公開日:2022年10月25日
ペット保険は大切なペットのために加入しておきたいものです。しかし、補償 が開始されるまでの待機期間を把握せずに加入してしまうと、いざというときにペットを守れないケースも起こり得ます。今回は、ペット保険における待機期間について解説していきます。
待機期間とは、保険開始日(契約開始日)から補償開始日(責任開始日)までの期間のことを指します。契約前に感染した病気が発症するまでに時間がかかるケースを考え、待機期間を設けている保険もあります。また、待機期間のことを免責期間と呼ぶ場合もあります。
待機期間の有無や期間はペット保険によって異なります。待機期間を設定しているペット保険では、病気の場合にのみ設定しているものや、傷病の種類(ケガ、病気、ガンなど)によって個別に設定されているものもあります。
ケガの待機期間は0〜15日に設定されている場合が多いです。ケガは潜伏期間がないため、待機期間は短めに設定されています。
病気の待機期間は15〜30日に設定されているケースがほとんどです。病気は潜伏期間が存在するため、長めの待機期間が設定されています。
病気の中でも、ガンの待機期間は30日〜120日と長く設定されているペット保険が多いです。ガンはすでに発症していても気づかないケースもあるため、一般的な病気よりも長めに設定されています。
待機期間なしのペット保険はあまりありません。保険加入前にかかっていた病気についての潜伏期間(発症するまでに時間がかかるケース)を考慮するためです。一方、ケガは潜伏期間がないため、待機期間が0日となっている場合もあります。
ペット保険の待機期間で考慮すべきポイントについて確認します。
待機期間が設定されているケガや病気が期間中に発生した場合、ペット保険に加入していたとしても補償を受けられません。大切なペットを守るためにも、待機期間については必ず確認しておきましょう。
待機期間なしのペット保険であっても、発症する病気等によって待機期間が設けられている場合があります。例えば、ケガの場合は「待機期間なし」であっても、病気(ガンを除く)の場合は「待機期間30日間」、ガンの場合は「待機期間60日間」のように、発症する病気等によって、異なる待機期間が設定されているペット保険もありますので、しっかりと確認する必要があるでしょう。
ペット保険によっては、待機期間中に病気が発症してしまった場合にも、補償を受けられる待機期間不適用特約をつけられるケースがあります。ただし、特約を付加することで保険料が高くなってしまいます。
チューリッヒのペット保険では、保険開始日から責任開始日の前日まで待機期間が設定されています。責任開始日は保険開始日から31日目です 。保険加入前にかかっていた病気による骨折・脱臼※、およびがん(悪性腫瘍)・良性腫瘍についての潜伏期間を考慮しているため、待機期間が設定されています。
※ お申込みの補償プランによっては、脱臼は補償の対象になりません。
ペット保険加入をお考えの方は、ぜひチューリッヒのペット保険をご検討ください。
給与明細は「手取り額しか見ない」普通のサラリーマンでしたが、お金の知識のなさに漠然とした不安を感じたことから、CFP®資格を取得。
現在、生活に身近なお金・終活・高齢期の生活資金の準備や使い方のテーマを中心に、個別相談、セミナー講師、執筆などで活動中。
中田FP事務所 代表
CFP®認定者
終活アドバイザー
NPO法人ら・し・さ 正会員
株式会社ユーキャン ファイナンシャルプランナー(FP)講座 講師
日本FP協会 くらしとお金のFP相談室 相談員(2020年)
日本学生支援機構認定 スカラシップ・アドバイザー(平成29年10月認定)
元システムエンジニア・プログラマー