更新日:2024年5月30日
公開日:2021年1月26日
バイクタンクの塗装には、業者・ショップに依頼する方法と自家でDIYする方法の2つがあります。業者・ショップへ依頼する場合は15,000〜50,000円ほどが目安です。一方で、DIYで塗装すると7,000〜10,000円ほどの金額で抑えられます。
バイクタンクを自分で塗装するために必要な道具とやり方、業者に依頼する場合の料金などをご説明します。バイクタンクの塗装を検討している方はぜひ参考にして、自分好みにカスタムしていきましょう。
ポイント
バイクのタンクは、いわゆるガソリンタンクのことで、参考画像の赤色の部分を指します。シートの前方にあり、バイクの外観を大きく占めるため、見た目の印象を左右する部分です。
バイクタンクを塗装すると、以下のようなメリットがあります。
走行時に発生する小キズや、経年で色褪せた部分を塗り直すことで、見栄えをよくすることができます。
バイクタンクは走行時に飛び散る砂や、洋服のファスナーとの擦れなどにより、小キズがつきやすい部分です。また、経年によって塗装が剥げたり色褪せが起こったりと、長期間使用しているうちに見た目が悪くなります。
バイクタンクを塗装することで、そのような小キズや色褪せの修復ができるため、新品のような見栄えに仕上がるでしょう。
塗装に個性的なカラーを選択すると、オリジナリティのあるカスタムを施せます。
見た目の印象を左右しやすいパーツであるため、自分らしさを表現できるよう、こだわりのカラーを選択してみるのはいかがでしょうか。
DIYでバイクタンクを塗装する場合、必要な道具を揃えると総額10,000円ほどかかります。塗装には以下のものを揃えましょう。
| 名称 | 概要 |
|---|---|
| ミニサンダー | 下地の研磨用 |
| サーフェイサー | 塗装前の下地材 |
| ウレタン塗料 | メインの塗装用 |
| 耐水ペーパー(#400〜#2000) | 防水加工されたサンドペーパー |
| クリアスプレー | 仕上げ用のトップコート |
| 剥離剤(リムーバー) |
古い塗装を剥がすために使用 ※必須ではないが、より美しく仕上げたい方向け |
| 洗浄液(アセトン) |
塗装前の脱脂に使用 ※必須ではないが、より美しく仕上げたい方向け |
| コンパウンド |
研磨粒子が配合された磨き剤 ※必須ではないが、より美しく仕上げたい方向け |
バイクタンクは、必要な道具が揃えばDIYで塗装できます。ただし、乾燥時間を含めると1週間程度かかるため根気が必要です。
以下の手順で作業をしていきましょう。
まずは、耐水ペーパー(#400)または剥離材を使って古い塗装を剥がします。
古い塗装が劣化している場合は耐水ペーパーでは剥がれにくいため、剥離材を使用するのがおすすめです。剥離材を塗ってからしばらく放置をすると古い塗装がめくれ上がるため、スクレーパーといった工具で剥がしましょう。
タンクにサビがある場合は粗目の耐水ペーパーで磨きます。広範囲にわたる場合は、耐水ペーパーとミニサンダーを使って落としておきましょう。また、表面に油分が残っていると塗装を弾いてしまうため、洗浄液を用いて脱脂をしておくとより綺麗な仕上がりとなります。なお、塗装用の薬剤は刺激が強く手荒れする可能性が高いため、耐溶剤手袋を着けて使用するのがおすすめです。
タンクに凹みがある場合には、パテをつけて補修します。しっかりと乾燥したら、耐水ペーパーを当てて平らにならしておきましょう。
サーフェイサーは塗装前の下地であり、表面の細かな傷・凹凸を埋めたり、塗料の吸い込みを抑えて発色をよくしたりする効果があります。一度塗りよりも、薄く何度か吹きかけて厚塗りをするとより綺麗に仕上がります。
サーフェイサーで下地を整えたら、耐水ペーパー(#1000)で全体を研磨しましょう。サーフェイサーを塗ったあとに細かな傷を付けることで、次に使用する塗料のノリをよくする効果があります。
なお、塗装するときに空気中の埃やゴミがついてしまうこともあります。できれば埃などが少ない場所で塗装するのが理想です。最近では、簡易的なペイントブースも販売されているため、より綺麗に仕上げたい場合は購入を検討してみてもよいでしょう。
