“読む気候変動対策”メディア、
Green
Timesについて
-
記事を“読む”だけで森林保全活動の支援につながります
- チューリッヒ保険会社は企業としての排出CO2削減などはもちろん行った上で、気候変動という全人的な問題へ対応するには一人ひとりの理解と参加も重要であると考え、多くの人が気候変動についてよりよく知り参加できる“きっかけ”作りを始めました。
-
- STEP 1
- 「Green Times」の
記事を読む
-
- STEP 2
- 気候変動を考えるきっかけになったか、ボタンで回答
-
- STEP 3
- きっかけになった数に応じて、チューリッヒ保険会社が森林保全活動へ寄付
10月頃から翌年5月頃まで、観客の声援に包まれ、熱気あふれる試合が繰り広げられるバスケシーズン。一方で、年間をとおしてチームが情熱を注ぐ活動があることをご存じでしょうか。
プロバスケットボールチームである滋賀レイクスは、企業スローガン「Lake
up
together」を掲げ、地域に密着してさまざまな活動を展開してきました。なかでも注目すべきが、琵琶湖を一周しながら行う清掃活動「びわ湖一周クリーンウォーク」。ファンやパートナー企業、地域住民だけでなく、選手やチアリーダーも一緒になって環境保全活動を行っています。
「スポーツチームだからこそ生み出せるつながりと発信力を活かした」という滋賀レイクス。田原隆徳選手にもお話を聞き、今後もスポーツを楽しむためにするべきアクションについてうかがいました。
INDEX
滋賀レイクス所属選手
田原隆徳
1994年生まれ、北海道出身。レバンガ北海道、栃木ブレックス(現・宇都宮ブレックス)、大阪エヴェッサ、群馬クレインサンダーズ、山形ワイヴァンズを経て2023年から滋賀レイクスで活躍中。
株式会社滋賀レイクスターズ
大宮健司
コミュニケーションデザインチーム(広報)ディレクター。2018年に入社。クラブの公式SNSやWEBサイトの運用、メディア対応など、広報全般を担当。
株式会社滋賀レイクスターズ
岡田拓也
パートナー部カスタマーサクセスグループ長。2020年に入社。SDGs活動の運営など、滋賀レイクスとパートナー企業のパートナーシップ価値向上の企画や運営を担当。
なぜ滋賀レイクスは環境問題に向き合っている?
―まず、田原選手に質問です。昨今の気候の変化や周囲の環境について、どのように感じていますか?
田原:最近、気候変動を肌で感じる機会が増えたように思います。たとえば、僕は北海道出身なのですが、故郷に帰るたびに雪が年々少なくなっていると感じるんです。子どもの頃はもっとたくさん雪が積もっていたのに、いまはスキー場なども雪を集めるのに大変そうで、心配してしまいます。
また、活動の拠点である滋賀でも、例年にない暑さを毎年感じるようになりました。こうした気候の変化は、もう「考えていなくても体感できてしまう」レベルに来ていると思います。そういった背景から、ここ数年のあいだに環境問題について自然と考えるようになりました。
写真の右手前が田原隆徳選手(画像提供:©︎SHIGA LAKES)
―個人として実感する機会が増えているんですね。所属チームである滋賀レイクスでも、「びわ湖一周クリーンウォーク」をはじめ、環境保全に積極的に取り組まれています。その理由と経緯について、広報担当の大宮さんから教えていただけますか?
大宮:滋賀レイクスは、「地域密着型のプロスポーツチーム」として2007年にクラブを創設して以来、学校訪問やバスケットボール寄贈といった地域貢献活動を積極的にやってきました。その後、2016年にBリーグがスタートして約5年が経った2021年ごろ、それまで取り組んできた活動のどの部分を強化していくのかを再検討したんです。そのなかでキーワードとして出てきたのが「SDGs活動」でした。
滋賀県は「環境先進県」といわれているほどエコ活動が盛んです。そこで活動する団体として、BリーグのなかでいちばんSDGs活動に取り組んでいるチームを目指そうと。
そこで、2024年にあらためて「Lake
up
together」という企業スローガンを策定し、SDGs活動についても「環境」「健康」「教育」という3つの柱を立てました。いまではさまざまなSDGs活動を行っています。
―「環境」に関しては、具体的にどのような取組みや施策を行っているのでしょう?
