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自分で車のタイヤ交換をする方法(やり方・手順)

更新日:2025年1月27日

公開日:2020年11月22日

車での走行中、タイヤの異変を感じることがあります。なかでも多いのが、タイヤのパンクです。特に遠出したときには非常に困るため、基本的なパンクの対処法を知っておきましょう。
ここではタイヤがパンクしたときなどに行う、タイヤ交換の方法をご説明します。

ポイント

  • 車のタイヤがパンクした場合、「パンク修理キット」を使う、もしくは「スペアタイヤ」をとりつける方法があります。
  • タイヤ交換を自分で行う際には、まずは安全な場所に車を停め、輪止めをかけましょう。
  • 車のホイールナットをゆるめ、ジャッキを車体下のジャッキアップポイントに当て、ジャッキで車体を上げます。
  • ゆるめたホイールナットをはずして古いタイヤ(パンクしたタイヤ)を取り外し、新しいタイヤやスペアタイヤにつけかえます。
  • 上げたジャッキをゆっくりと下げ、ホイールナットを締めます。
  • タイヤの交換に自信がない方は、プロに依頼しましょう。また、危険な場所でのタイヤ交換は任意保険のロードサービスを活用する、またはJAFに連絡しましょう。

パンクした場合に必要な道具は?

車のタイヤがパンクした場合、以下の2つの対処法があります。

パンク修理キットの場合

最近は、「パンク修理キット」が搭載されている車が増えています。
スペアタイヤは搭載せず、一時的にパンクの穴をふさいで修理拠点までの走行を可能にしています。

パンク修理キットに入っているツールは、以下の通りです。
*ただし、メーカーや車種により、搭載されているキットの内容が異なる場合があります。

パンク修理キット
  • バルブコア(予備)
  • バルブコア回し
  • エアコンプレッサー
  • タイヤパンク応急修理剤
  • 注入ホース
  • 速度制限シール
  • 取扱説明書

スペアタイヤがある場合

車によって搭載位置は違いますが、トランクの底や後部荷室やフロアの下に、スペアタイヤと、交換用の工具がセットされています。

その場合、自動車に搭載されている工具は以下の通りです。

車に搭載されている工具
  • ジャッキ
  • ジャッキ操作棒
  • ボックスレンチ(ソケット型のレンチ、L字型や十字型などがある)

その他に以下を準備しておくと、作業がしやすいです。

タイヤ交換の際に、車に常備しておくと便利なもの
  • 軍手などの作業用手袋
  • 車が動かないようにするための輪止め
  • 後続車に知らせるための三角表示板(三角停止板)

パンク修理キット、スペアタイヤいずれが搭載されていても、いざタイヤ交換となったときにあわてないようにしておきましょう。
取扱説明書を見ながら、事前に確認しておくことが大切です。

走行中に車のタイヤがパンクしたときの対処法

タイヤ交換を自分で行う場合のやり方と手順

ここではスペアタイヤを搭載している場合、どのような手順で交換するのかをご説明します。

1.まず安全なところに車を停める

タイヤ交換を行う際に必要なこと、それは安全の確保です。
道路上でのタイヤ交換は、非常に危険です。

まず後続車から見通しのよい路肩の安全な場所に車を停めます。また三角表示板を車両の後方に設置して、停車していることを他の車に知らせ、安全を確保しましょう。

坂道、砂利道など路面が不安定な場所はジャッキが倒れることがあり、危険です。必ず平らな地面が硬い場所を選んで、車を停めましょう。
そして、乗員は全員下車します。

2.車が動かないような措置をとる

タイヤ交換中に車が動くと、大変危険です。

AT車はセレクトレバーをP(パーキング)に入れ、MT車はギヤを1速(ロー)、またはR(リバース)に入れます。

そして、必ずパーキングブレーキ(サイドブレーキ)をかけます。

さらに、交換するタイヤの対角線上にある車輪(たとえば、交換するタイヤが左後輪の場合は右前輪)に、輪止めをかけます。輪止めがない場合は、やや大きな石を使ってもよいでしょう。

3.ホイールナットをゆるめる

ホイールキャップ(カバー)が装着されている車の場合は、レンチの平らな箇所をタイヤとホイールカバーの間に差し込んで、外します。

そしてスペアタイヤを、ジャッキ近くの車体の下に置きます。これは、万が一ジャッキが倒れた際に、車体が下まで落ちてくるのを避けるためです。

ホイールナットが見えたらすべてのナットにボックスレンチを差し込みます。そして左に回し、軽くゆるめます。あくまで軽くゆるめるにとどめ、外しません。

4.ジャッキアップポイントにジャッキを当て、車体を上げる

ジャッキアップポイントにジャッキを当てて、車体を持ち上げたところ

次にジャッキを、車体下のジャッキアップポイントに当てます。
ジャッキアップポイントは、車種により場所が異なります。取扱説明書に示されているので、必ず確認しましょう。