下地が整ったら、いよいよ塗装です。塗装は一度で塗り切るのではなく、重ね塗りをしましょう。一度に大量のスプレーをすると、塗りムラができやすかったり塗料が垂れてしまったりと仕上がりが悪くなります。
少々面倒かもしれませんが、表面に薄くスプレーし、完全に乾燥したことを確認して再び薄くスプレーするという工程を3〜4回繰り返しましょう。
塗装が完了したら、最後にクリアスプレーでコーティングをしましょう。塗装と同様に、薄くスプレーして乾燥させるという工程を2〜3回繰り返します。
塗装中にゴミがついてしまった場合には、耐水ペーパーで擦った後にコンパウンドで磨くと改善できることもあります。磨くときは柔らかい布を使用しましょう。
DIYでバイクタンクを塗装するときは、以下の点に気をつけると綺麗に仕上がります。
バイクタンクの塗装をするときは、乾燥させる工程が重要です。乾燥を怠ると、表面にヒビのような模様が入る可能性があります。
強度の低いラッカー塗料であれば数十分でも乾燥できるものの、ウレタン塗料は乾燥するまでに、夏なら1日程度、冬なら1週間以上の時間がかかる場合もあります。
もったいないと感じてしまいますが、スプレーは最後まで使い切らないことがポイントです。
残量がわずかになり、ガス圧が下がると吹き付けるときにダマになりやすく綺麗に塗装されません。また、表面に気泡が混ざってしまう可能性もあるため、ガス圧が減ってきたと感じたら新しいスプレーに切り替えましょう。
DIYで塗装するのは労力がかかるため、時間が取れない場合は業者に依頼することもひとつの手です。バイクの修理・改造や、ペイントを専門とする業者もあります。
バイクタンクの塗装を依頼できる業者・ショップは以下のとおりです。
バイクの塗装を行う業者は全国的に見ても少ないのが現状です。もし近くにペイントショップがない場合は、バイク専門店へ聞いてみましょう。バイク専門店は塗装業者と繋がりがあるため、情報収集に最適です。
バイクタンクの塗装料金の相場は、15,000〜50,000円です。単色のみを使用したソリッド塗装なら比較的リーズナブルに済みますが、パール入りやキャンディー塗装の相場は高くなっています。
なかでも、2・3色に塗り分けをすると工程が倍以上になることから、料金がより高くなる傾向にあります。ラインやマークといった加工を施す場合には、デカール(シール)で対応するのもひとつの手段です。
ショップへ依頼する前に、バイクの状態を綺麗にしておきましょう。依頼するときに泥やオイルが付着したままにしておくと、清掃のために余計な工賃がかかる可能性があります。
少々手間がかかるとはいえ、ある程度自分で清掃をしてから持ち込むと、余計な費用がかからずにすみます。
バイクタンクの塗装をDIYで行う費用と、業者・ショップへの依頼料金の相場を以下の表にまとめました。
| 手法 | 料金相場 |
|---|---|
| DIY | 7,000〜10,000円 |
| 業者・ショップ | 15,000〜50,000円 |
※料金は購入する道具や業者によってそれぞれ異なりますので、あくまでも料金の目安としてください。
※2024年5月現在
費用を抑えて塗装したい方にはDIYが向いています。一方、時間をかけるのが難しい方は、短期間で仕上げてくれる業者・ショップへ依頼するのがおすすめです。
バイクタンクの塗装をすることで、見栄えをよくしたりオリジナリティを出したりと、自分好みの見た目にカスタムできます。バイクタンクをセルフ塗装するときは、時間をかけて丁寧に行うようにしましょう。
塗装で一番大事なのは、足つきと呼ばれる下地処理の部分です。一部だけペーパーが当たっていなかったりすると仕上がりが悪くなります。いきなりタンクを塗装するのではなく、失敗しても困らないような物で練習してからやるほうがよいでしょう。また純正色で塗りなおしたい場合には、車体のカラーコードを調べてアマゾンや楽天で検索すれば塗料が見つかるはずです。
※記載の情報は、2024年5月時点の内容です。
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