タントカスタムは、タントの派生モデルとしてダイハツから発売されている軽自動車です。
タントとタントカスタムはどのような違いがあるのでしょうか。
本記事では、タントカスタムの特徴やグレードのタントカスタムRS(セレクション)・X、タントカスタムを新車や中古車で購入する際のポイントなどについてご説明します。
※2021年8月執筆現在
タントカスタムは、2005年6月にダイハツから発売が開始された軽自動車です。
タントと同じタイミングで2007年、2013年、2019年にフルモデルチェンジが行われており、現在販売されている新型タントカスタムは、2019年に発売が開始された4代目となるモデルです。
タントはファミリー層をターゲットとした軽自動車として開発されましたが、タントカスタムは若年層をターゲットとして設定されたシリーズです。
タントカスタムは、迫力あるデザインを採用したフロントフェイスや高級感がありシックなインテリアなど、力強さを感じさせるスタイルが特徴です。
タントカスタムの外装やグレードの特徴をご説明します。
タントカスタムには、フロント周りに大型のグリルとエアロバンパー、リヤにも大型のエアロバンパーが装備されています。
また、サイドストーンガード、バンパーガーニッシュ、フォグランプガーニッシュなど、タントには装備されていない各種のエクステリアパーツが装備されています。
フロントランプには、オートレベリング機能付きのフルLEDヘッドランプ、フロントLEDイルミネーションランプが装備され、LEDリヤコンビネーションランプにはクリアクリスタルが装備されています。
タントカスタムには、「カスタムRS」、「カスタムRS“スタイルセレクション”」、「カスタムX」、「カスタムX“スタイルセレクション”」の4つのグレードが設定されています。
カスタムRSとカスタムRS“スタイルセレクション”は、ターボエンジン搭載のモデルであり、カスタムX、カスタムX“スタイルセレクション”は、自然吸気エンジン搭載のモデルです。
“スタイルセレクション”は、メッキ仕上げの太いモールが与えられた迫力のあるフロントフェイスが特徴のグレードで、2020年12月に新たに設定されたグレードです。
タントカスタムでは、黒を基調としたワンランク上の上質な雰囲気を演出する、艶やかで高級感あふれる内装デザインが採用されています。
シート表皮には、肌触りの良い高級ソフトレザー調の生地が採用され、ステアリングやシートノブにも触り心地の良い上質な素材が使われています。
2019年に発売された新型タントカスタムは、どのような特徴があるのでしょうか。
新型タントカスタムは、新型タントと同様、ダイハツの新世代のクルマづくりの新たな思想DNGA(Daihatsu New Global Architecture)に基づき開発され、その第一弾モデルとして発売されました。
DNGAは「良品廉価」、「最小単位を極める」、「先進技術をみんなのものに」の3つの価値にこだわった開発を進めています。
新型タントカスタムは、新開発のプラットフォームや大幅に改良を重ねたエンジン、新技術を採用したCVTなどのパワートレーンの採用によって、走る、曲がる、止まるといった基本の走行性能が大幅に向上しています。
タントカスタムには、先に紹介した4つのグレードがあり、さらに豊富なボディカラーが用意されています。
モノトーンのカラーには以下の8色があります。
ツートーンのカラーは、以下の3色のカラーリングから選ぶことができます。
タントカスタムは、中古車としても人気があります。
中古車のタントカスタムを購入する際には、年式や走行距離、修復歴の有無、車検の残り期間、外装の傷やへこみ、ヘッドライトやタイヤの状態などを確認するようにしましょう。
シートの傷や汚れ、車内の臭い、エアコンの状態なども確認しておくと安心です。
タントカスタムには、未使用であるものの中古車で売られているものがあります。
このような車は一般的に新古車と呼ばれています。
新古車とは、「登録(届出)済未使用車」として販売されているもので、何らかの理由で登録後にキャンセルされてしまったクルマや、ディーラーが登録台数を稼ぐために自社登録したクルマのことです。
通常の中古車に比べて、傷みが少なく、新車に近い状態ですが、中古車として扱われるため新車に比べて車両価格が安く設定されているというメリットがあります。
ただし、自動車公正取引協議会に加入している販売店では、自動車公正競争規約のなかで新古車と表示して販売することが禁止されているため、登録(届出)済未使用車と表示され販売されています。
タントカスタムを自分好みにカスタムし、ローダウンをして楽しむ人もいます。
ローダウンをする際に覚えておきたい注意点とローダウンを実現する方法をご紹介します。
車高を下げるローダウンの方法には、ダウンサスや車高調を取り付けるなどの方法があります。
道路運送車両の保安基準第3条では、最低地上高は9cm以上に設定することが定められています。
したがって、最低地上高が9cm未満となるローダウンは違法となるため注意が必要です。
さらに車高を5cm以上変更する場合は、陸運支局(車検場)へ持ち込んで、仕様変更の検査を受ける必要があります。
また、タントカスタムのローダウンを行う場合は、ローダウンによって乗り心地に影響が出る場合もあるため、安全に改造するためにも専門業者に依頼することをお勧めします。
タントカスタムは、ダイハツから発売されている軽自動車です。
タントがファミリー層向けに開発されたクルマであるのに対し、タントカスタムは若年層をターゲットとした精悍で迫力のあるフロントデザインと、より高級感を感じさせるインテリアを採用した一台となっています。
また、タントカスタムには4つのグレードと11色のカラー展開が用意され、カーライフを楽しむための充実のラインナップとなっています。
最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をぜひご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。
※記載の情報は、2021年8月時点の内容です。
画像提供元:雪岡直樹、中村孝仁
インターネットから申し込むと、
初年度最大21,000円割引
A-210830-1