
車やバイクにはマフラーが装備されています。
マフラーは音の低減や排出ガスの抑制などの役割があります。
この役割を果たすために、マフラーはさまざまなパーツで構成されています。
マフラーの構造、各パーツの役割をご説明します。
マフラーは、車であれば後輪付近に装備されており、排出口まではさまざまな部品で構成されています。
| 部品 | 役割 |
|---|---|
| エキゾーストパイプ | エンジンの燃料室からだされた排出ガスを周囲の機器に害を与えないように大気中に導く。 |
| 触媒(キャタライザー) | 排気ガス中の有害成分を害の少ない成分に変換する。 |
| O2センサー | 触媒が効果的にはたらくように、排出ガス中の酸素濃度を検知して空燃比をフィードバックする。 |
| 高温センサー | プラグの失火などで温度が上がりすぎた際に、排気温度の警告ランプを点灯させるためのセンサー。 |
| サブマフラー | メインマフラーだけでは十分な消音効果がでないときに補う部品。 |
| メインマフラー | 主だった消音効果を有する部品。大排気量のエンジンになるほど大きな容量が必要になる。 |
| プリマフラー | サブマフラーを付けても容量が不足するときに排気管の途中を膨らませて対応するための部品。 |
以上がマフラーを構成する部品です。
サブマフラー、プリマフラーのように、場合によっては必要となる部品もあります。
すべてのマフラーが同じパーツを備えているわけではありません。
メインマフラーは消音効果を有する部品となっており、車であれば目視できる位置にありますが、一方、内部は複雑な構造となっており、製造するメーカーの技術が詰まっている部品です。
メインマフラーの呼び方、さらにメインマフラーの内部構造や交換についてご説明します。
メインマフラーはマフラーを構成する主な部品で、
「サイレンサー」と呼ぶことがあり、俗称では「タイコ」といわれることもあります。
「タイコ」と呼ばれる理由は、太い円柱状になっていることが楽器の「太鼓」に似ているからといわれています。
しかし、明確な根拠がなく「タイコ」と呼ばれる理由ははっきりとしていません。
メインマフラーの消音効果を向上させるには、サブマフラーやプリマフラーを取り付け、場合によってはインナーサイレンサーを着用することもできます。
インナーサイレンサーとは、マフラーの排気口に取り付けて消音させる部品です。
従って、インナーサイレンサーを取り付けるときは、マフラーの内径を測ってから適合する製品を選ぶ必要があります。
メインマフラーを車体と固定する役割を果たすのがステーという部品です。
特にバイクであればステーがはっきりとみえるため、マフラーを固定していることがわかるでしょう。
ステーも形状や素材はさまざまです。
メインマフラーを交換するときはサイレンサーバンドが必要となります。
サイレンサーバンドは、バンドラバーとセットで使い、サイレンサーに遊びが出ないようにしっかりと固定していきます。
サイレンサーバンドを選ぶ際も、外径に注意して適合する製品を選びます。
マフラーには可変バルブ付きマフラーというタイプがあります。
可変バルブ付きマフラーは、スイッチの操作でマフラーの音量や音質をコントロールすることが可能です。
スイッチ操作によりバルブを閉めると、排気がメインマフラーのみを通過するため、純正のマフラーと同様の静音になります。
一方、バルブを開けるとエキゾーストパイプを通過し、メインマフラーを通じた音波干渉の効果により音質を調節します。
バルブを全開にすると、甲高いレーシングカーのようなマフラー音になるのが特徴です。
内部構造が複雑なマフラーは、多くの部品から構成されています。
以下に主立った7つのマフラーパーツを取り上げ、それぞれの役割をご説明します。
ガスケットは、サイレンサーやエキゾートパイプの接合部分、連結部分の排気漏れを防ぐ部品です。
ガスケットはいくつかの種類があります。
カーボン素材のガスケットは密着性が高く排気漏れを防ぐ効果が高く、メタル素材のガスケットは高温箇所でも使うことが可能なため、レーシングカーに適するタイプです。
また、液体ガスケットもあります。
液体ガスケットは常温でも流動性のある物質であり、パーツの接合部分に塗布すると粘着性の薄層を形成します。
薄層により接合部分に気密、油密、水密を完全にし、漏れ防止と耐圧機能をもちます。
マフラーアースは、マフラー内で発生する静電気を除去する役割があります。
また、マフラー本体の腐食や異音を防ぐことも可能です。
バッフルは、サイレンサー(マフラー)の排気口に装着すると音量を抑える効果があります。
さまざまな製品が販売されており、素材や形状を好みのものにできます。
ただし、使用中のマフラーの内径を測ったうえで適合する製品を選んでください。
フランジは、マフラーのつなぎ目のことであり、ガスケットを挟んで排気漏れを防ぎます。
フランジの形状は車種により異なるため、それぞれに適合するガスケットが必要になります。
また、ガスケットを挟んだ後は、ナットやボルトを使ってエキゾーストパイプとエンジンを結合させます。
スプリングは、マフラーに取り付けると、振動やビビリ音の発生を抑える効果があります。
文字通りバネのような部品ですが、両端についているフックの形状によりスプリング自体にかかる負荷を軽減します。
また、保護チューブを装着することで、スプリングにかかる振動を抑制することも可能です。
吊りゴムは、マフラーの下がりやブレ、車体への干渉、脱落などを防ぐためのパーツです。
好みの高さにマフラーを吊り下げることができ、カスタマイズにも有効なパーツになります。また、さまざまな形状の製品があるため、幅広い車種に対応しています。
ジェットサウンドは、マフラーの排出口に簡単に取り付けることで、音を変えることができます。
純正のマフラーにも対応しており、他のパーツを取り換えることなく手軽にマフラー音の違いを感じられるでしょう。
マフラーは多くのパーツで構成されており、使われている部品も多岐にわたります。
また、それぞれのパーツや部品には役割があり、車の排気を支えています。
マフラーの故障やカスタマイズの際の参考にしてください。
最後に、車を所有されている方は、チューリッヒの自動車保険をご検討ください。
万が一の車の事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。
※記載の情報は、2025年8月時点の内容です。
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