラグを緩めて気泡がなくなるまでプライミングポンプを操作してエア抜きを行います。
作業に自信がなければ、専門家に依頼してみましょう。

ブレーキブリーダーを使う

エア抜き作業の際は、ブレーキブリーダーを使うと有効です。
ブレーキブリーダーはブレーキ液の供給機器であり、機器を操作することでブレーキ液を連続的に注入することが可能です。エア抜きの作業もボタンひとつでできる機種もあるため、作業時間の短縮につながります。

ブレーキのオーバーホールを行うには

ブレーキは車の制御に係る大事なパーツですので、定期的なメンテナンスが必要です。
ここでは、ブレーキ関係のオーバーホールについてご説明します。

ブレーキパーツクリーナーを用意する

ブレーキ関係のパーツをオーバーホールする際は、ブレーキパーツのクリーナーを使うと便利です。スプレー状のクリーナーが販売されており、ブレーキライニングやブレーキドラムなどに噴射して汚れを落としていきます。

油脂類やカーボンなどの汚れも素早く落とせるので、非常に使いやすいです。
逆さ噴射ができる製品であれば、通常で噴射できない箇所も綺麗に洗浄できるでしょう。また、クリーナーにより速乾性があったり洗浄性が高かったり、特長が異なるので購入前に確認しておきましょう。

なお、ブレーキ関係のパーツのオーバーホールはホイールを外し、車体のジャッキアップも必要です。作業場所の確保をしておきましょう。

ブレーキジャダーも点検する

ブレーキのオーバーホールのときは、ブレーキジャダーも確認してみましょう。ブレーキジャダーとは、ブレーキを踏んだときに車体の振動やブレーキペダルが振動することです。その症状がひどいと、足に衝撃を受けます。

ブレーキジャダーの原因は、ディスクローターの厚みが歪んで均一でないことです。そのため、ブレーキパッドで両側から挟み込んだときに、パッドの間が広くなったり狭くなったりして大きな力が働いてしまうのです。

その力がサスペンションやブレーキペダルを通じて、ドライバーの足に伝わります。ディスクローターが歪んでいる原因は、以下が考えられます。

  • ディスクローターが錆びている
  • ディスクローターの熱ひずみ
  • ブレーキをかけていないとき(非ブレーキング時)のパッドのこすれ

錆を防ぐには、ブレーキ部品の周辺の洗車をこまめに行いましょう。
熱ひずみを防止するには、適正な温度下での使用が前提です。また、非ブレーキング時のパッドのこすれを防止するには、オーバーホールを充分に行うことが有効です。

まとめ

ブレーキ鳴きは、ディスクローターとブレーキパッドの接触振動により発生します。
対処方法はブレーキパッドの交換やグリスを塗ることです。

また、エア抜きもブレーキの性能を保つためには必要です。
定期的な洗車やオーバーホールを行って、ブレーキ回りを正常に保ちましょう。

最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。

※記載の情報は、2024年2月時点の内容です。

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