更新日:2024年4月4日
公開日:2019年8月1日
ニュースや情報番組では、連日のようにあおり運転や、危険運転致死傷罪に該当するような運転による痛ましい事故が報道されています。こうした危ない運転により事故にあってしまったとき、事故の証拠として提出できるのがドライブレコーダー(ドラレコ)で記録した映像です。
ドライブレコーダーと聞くと自動車用のものを連想する方も多いかもしれません。バイクに乗る方は、性能がバイクに特化したバイク用ドライブレコーダーを用意しておきましょう。バイク用ドライブレコーダーの必要性や種類、おすすめの取り付け場所についてご説明します。
ポイント
自動車同様、普及率・必要性ともに高まっているのが、ドライブレコーダー(ドラレコ)です。「あおり運転」や「危険運転致死傷罪」に該当するような危険な運転によって、理不尽な事故に見舞われたときに、有効な証拠を準備できる装備として注目されています。
また、事故の証拠に限らず、ドライブレコーダーの種類によってはツーリングの記録を思い出として残せるタイプもあります。積極的に活用することで、よりバイク生活が充実したものとなるでしょう。
体がむき出し状態で運転するバイクは、事故による被害も甚大なものになりかねません。大きな事故にあった場合、本人の意識が曖昧になり、負傷状況によっては正確な証言ができなくなってしまうことも考えられます。
そのような状況下でも、証拠能力を格段に上げてくれるのがドライブレコーダーです。警察・裁判所・保険会社に提出する重要な証拠として認められているので、万が一の備えとして用意しておくと安心です。
駐車場で目を離している隙の当て逃げやイタズラに対しても、ドライブレコーダーは効果的です。本体そのものはコンパクトで目立ちにくいものの、車体に「ドライブレコーダー録画中」などのステッカーを貼っておくことで抑止につながります。
また、後方にもドライブレコーダーを設置すれば、あおり運転などの危険な妨害を抑止できるうえ、万が一被害を受けても証拠が残ります。
ドライブレコーダーの使い道は、万が一の事故の記録を残すだけではありません。ツーリングの思い出として動画を残すことも可能です。機種によってはGoProのように臨場感のある動画を撮影できるタイプもあるため、家族や友人に共有したり、SNSにアップしたりする動画の撮影にも役立ちます。
ドライブレコーダーには、大きく分けて「前後方タイプ」「前方タイプ・後方タイプ」「ヘルメット装着タイプ」「身に着けるタイプ」などがあります。それぞれ特長が異なるため、詳細を説明していきます。
バイク初心者から熟練者まで、多くの方におすすめできるのが前後方タイプです。
事故は前後左右どこで起こるかわかりません。前後方タイプなら、バイクの前方・後方の状況を同時に撮影できるため、広範囲を記録できます。
前方からの事故に限らず、後方からの追突やあおり運転など、あらゆるパターンのトラブルに対応できる機種です。
バイクの前方のみ、後方のみを撮影するタイプのドライブレコーダーです。1台なのでリーズナブルに抑えられるうえ、前方または後方用のカメラを必要に応じて追加することもできます。
最初から本格的なドライブレコーダーを導入する前に、まずはコスパのよい商品で試してみたいという方におすすめです。
バイクではなく、運転者のヘルメットに装着するタイプのドライブレコーダーです。運転者の目線に近い走行風景を撮影できるため、ツーリング映像などの記録に適しています。さらに最近では、インカム一体型の製品も登場し、ツーリングをともにする仲間との通話や音楽を楽しみながら録画が可能です。
ただし、バイクに固定されているものではないため運転者がバイクを離れたスキの当て逃げ、イタズラなどの抑止力としては弱い点を認識しておきましょう。
運転者の服や首元に装着するタイプのウェアラブルレコーダーです。複雑な設置作業は無く誰でも簡単に撮影が可能で専用アプリですぐに確認できます。
バイク・原付用のドライブレコーダーは、機種によって搭載されている機能が異なるため、目的や用途によって選び方が変わります。ここからは、バイク・原付用ドライブレコーダーの各機能を説明します。
記録する本体とカメラが一体になっているタイプを一体型、別々に分かれているタイプを分離型といいます。一体型はおもにヘルメットやハンドルに設置するケースが多く、分離型は好きな場所に設置可能です。
バイクは自動車と違い、カメラが直接風雨や砂塵などに晒されるため、防水と防塵機能を備えた機種を選ぶ必要があります。この防水/防塵機能はIP(International Protection)規格によって定められているので、ドライブレコーダーのスペック表で確認しましょう。
防塵レベルは0〜6、防水レベルは0〜8の数字で分けられ、数字が大きくなるほど防塵・防水効果が高くなっています。
記載例として「IP64」と書かれている場合、左の数字が表す防塵レベルが6、右の数字が表す防水レベルが4となります。この数字から読み取れる内容は「粉塵が内部に侵入しない」程度の防塵レベルでありつつ、「いかなる方向からの水の飛沫によっても影響を受けない」程度の防水レベルであることです。
IP規格の表示を確認し、必要なスペックを選びましょう。
ドライブレコーダーの電源は、バイクのバッテリーから電力を得るタイプと、ドライブレコーダー本体のバッテリーから電力を得るタイプがあります。バイクから電力を得るタイプは、エンジンをかけると同時に電力が供給されるので、長時間の使用でも電池切れの心配がありません。
一方で、ドライブレコーダー本体から電力を受けるタイプは、長時間使用すると電池切れの可能性があります。ただ、バイクのバッテリーと接続しないぶん、装着が手軽で複数台のバイクを所有していても付け替えが簡単な点がメリットです。