岡田:いちばん大きなところですと、最初におっしゃっていただいた「びわ湖一周クリーンウォーク」です。この企画はもともとホームアリーナのある大津市で、年に5回ぐらいやっていた清掃活動でした。それを2年前から琵琶湖一周へと拡大した経緯があります。
私は主に現場を担当しているのですが、琵琶湖畔の地域を1度にではなく何回かに分けて回っていくので、県内のいろいろな場所にいらっしゃるファンの方々も参加しやすくなったように感じています。
「びわ湖一周クリーンウォーク」に参加する田原隆徳選手(画像提供:©︎SHIGA LAKES)
岡田:また、「びわ湖一周」というワードは、やはり非常にインパクトが強いですよね。
大宮:「びわ湖一周」、通称「びわいち」は、滋賀県民にとってかなり馴染みのあるワードなんです。ドライブやサイクリングなどのレジャー関係で「びわいち」にチャレンジすることは、県民の多くが一度は経験しているかと思います。
そもそも、われわれのチーム名は「滋賀レイクス」です。だからこそ、やはり「琵琶湖」に密着した活動を展開しよう、と。それで、いまのかたちになりました。
スポーツチームが主催することで、活動への参加ハードルを下げる
―「びわ湖一周クリーンウォーク」には、どんな方々が参加しているのでしょう?
岡田:日頃からレイクスを応援してくれているファン(ブースター)の方々はもちろん、協賛に入っていただいているパートナー企業の方がいらっしゃることもあります。年齢的には若い方々から中高年の方々までさまざま。おひとりでの参加も多いですし、家族連れの方々もいらっしゃいます。地元の方はもちろん、「レイクスのファンで県外から来た」という方もいます。
そもそもホームゲームのない日に、ブースターさん同士が会う機会ってなかなかないんです。なので、この企画をとおしてブースターさん同士のコミュニケーションの場になっているところもあります。
―コミュニティが形成される場としても機能しているんですね。
岡田:そうですね。あと、一緒にクリーンウォークを回っていると「実はSDGs活動に参加してみたかったんです」という声も結構多く聞いていて。こういった活動にひとりで参加するのって、なかなか勇気がいるじゃないですか。だけど、「好きなチームが主催するのであれば」という理由で、参加のハードルがぐっと下がるようなんです。滋賀レイクスの選手やチアリーダーの方々も一緒に参加する日を設けているので、どなたでも来られる雰囲気があるのかもしれません。
「びわ湖一周クリーンウォーク」に参加する田原隆徳選手(画像提供:©︎SHIGA LAKES)
大宮:環境に関わる活動は、もちろん地域の自治体などでも実施されていると思うのですが、引っ越してきて地域に知り合いが少ない方などはなかなか参加しづらいと思うんです。だけど、自分が応援しているチームがやっていて、なおかつ選手が参加するならば、自分も行ってみようとなるんじゃないかな、と。そうやって、環境問題について考えるきっかけづくりをすることが、われわれスポーツクラブの役割のひとつだと思うんです。
田原:僕たちスポーツ選手は、一般の方よりも少し影響力のある立場です。だからこそ、自分たちが感じたことや、環境のためにできるアクションを少しずつでも発信していくことに大きな意義があると考えています。
―田原選手は、どのような思いでこの活動に参加しているのでしょうか。
田原:この活動は、琵琶湖の環境、ひいてはそこに住む生物を守ることに直結すると思っています。ポイ捨てされたゴミを動物が誤って食べてしまったり、ゴミが原因で住処が汚れてしまったりすることを防げます。「いいことをしている」という意識で参加しているというよりは、この活動が、環境をより良くしていくためのひとつのきっかけになればという思いで取り組んでいます。
環境問題に向き合う姿勢が、パートナー企業との結びつきもつくる
―ほかに取り組んでいる環境問題への対策はありますか?
