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ブレーキキャリパーとは。塗装やオーバーホールの方法。ブレーキホース・ブレーキカバーについて

車のブレーキには、さまざまな部品が使われています。

その中に、車の急停止を支えるブレーキキャリパーやブレーキホースという部品があります。

本記事では、ブレーキキャリパーとブレーキホースの概要と、メンテナンスや塗装、部品選びについてご説明します。

ブレーキキャリパーとは

ブレーキの種類には、ディスクブレーキとドラムブレーキ、エンジンブレーキ、回生ブレーキの4種類があります。

ブレーキキャリパーは、ディスクブレーキの部品のひとつです。

ディスクブレーキは、車輪といっしょに回転するディスクローターを、ブレーキパッドという摩擦材のついた部品で両側から挟みます。

その挟んだ際に摩擦が生じ、その摩擦力で車を制御します。

ディスクブレーキは、乗用車に採用されることが一般的です。

しかし商用車などのドラムブレーキが主流の車種でも、搭載されることがあります。
それは高速走行時のブレーキの安定性などの理由からです。

ブレーキキャリパーの塗装とオーバーホール

ブレーキキャリパーは、ホイールの隙間から見える部品です。
特にサイズの大きなホイールになると、ブレーキキャリパーが目立ちます。

好みの色にブレーキキャリパーを塗装することで、車のドレスアップが可能です。
また、オーバーホールによりメンテナンスすることも、車と長くつきあっていくコツになります。

キャリパーの塗装

ブレーキキャリパーの塗装は、以下の工程があります。

  1. 1.下地の脱着
  2. 2.洗浄
  3. 3.サンドブラスト加工
  4. 4.表面加工処理
  5. 5.オリジナル施工
  6. 6.下地塗装
  7. 7.ロゴ入れ塗装
  8. 8.焼付 など

キャリパーの塗装はタイヤの脱着や、もとから装備されているキャリパーの脱着などの工程もあります。
これらの工程を自分で行うのが難しい場合は、専門業者に依頼するとよいでしょう。

なお、キャリパー自体の塗装は、車種により異なります。
フロントのみ、リアのみ、4輪セットでの塗装など、業者により料金体系もさまざまです。

キャリパーのオーバーホール

ブレーキに関係する部品に不具合やメンテナンス不足があると、車が正常に停止しない可能性があります。
ブレーキキャリパーの不具合も、例外ではありません。
オーバーホールを行うことにより、キャリパーの質を保つことも大切です。

キャリパーのオーバーホールは、まずブレーキフルードを抜きます。
ブレーキフルードとは、油圧によって車のペダルの力をブレーキに伝えるオイルのことです。

ブレーキフルードは、空気中の水分を吸収していることも多く、水分の飛び散りが生じることがあります。

この水分がボディに付着すると、塗装の中に染み込んで剥がれてしまうこともあるので慎重に作業をしましょう。

キャリパーを取り外したら、洗剤を使って洗浄をしましょう。
サビ落としなどを使うと、油汚れをしっかり落とし、きれいな状態に戻すこともできます。

キャリパーにはピストンなどの部品も組まれていますので、ピストンも洗浄したりブーツを取り変えたりすると部品も長持ちします。

ブレーキホースとは

次に、ブレーキホースについてご説明します。

ブレーキホースは、どのようなものか

ブレーキホースはブレーキフルードを、ディスクキャリパーなどに通す役割があります。

ブレーキホースはブレーキをかけると内部から強い油圧がかけられ、さらに摩擦熱などの影響により高温になるため劣化していきます。

ブレーキホースにひび割れやふくらみ、つぶれの症状が出ると正常な状態ではありません。
定期的な点検を行い、異常が見つかれば交換するようにしましょう。

交換を怠ると、ブレーキホースの破裂などのトラブルが起きる危険があります。
通常のブレーキ操作に異常がなくてもブレーキを強く踏み込んだ際に、損傷部分が急に破裂してしまうわけです。

最悪の場合、本来ならば停車できる場面でも車が停まらなくなり、事故を引き起こしてしまいます。定期点検や交換をしっかりとするようにしましょう。

ブレーキホースは、メッシュホースがおすすめ

ブレーキホースの種類の一つに、メッシュホースがあります。メッシュホースのメリットはホースの膨張性が低く、効率よくマスターシリンダーからの力をキャリパーに伝えられることです。

また、ホースエンドやカラーを選ぶこともできます。
なかには、サビや腐食に強いステンレスやスチールをホースエンドに採用している場合もあります。

結合方式を永久結合(かしめ方式)にすれば、ブレーキフルードの漏れを防ぐことも可能であり、高い安全性も保てます。

好みに応じて、選んでもよいでしょう。

キャリパーカバーとは

キャリパーカバーとは、キャリパーに取り付けるカバーです。
好みに合わせて、色を変えることができます。

取り付ける際はホイールを取り外して、キャリパーの汚れを落とすことからはじめます。
ウエスや紙やすりなどを使ってきれいにすることで、走行中の脱落も防げます。

カバーを取り付けるときは、専用の接着剤で固定することがあります。
また、キャリパーカバーは基本的に汎用品であり、車種にあわせて設計されているものではありません。

以上のことから、自分でホイールを外すことができれば、キャリパーカバーの取り付けが可能です。

まとめ

ディスクブレーキは、ブレーキキャリパーやブレーキホースなどの部品で構成されています。

キャリパーは塗装でドレスアップ、オーバーホールが可能です。
また、ブレーキホースは劣化に注意しながら、適宜、交換する必要があります。

キャリパーカバーを取り付けることで好みのデザインやカラーにカスタマイズもできます。
この機会に、車のメンテナンスやドレスアップをしてみましょう。

最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。

※記載の情報は、2020年6月時点の内容です。

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