
バイク・原付が突然動かなくなったという経験はないでしょうか。その原因のひとつに、「バッテリー上がり」があります。バイク・原付の初心者の方であれば「バッテリー上がり」の対処法がわからず、戸惑ってしまうかもしれません。そもそもバイク・原付のバッテリーが上がると、どのような症状があらわれるのでしょうか。バイクのバッテリーの充電・交換方法、寿命、そしてバッテリー上がりの原因について、ご説明します。
バイクは燃料で稼働するのが一般的です。また、セルモーター(セルスターター)を使って駆動するものもあります。
バッテリーとは、充電可能な電池のことです。原付を含め、バッテリーがなければエンジンは始動しません。セルモーターとは、バッテリーの電力でモーターを回転し、エンジンを始動させるものです。
バイクのバッテリーには、大きく分けて2つの種類があります。それはVRLA(制御弁式)と開放型です。最近は、メンテナンスフリーでコンパクトなVRLAが増えています。
VRLAは開放型と異なり、バッテリー液の補充が不要です。またVRLAの電圧は、すべて12Vです。
開放型は、水の電気分解と蒸発でバッテリー液が減少するためバッテリー液の補充が必要です。開放型の電圧には、6Vと12Vの2つがあります。
| バッテリーの種類 | 電圧 |
|---|---|
| VRLA(制御弁式) | 12V |
| 開放型 | 6V |
| 12V |
バッテリーの電解液のタイプには、2つあります。液別タイプと液入り充電済みタイプです。
使用前に電解液を注入し、電解液と極板が反応することで、電気が発生します。
バッテリーにもともと電解液が入っているため、そのまま使用できます。
バイク用のバッテリーには、JISで定められた規格があります。型番は、大きく分けて3種類です。その読み方をご説明します。
VRLAオートバイ用のバッテリー
高性能オートバイ用バッテリー
標準型オートバイ用バッテリー
バイクは車に比べると車体が小型です。それに伴い、バッテリーの容量も小さくなります。
バイクのバッテリーの電圧不足などによりエンジンが始動できないことを、一般的に「バッテリー上がり」といいます。バッテリーが上がると、以下のような症状があらわれるようになります。
このような兆候があらわれたら、バッテリーが上がっていると考えてもよいでしょう。
参考元:JAF『クルマ何でも質問箱』
バイクのバッテリーが上がる原因は、以下の7つが考えられます。それぞれの対処法も、併せてご説明します。
ライト類の消し忘れは、非常に多いといわれています。
バイクを使用していなくても、バッテリーは常に放電しています。点検のうえ、必要に応じてバッテリーを充電しましょう。
バイクの使用頻度や環境にもよりますが、バイクのバッテリーの寿命は2〜3年といわれています。2〜3年経ったバッテリーは、早めに交換しましょう。
事故によるバッテリーの内部故障が、原因になることもあります。内部故障が考えられる場合は、バッテリーの交換が必要です。
車両側の充電装置が故障した場合も、バッテリー上がりの原因になります。
充電装置を修理したうえで、バッテリー点検を行ってください。
車両側配線の劣化によるリークで放電や電圧不良が起こり、バッテリーが上がることがあります。まずは車両側の修理が必要です。
端子の緩みによる接触不良で、電流の流れが悪くなると、バッテリーが上がることがあります。まずは、車両側の修理を行いましょう。
バッテリーを充電しても、これまでのような性能が発揮できなくなることもあります。できるだけバッテリーを上げないように、注意することが大切です。
どのようにバイクを使えば、バッテリーが上がらないのでしょうか。以下の4つのポイントがあります。
バイクのライト類がつけっぱなしになっていることがあります。特に昼間はライト類がついていても、気がつかないことが多いで注意しましょう。
バイクがどのような状態にあるのかを常にチェックすることが大切です。ふだんバイクに乗っていなければ、バッテリーの異変に気がつかないかもしれません。特に2年以上乗っていない場合は注意が必要です。
バイクにしばらく乗らないことがわかっている場合は、バッテリーを取りはずしましょう。そしてバッテリーを充電し、冷暗所に置いておけば、バッテリーの自己放電を減らすことができます。
セルモーターを押している時間は、5秒くらいが望ましいとされています。一度で始動できなかった場合は10秒ほど時間を置きます。そして再度、始動してみましょう。
バイクバッテリーには、定期的なメンテナンスが必要です。具体的にどのようなことを行えばよいのでしょうか。
開放型バッテリーであれば、ふだんからバッテリーの電解液面を点検することが大切です。
液面の高さがLOWER LEVELを下回る前に、精製水を入れる必要があります。精製水の量を確認し、足りなければUPPER LEVELまで補充しましょう。
「バイクのバッテリーが上がる原因と対処法」の項でもお伝えしましたが、バッテリーだけでなく車両側の点検も大切です。ケーブル端子に緩みが生じていたり、腐食や損傷があったりすると、バッテリーが上がります。
腐蝕している場合は、ワイヤーブラシやサンドペーパーで磨いてください。また磨いた後はグリースを塗って、保護しましょう。
バッテリーが上がっている兆候が見られたら、バッテリーを点検したうえで、充電します。充電の方法についてはバイクの取扱説明書を見るかプロに相談しましょう。
しばらくバイクに乗らない場合は、バッテリーをはずすこともあると思います。再びバッテリーを取りつけるときは、きちんと取りつけられているか確認することも大切です。
ふだんからライト類がついていないかを確認し、長期間バイクに乗らない場合はバッテリーを外しましょう。まずは、これを習慣づけ、定期点検をしっかり行うことが大切です。
最後に、バイクを所有されている方は、チューリッヒのバイク保険をぜひご検討ください。
万が一のバイクの事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。
※記載の情報は、2024年5月時点の内容です。
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