万が一のことを考えると、バイクから電力を得るタイプのほうが、バッテリー切れや電源の入れ忘れの心配がなく安心ですが、それぞれのメリットを比較して検討しましょう。
記録をとるためのドライブレコーダーですが、画質が悪いとナンバープレートが読み取れないといった事態になりかねません。しっかりと記録をとるためには、フルHD(1920×1080)がおすすめです。また、明るい場所に限らず暗い場所でも鮮明に記録できるかを確認しましょう。
記録メディアの容量がいっぱいになっても、古いデータに上書きをして録画するループ録画機能があれば、直近の映像が録画されていきます。記憶メディアの残量を気にする必要もなく、直近の映像が録画されて安心ですが、上書きして古い映像が消えてしまう点には注意しましょう。
ドライブレコーダーのなかには、Wi-Fi接続によりスマホと連動できるタイプもあります。死角ができないようカメラのアングルや設定をスマホで操作したり、無線LAN接続により撮影した映像をその場でスマホで確認できたりと、便利な機能が搭載されています。
また、事故が起きたときに保険会社に対象の映像を直接送信できるタイプもあるため、早急な事故対応を望めます。
日中のみならず、夜間の事故にも備える必要があります。夜間は暗いだけでなく、対向車からのライトや街の明かりなど、撮影条件が厳しいものです。夜間とはいえ、相手の車のナンバー、信号などがはっきり映っていないと証拠能力がなくなる可能性も高いため注意しましょう。
夜間の画質は、購入時にサンプルを確認したり、充分な説明を受けたりしたうえで、しっかり見えるものを選びましょう。
Gセンサーとは、ある一定以上の衝撃に反応する機能です。Gセンサーが搭載されていることにより、衝撃を感知すると、その前後の映像を自動的に録画します。
事故前後の数十秒間の大事な映像が確実に保存されるため、証拠映像の保持に重要な機能といえるでしょう。また、駐車中に衝突された際に撮影を開始するモデルも多いです。
ドライブレコーダーがLED信号機に対応しているかどうかも忘れずに確認しましょう。LED信号機に対応していない場合、動画を撮影するときのフレームレートと信号機の高速点滅が同期してしまい、信号の色が赤か青かを判別できない場合もあります。
また、関西と関東で電波周波数が異なるため、自分の利用する地域に対応したもの、もしくはどちらの地域にも対応したものを選びましょう。
証拠としての効力に直接は影響しないものの、GPS機能があると、録画している映像とあわせて位置情報が記録できます。また、機種によっては通過スピードを記録できるものもあります。
事故に備えるばかりでなく、ツーリングの思い出として記録を残したり、振り返ったりすることが可能です。
取り付け場所として、前方カメラはハンドル周り・ミラー付近・ライト下、後方カメラはシート下への取り付けが一般的です。振動の少ない場所に取り付けると記録は安定します。車体に取り付けるタイプの他、ヘルメットや腕に取り付けられるタイプもあります。
車体に取り付けるタイプのドライブレコーダーは、好きな場所へ自由に取り付けられます。ただし、カウルの両サイドに取り付ける場合、転倒時にダメージを受けやすいため注意しましょう。
交通事故が起こったときに、転倒してドライブレコーダーが故障してしまうと記録が残らない可能性もあるので、壊れにくい場所を探して設置するようにしてください。また、車体が映り込まない位置で、なおかつ前方または後方がしっかりと記録できる場所に調整することも必要です。
ハンドル周辺は、前方を撮影しやすく手元で操作しやすい点がポイントです。運転に支障のない配置を考えたり、コード類を結束バンドでまとめたりするなどの工夫をしましょう。
また、ハンドル周辺にUSBチャージャーやシガーソケットを装着していると、ドラレコへの電源供給も簡単に行えます。
ヘルメットタイプは配線処理も不要で簡単に装着可能です。事故の瞬間のみならず、話し合いの現場も記録できることから、事故現場に駆けつける白バイ警察官も多くはヘルメットタイプを使用しています。
取り付け方法は、ヘルメットにブラケットを使用するタイプと、両面テープを使用するタイプの2つです。ヘルメット装着タイプは工費がかからず、ドライブレコーダーが盗難されるリスクも少ないなどのメリットがありますが、駐車時は監視できない点がデメリットです。
バイク用ドライブレコーダーの取り付け工費は、持ち込みの場合は10,000〜13,000円前後が相場です。一方で、ショップで購入し、そのまま取り付けを依頼すると5,000〜9,000円に抑えられる可能性もあります。
DIYによる取り付けも可能ではあるものの、配線ミスや何らかの原因でショートしてしまうリスクもあるため難易度は高くなります。工費を抑えつつ、適切な取り付けを行うためにも、ショップで購入して設置まで依頼したほうが安心といえるでしょう。
ドライブレコーダーのデータをもとにあおり運転などが立件されるケースが増えてきました。ですが残念ながら車に比べてバイクのほうが普及率が低いのが現実です。ケガのショックで記憶が曖昧になってしまうことも多いので、確実に証拠を残せるドライブレコーダーは必須アイテムといえます。乗る機会が多い方はバイクに装着するタイプ。たまのツーリング使用ならインカム一体型もおすすめです。
※2024年4月の内容です。
関連記事リスト
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒのバイク保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒのバイク保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
インターネットから申し込むと、
初年度最大10,500円割引※