消極損害

「積極損害」は、事故が起こらなければ出費しなかったであろう費用で、積極的に財産を失わざるをえなかった場合の損害をいいます。被害者の葬儀費用、介護費用、治療費、それらに伴って発生する交通費や雑費などがこれに当たります。これに対して「消極損害」とは、事故が起こっていなかったら被害者が将来得るはずだった利益の喪失です。
後遺障害や死亡による逸失利益(本来得られるはずだった収入)、休業損害などがこれにあたります。積極損害と消極損害は、物的な損害についてのもので、総合して財産的損害と呼ばれます。これに精神的損害である慰謝料などを加えたものが、損害賠償額となります。
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