公開日:2022年9月29日
ペット保険には加入したいけど「保険料がもったいない」「ペット保険に加入した方がよい理由が分からない」といった理由から、加入をためらう方も多いでしょう。この記事では、ペット保険が必要なケース、不要なケースについて解説します。
ペットの治療費の相場や動物病院の利用頻度について確認します(公益社団法人日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査(平成27年度)」「家庭飼育動物(犬・猫)の飼育者意識調査(平成27年度)」を参考)。
主な診療料金の中央値は以下の通りです。手術を伴う入院の場合は、治療費が高額になる傾向があります。
ペット保険で一般的に補償される内容は、ケガや病気による動物病院の通院での治療費用、入院での治療費用、手術による治療費用となっています。
補償内容や保険料はペット保険の商品によって異なるため、ペット保険に加入する目的を明確にした上で、比較検討する必要があります。
ペット保険がもったいないと思われやすい理由について確認します。
ペット保険の保険料は掛け捨てであることが一般的です。貯蓄としての機能は期待できませんが、その分、保険料はお手頃な価格になっているといえるでしょう。
ペット保険によって補償される病気や治療の種類は異なります。すべての病気や治療が補償されるわけではありませんので、もったいないと感じる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ペット保険の補償対象となっている病気やケガの治療は高額になるケースもあります。いざという場合のことを考えると、無駄にはならないといえます。
ペット保険に加入していても、治療費が全額補償されるとは限りません。しかし、補償割合(※1)、補償限度額(※2)などをペット保険加入時に選択することで、必要な補償を受けることができます。
※1 補償割合
保険の対象となる治療費のうち保険金として支払われる割合のこと。補償割合が70%の場合であれば、保険の対象となる治療費のうち70%が保険金として支払われ、残りの30%は自己負担となります。
※2 補償限度額
保険会社から被保険者に対して支払われる保険金の限度金額のこと。1年間の支払保険金の限度額を定めているものや、入院・通院・手術などの日数や回数に対して限度額を定めているものなどがあります。
ペット保険によって免責金額(※3)が設定されている場合があります。免責金額が0円に設定されているケースもありますが、一般的に免責金額が少ないほど保険料は高くなります。
※3 免責金額
ペット保険の契約者が自己負担する金額のこと。例えば、補償割合70%、免責金額5,000円、保険の対象となる治療費(手術)10,000円で、治療費から免責金額を差し引き、補償割合をかけた額が保険金として支払われる場合、支払われる保険金は(10,000円-5,000円)×70%=3,500円となります。自己負担金額は、治療費10,000円-支払われる保険金3,500円=6,500円です。
ペット保険が不要となるケースについて見ていきます。
ペットの治療費は自己負担となります。時には、治療費が高額になる場合もあるでしょう。しかし、自分で支払える経済的余裕や預貯金があれば、今すぐにペット保険に加入する必要性は低いといえるでしょう。
補償してもらいたい病気や治療が補償の対象外で、他に加入するメリットが感じられない場合は、ペット保険に加入する必要性は低いといえるでしょう。
ペット保険が必要になるケースをご紹介します。
ペットの治療費は高額になる場合もあります。いざというときのために金銭面の備えをしたいという方は、ペット保険に加入すべきでしょう。
掛け捨て型であれば、手頃な保険料で高額な治療費に備えることができます。
適切な治療方法はわかっているのに、経済的な理由で治療をあきらめざるを得ないケースもあります。しかし、ペット保険に加入することで、高額な治療費であっても治療に踏み切れます。ペット保険に加入することで、治療の選択肢は広がるでしょう。
ペットの治療費 は自己負担のため、治療費が高額になる場合もあります。大切なペットの万が一の備えとして、高額な治療費をカバーできるペット保険の加入を検討してみてはいかがでしょうか。
チューリッヒのペット保険に加入する主なメリットについてご紹介します。
補償の範囲を治療費が高額になるケースが多い犬の「がん・良性腫瘍・骨折・脱臼※」による通院・入院・手術の治療費用に特化。その分、保険料を低く抑えています。
通院・入院・手術ごとの日数や回数による限度額がなく、年間の支払限度額のみのため、高額な治療費が生じるケースに備えられます。
自己負担金額3万円をのぞき100%補償します(年間100万円限度)※4。
※ お申込みの補償プランによっては、脱臼は補償の対象になりません
※4 治療費用保険金は年間100万円が支払限度額となります。また、初年度契約から継続された保険期間中にお支払いした治療費用保険金と診断書等費用保険金を合計した額(通算支払限度額)は300万円が限度額となります。詳細は重要事項説明書をご確認ください。
保険料を抑えつつ、いざというときのためにペット保険に加入しておきたいとお考えの方は、ぜひチューリッヒのペット保険をご検討ください。
給与明細は「手取り額しか見ない」普通のサラリーマンでしたが、お金の知識のなさに漠然とした不安を感じたことから、CFP®資格を取得。
現在、生活に身近なお金・終活・高齢期の生活資金の準備や使い方のテーマを中心に、個別相談、セミナー講師、執筆などで活動中。
中田FP事務所 代表
CFP®認定者
終活アドバイザー
NPO法人ら・し・さ 正会員
株式会社ユーキャン ファイナンシャルプランナー(FP)講座 講師
日本FP協会 くらしとお金のFP相談室 相談員(2020年)
日本学生支援機構認定 スカラシップ・アドバイザー(平成29年10月認定)
元システムエンジニア・プログラマー