ジャッキを動かすためのジャッキハンドルを、差し込みます。
ジャッキハンドルを右に回しながら少しずつジャッキを上げます。

モータージャーナリスト 竹岡 圭

タイヤ交換の際は、フロアマットなどを下に敷くと、膝をついての作業がやりやすいです。ジャッキアップポイントは、すべてのタイヤのそばにあります。探して確実に、ジャッキをかけるようにしましょう。

5.ゆるめたホイールナットを外し、タイヤを取り外す

ジャッキを、タイヤがギリギリ地面から離れるところまで上げます。3で軽くゆるめたホイールナットを外し、タイヤを手前に引き抜きます。ナットは地面にウエスのような布を敷いた上に置くなど、散らばらないように気をつけてください。

ジャッキが外れたときに備えて、外したタイヤを車の下に入れる

次に、車体の下に置いたスペアタイヤと交換します。外したタイヤは車体の下に入れ、ジャッキが倒れる万が一の場合に備えましょう。

6.新しいタイヤに付け替える

タイヤを外すと、車軸とタイヤをつなぐためのボルト(ハブ)が見えます。

そこにホイールの穴を合わせ、差し込みます。先に取り外したホイールナットを軽くハブに締め、全部取り付けたらボックスレンチである程度しっかりと締め付けます。 ナットは以下の順番で、取り付けてください。

ホイールナットを締める順番
4本の場合

1の対角線上にあるハブ2に、次のナットをねじ込みます。できたらハブ3、その対角線上4とタイヤががたつかないように、2〜3回に分けて仮締めします。

5本の場合

5本の場合は1〜5の順番で星を描くように、同じく2〜3回に分けて仮締めします。
こうすることによって、均等にナットを締めつけることができ、ハブとホイールがきちんと面で接するようになります。

7.ジャッキを下げて車体を下ろし、ホイールナットをしっかり締める

ボックスレンチ(写真は十字レンチ)でホイールナットを締める。力任せに締めすぎないように注意

ジャッキを左に回して、車体を下ろします。次にボックスレンチを使って、ホイールナットを増し締めします。この際も対角線の順番で増し締めします。ただし、力を入れすぎて締めすぎることのないよう注意が必要です。

作業が終わったら輪止めをはずし、工具を収納場所にしまい、外したタイヤを車内に積み込みます。

タイヤ交換が難しい場合は、保険会社のロードサービスを活用するのも一つの方法です。

チューリッヒ保険会社のロードサービスなら、24時間無料でタイヤの交換をいたします(ただし、四輪自動車の契約車両にスペアとして標準装備されている場合に限ります)。

※ロードサービスが無料で付帯されるのは、スーパー自動車保険をご契約のお客さまに限ります。

こうしたサービスを積極的に使い、タイヤのトラブルを上手に回避しましょう。

モータージャーナリスト 竹岡 圭

増し締めの際の力加減は、一般的に10kg程度といわれています。体重50kgの方の場合、腕にしっかり体重をかけて締め付けるくらいの感覚です。足でレンチをギューギュー踏みつけるのは、締めすぎです。最悪の場合、ボルトがねじ切れてしまうこともあるので、注意しましょう。すべてのナットを同じ力で締めると、ガタつきがありません。

まとめ

タイヤ交換の手順を、ご説明しました。タイヤは唯一車と道路が接する重要なパーツです。
万が一間違った方法で交換すれば大事故につながります。交換にあたっては、正しい知識が必要です。

タイヤの交換作業に自信がない場合は、ディーラーやカーショップに交換を依頼しましょう。また、道路上危険な場所でのタイヤ交換は、任意保険のロードサービスなどを活用するとよいでしょう。

※記載の情報は、2025年1月27日時点の内容です。

車のタイヤ交換のよくあるご質問

Q車がパンクした。タイヤ交換をしたいけれど、まず何をすべき?
A周囲の様子をうかがいながら、まずは車を安全なところに停めましょう。そしてエンジンを切り、ハザードを点滅させます。

さらに車の後方に三角表示板を立て、後ろに続く車に知らせましょう。

Qスペアタイヤは、どこに入っているの?
Aトランクの底や後部荷室やフロアの下に、スペアタイヤと、交換用の工具がセットされている場合があります。

まずは、トランクや後部荷室を開けてみましょう。

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