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センターラインとは。種類(白・オレンジ・実線)や車線変更について

多くの道路の中央部分には、センターラインと呼ばれる白やオレンジ色の線が引かれています。

センターラインには、途切れることのない白い実線やオレンジ色の実線で引かれているもの、白い破線で引かれているものがあります。

また、オレンジ色の実線と白い破線の両方が引かれているものもあります。

これらのセンターラインの色や線の形の違いには、どのような意味があるのでしょうか。

本記事では、センターラインの種類や長さ、それぞれの示す意味などについてご説明します。

センターラインとは

センターラインとは、道路の中央を通行整理のために左右に分けて引いた線のことで、対向車線と自車線を分離するために設けられている「区画線」の一つです。

センターラインは、車道の幅員が5.5メートル以上の区間内の中央に引かれるもので、「車道中央線」とも呼ばれています。

道路鋲や石などによって分けられているものや道路にラインがペイントされて示されている場合があります。

道路に示されているラインである区画線には、センターラインの他に4車線以上の車道の区間内の境界線を示すもの(同じ方向に走る複数車線の境界を分けるもの)である「車線境界線」、車道の外側の沿線を示す「車道外側線」などがあります。

これらの区画線は、「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」の第二章において種類や設置場所、様式などが定められています。

センターラインの種類と車線変更

ペイントで示されたセンターラインには、白い実線のもの、白の破線のもの、オレンジ色の実線のもの、オレンジ色の実線と白の破線を組み合わせたものがあります。

それぞれの意味とその場合の追い越し走行のルールについてご説明します。

白の実線の場合

白の実線のセンターラインは、道路の片側の幅員が6メートル以上ある道路に引かれています。

白の実線で引かれたセンターラインの場合は、原則としてセンターラインをはみ出して走行することが禁止されています。

したがって、センターラインを右側にはみ出して前の車を追い越すことはできません。
ただし、センターラインからはみ出さなければ追い越しすることは可能です。

白の破線の場合

白の破線のセンターラインは、道路の片側の幅員が6メートル未満の道路に引かれています。

白の破線で引かれたセンターラインの場合は、センターラインをはみ出して走行することができます。

したがって、前を走る車を追い越したり、路上に駐車されている車両などを避けて走行したりする際に、センターラインを右側にはみ出して走行することが許可されています。

オレンジの実線の場合

オレンジ色の実線で引かれたセンターラインの場合は、センターラインの右側にはみ出して前の車両を追い越すことが禁止されています。

右側にはみ出さなければ、追い越しすることは可能です。

オレンジ色のセンターラインは、追い越しのための右側部分へのはみ出し通行を禁止するもので、道路工事や路上に駐車されている車両を避ける場合など、左側を通行することが難しい場合には右側部分へはみ出して通行しても構いません。

オレンジの実線と白の破線が組み合わさった場合

センターラインにはオレンジ色の実線と白の破線が並行して引かれている場合があります。

白色の破線は、センターラインから右側にはみ出して走行することが可能なことを示しています。

一方、オレンジ色の実線は、追い越しのためにセンターラインから右側へのはみ出し走行を禁止します。

したがって、白色の破線側からは右側にはみ出して追い越し走行をすることが可能ですが、オレンジ色の実線側からは右側にはみ出して追い越し走行をすることはできません。

車線境界線の場合

センターラインではなく、同方向の車線の境界線を示す車線境界線の場合には、線の色の違いによって車線変更の可否が示されています。

白色の実線、破線の場合は、ラインをまたいでの車線変更が可能です。
オレンジ色の実線の場合の区間は、車線変更とラインをまたいでの追い越しが禁止となっています。

センターラインの長さ

センターラインの長さや間隔、幅は、道路標識、区画線及び道路標示に関する命令によって規定されています。

さらに、ペイントによって引かれるセンターラインの長さなどについては、国土交通省によって標準値が定められています。

一般道路の場合

実線の場合

  • 実線2本で示されている場合:幅0.15メートル、実線の間隔0.15メートル
  • 実線1本で示されている場合:幅0.2メートル

破線の場合

  • 都市部の道路の場合
    長さ5メートル、破線の間隔5メートル、幅0.15メートル
    ただし、都市部の道路に限り、平均走行速度が低く、かつ交通量が少ない道路に設けられる場合には、破線の幅を0.12メートルとすることができます。
  • 地方部の道路及び高速道路を除く自動車専用道路の場合
    長さ5メートル、破線の間隔5メートル、幅0.15メートル

高速道路の場合

実線の場合

  • 実線2本で示されている場合:幅0.15メートル、実線の間隔0.15メートル
  • 実線1本で示されている場合:幅0.2メートル

破線の場合

長さ5メートル、破線の間隔5メートル、幅0.15メートル

また、4車線以上の道路を新設する場合や改装する場合には、中央帯を設けることが望ましいものの、やむを得ずセンターラインを引く場合には、実線2本で示すことが望ましいとされています。

まとめ

センターラインは、対向車線と区別するために道路の中央に設けられた線のことです。

ペイントで示されるセンターラインには、白とオレンジ色の2色があり、破線と実線で示されるものがあります。

色と線の種類によって、センターラインを右側にはみ出しての追い越し走行をすることの可否が定められています。

車を運転する際には、しっかりとセンターラインの示す意味合いを理解し、交通ルールを守って安全に走行するようにしましょう。

最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。

※記載の情報は、2020年7月時点の内容です。

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