都心部を囲むように走る圏央道は、神奈川県、東京都、埼玉県、千葉県、茨城県の主要都市を結ぶ高速道路です。
圏央道が開通したことにより、周辺道路の渋滞が緩和される効果が出ていますが、圏央道でも渋滞が発生するポイントや渋滞の発生しやすい時間帯などがあります。
本記事では、圏央道の概要、圏央道の渋滞ポイント、圏央道の渋滞予測の調べ方についてご説明します。
圏央道の渋滞が発生しやすいポイントは、5ヵ所あります。
ここでは、圏央道の渋滞ポイントと、渋滞の発生する理由についてご説明します。
埼玉県にある鶴ヶ島ジャンクション(JCT)は、関越道と接続するポイントとなっています。
渋滞は、外回りの鶴ヶ島ジャンクションで発生しやすく、主に土曜日やGW、お盆、年末年始などがピークになっています。
渋滞が発生しやすい時間帯は午前6時〜7時、午前9時〜12時までの間です。
ランプ部での速度の低下、接続する道路の渋滞の影響が、鶴ヶ島ジャンクション(JCT)での渋滞発生原因となっています。
茨城県の内回りの牛久阿見インターチェンジ(IC)付近では、曜日や時期を問わず渋滞が発生しやすくなっていますが、特に日曜日は渋滞の発生頻度が高くなっています。
渋滞が発生しやすい時間は、午後4時〜7時までです。
牛久阿見インターチェンジ(IC)付近に、下り坂から上り坂に変わる箇所があり、無意識に速度を低下させてしまうことが渋滞の発生要因となっています。
埼玉県の内回りの幸手インターチェンジ(IC)付近では、土日や混雑期にも渋滞が発生しています。なかでも、平日の渋滞が多くなっています。
渋滞が起きやすい時間帯は、午前10時〜12時、午後3時〜7時までの間です。
幸手インターチェンジ(IC)付近は付加車線が減少することが、渋滞を招く原因となっています。
埼玉県の内回りの狭山パーキングエリア(PA)では、平日と混雑期に渋滞が発生しやすくなっています。
渋滞が起こりやすい時間帯は、午後4時〜7時までの間となっています。
狭山パーキングエリア(PA)付近に、下り坂から上り坂にさしかかる箇所があり、そこで無意識のうちに速度を低下させてしまうことが、渋滞の発生要因となっています。
東京都のあきる野インターチェンジ(IC)付近では、内回りで平日、土曜、混雑期に渋滞が発生しやすくなっています。
主な渋滞時間は午前9時〜12時、午後5時〜7時までの間です。
あきる野インターチェンジ(IC)付近の渋滞の原因は、接続する道路の渋滞の影響となっています。
「iHighway中日本」では、渋滞予測を地図で確認する渋滞予測マップが提供されており、1時間単位で3ヵ月先までの渋滞予測を調べることができます。
また、リアルタイムの交通規制の情報や事故情報、渋滞情報、サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の混雑状況などについても調べることができます。
NEXCO中日本のウェブサイトである「ドライバーズサイト」では、渋滞の予測や混雑予想を調べることができます。
出発インターチェンジ(IC)と到着インターチェンジ(IC)、利用予定の日時を指定すると、指定した条件で渋滞予測とルートを検索することができます。
また、渋滞予測カレンダーも用意されており、利用予定の日付を選択すると、渋滞が予測される道路の一覧が表示されるようになっています。
NEXCO東日本のウェブサイトである「ドラぷら」では、道路交通情報のページからリアルタイムの渋滞情報を知ることができます。
また、2017年の実際の渋滞データをもとにした渋滞ポイントマップも掲載されており、圏央道の渋滞しやすいポイントや渋滞しやすい時間などがまとめられています。
「ドラとら」では、現在の渋滞や規制の情報、パーキングエリア(PA)やサービスエリア(SA)の空き状況などを知ることができます。
また、調べたいインターチェンジ(IC)やパーキングエリア(PA)名と日時を入力し、指定した条件での渋滞予測を調べることができます。
さらに、同様にインターチェンジ(IC)や日時を指定し、工事規制の予定を調べることも可能です。
最後に、圏央道の概要もご説明します。
圏央道は、正式名称を「首都圏中央連絡自動車道」といいます。
都心部から約40〜60kmにある地域を環状に結んでいる高速道路で、総延長は約300kmです。
海老名ジャンクション(JCT)では東名高速、八王子ジャンクション(JCT)では中央道、鶴ヶ島ジャンクションでは関越道に接続しています。
また、久喜白岡ジャンクション(JCT)では東北道、つくばジャンクション(JCT)では常磐道、大栄ジャンクション(JCT)では東関東道に接続しています。
さらに東金ジャンクション(JCT)では千葉東金道路、木更津ジャンクション(JCT)では東関東道(館山線)と東京湾アクアラインに接続し、都心から放射状に延びる高速道路と郊外の主要都市を結んでいます。
圏央道には、都市部の渋滞を緩和するため、郊外から都市部に流入する交通を分散させる役割を果たしています。
さらに都市部をバイパスさせる役割や、都市部を通らずに地域間の移動を可能にする役割があります。
圏央道は、都心部の渋滞を緩和する役割を期待され、整備が進められている高速道路です。
また、圏央道の渋滞ポイントや渋滞しやすい曜日・時間についてご説明しました。
NEXCO中日本やNEXCO東日本のウェブサイトでも、渋滞予測を知ることができます。
出かける前には、しっかりと確認しておきましょう。
最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。
※記載の情報は、2020年6月時点の内容です。
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