
高速道路は、快適な長距離ドライブに不可欠な交通インフラです。
しかし、安全面での配慮や情報収集を怠ると、思いがけない事故にもつながりかねません。
本記事では日本の大動脈である東名高速道路での事故の現状とともに、その対策や交通情報の入手方法についてご説明します。
東名高速道路で2018年に発生した交通事故は、静岡県警の高速隊管内だけを見ても人身事故が164件、物件事故が1,557件にのぼります。
事故による死亡者は同管内で3名、また神奈川県警の高速隊管内でも6名の方が亡くなっています。
一方で、同年に愛知県警高速隊の管内での死亡者はありませんでした。
また翌年の2019年には、開通50年にして初めて静岡県内区間でも死亡者数がゼロを記録するなど、事故防止策に一定の効果が表れている例も見られます。
ただ、いずれにせよ重大な事故が発生し続けていることに変わりはありません。
ここでは、事故の形態や事故の起こりやすいエリアについて考えてみましょう。
NEXCO中日本がまとめた「2019年における交通死亡事故の発生状況」によると、東名高速を含む同社管内の高速道路で発生した死亡事故件数は31件、死亡者数は33名でした。
この資料によれば、事故形態の内訳は以下の通りとなっています。
NEXCO中日本「2019年における交通死亡事故の発生状況」より作成
最も多かったのは、10件発生している「対停止車両追突事故」です。
これは渋滞や事故などで高速道路上に停止していた車両に追突することをいい、全体のおよそ3割を占めています。
さらに、このうち事故や故障などで停止した車両への追突事故は5件と、対停止車両追突事故の半数を占めており、高速道路上で立ち往生する危険性が浮き彫りとなっています。
やむを得ず停車した車から降り、本線に立ち入る「佇立」も極めて危険な行為です。停車を余儀なくされた場合は、車両後方のガードレールの外側に避難することが最も安全です。
また資料ではこの年に「逆走」に伴う死亡事故は報告されていませんが、いうまでもなく重大事故につながる行為です。
前方に逆走する車を発見した場合は路肩などの安全な場所に停車し、同乗者に110番や非常電話で通報してもらいましょう。
東名高速道路の上り・下りでの事故を防ぐために、特に気をつけたいエリアは神奈川県・静岡県境の山岳地帯です。
ここで多発しているのは、横転事故です。
山岳地帯がある大井松田IC〜御殿場IC間は、急カーブや急勾配が連続しています。なかでも上り線は、吾妻山トンネルを抜けたあと下り坂のカーブが続くため、雨の日はスピードを落とし、スリップに十分注意してください。
高速道路のトンネル火災も、甚大な被害をもたらす事象のひとつです。
東名高速道路では1979年に「日本坂トンネル火災事故」が発生し、車両焼損173台、犠牲者7名を出す大惨事となっています。
もしもトンネル火災に遭遇したら、次のように対処しましょう。
通報装置は50mおきに、非常電話は200mおきに設置されています。
50m間隔で消火器が設置されています。
赤字で「消火栓」と書かれたボックスが設置されている場合があります。
トンネル内のスピーカーやラジオの指示に従って行動します。
煙は温度が下がると降下することを念頭に、煙にまかれないよう非常口に避難します。
いつもは快適な東名高速道路でのドライブも通行止めや渋滞に遭遇すると、時間通りに目的地に着くことが困難になってしまいます。
「今日の事故、昨日の事故を知らないまま出かけてしまった」とならないよう、ここでは、事故・渋滞・通行止めなどの交通情報をリアルタイムで確認する方法をご紹介します。
ラジオでおなじみの日本道路交通情報センターも、リアルタイムな情報を得るための心強い味方です。こちらの情報はラジオの他に、テレビやウェブサイトでも確認できます。
NHK、民法各局で「道路交通情報」が放送されています。通常、1週間の放送回数はラジオが8000回、テレビが240回です。
台風などの災害時、帰省・行楽シーズンには、定時放送以外にも随時放送されます。
同センターのウェブサイトでも、交通情報をチェックできます。
全国マップから目的のエリアをクリックすることで、各道路のリアルタイムな情報が詳細表示されます。
Yahoo!のウェブサイトでも、交通情報のサービスが提供されています。
「Yahoo!道路交通情報」にアクセスし、道路名一覧や都道府県名一覧から目当ての項目を選んでクリックすると、通行止めや事故などの道路交通情報を知ることができます。
今回は東名高速道路の事故にまつわるさまざまな情報をご紹介しました。
事故を未然に防ぐために大切なのは、なによりも一人ひとりの安全意識です。
リアルタイムの交通情報を入手したうえで、シートベルトの着用や出発前の整備や点検も忘れずに、安全な長距離ドライブを心がけましょう。
最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。
※記載の情報は、2020年4月時点の内容です。
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