岡田:ホームゲームでの「カーボン・オフセット」を行っています。バスケットボールは屋内競技なので、空調や照明などで多くの電気を使います。そのため、どうしても試合運営で二酸化炭素を排出してしまうんです。それを、滋賀県内の森林保全活動に還元される「カーボン・クレジット」の購入によってオフセットするような取組みを行っています。
カーボン・オフセットの仕組み
大宮:Bリーグには、誰しもが知っている大企業がバックにあるようなクラブもあれば、われわれのように400近いパートナー企業さま、ファンの皆さまに支えられている地域密着型のクラブもあるわけですが、地域密着型のクラブであればあるほど、地域との結びつきを大事にしていかなくてはならないと思うんです。
そういうなかで、地域の環境に関する取組みは、われわれが率先してやっていくべきことのひとつ。そもそも滋賀県自体が「環境先進県」といわれている県なので、われわれとしてもちゃんと役割を担わせていただけるような存在になっていかなければならないと思っています。
そういった姿勢を評価してくださるパートナー企業さまも多くいらっしゃって、SDGsに力を入れているクラブだからこそパートナーになってくださったという事例もあります。同じ想いを持つパートナー企業さまと出会えるという意味でも、非常に意義のある活動だと思っています。
「当たり前」こそ重要。今後もスポーツを楽しむために、私たちができること
―田原選手はご自身のオンラインサロン「TEE
PLACE」にてメンバーを集い、駅前のゴミ拾い活動もされています。そのような活動を自主的に始めたきっかけと、今後の展望について教えてください。
田原:この活動を始めたきっかけは、オフシーズンに訪れた宇都宮での出来事です。お世話になっている理容師の方がゴミ拾いをしている姿を見かけて、純粋に「かっこいいな」と思ったんです。その方が「この活動を全国に広めたい」と話しているのを聞いて、「じゃあ、僕が滋賀でやります」と伝えました。それが始まりです。
そこで、ファンクラブの皆さんに声をかけたところ、「やりましょう!」と賛同してくれて、いまでは活動の輪がどんどん広がっています。ゴミ拾いをすると街がきれいになるだけでなく、自分自身の心もすっきりして気持ちがいいんです。
駅前のゴミ拾い活動(画像提供:田原隆徳選手)
田原:チームメイトのCJ(江原信太朗選手の愛称)もこの活動に興味を持ってくれて「参加したい」と言ってくれるなど、チーム内でも少しずつ意識が高まっているのを感じます。Bリーグは全国にチームがあるので、各チームがそれぞれの地域でこうした活動を広げていけば、日本全体で大きな変化を生み出せるのではないかと期待しています。義務感からではなく、誰もが自然に街をきれいにすることが当たり前になったら最高ですね。
―最後に、スポーツを今後も楽しんでいくために、一人ひとりがどのような行動を取るといいと思いますか?
田原:いきなり大きなことをやろうとするのではなく、まずは「自分にできることから始める」のが大切だと思います。一番簡単なのは、ゴミをポイ捨てしないこと。当たり前のことですが、とても重要です。
最近、バスケットボールのような屋内競技だけでなく、野球やサッカー、マラソンといった屋外スポーツも、夏の暑さで試合や練習が困難になっています。僕の子どもが通う保育園でも、熱中症警戒アラートが出ると屋外でのプール活動が中止になるなど、気候変動はすでに私たちの生活に直接影響を及ぼしています。
普段の生活で「暑いな」「天気がおかしいな」と感じることが、環境問題を考える第一歩です。一人ひとりがそうした小さな気づきを大切にし、自分のできる範囲で行動を変えていけば、スポーツを未来まで楽しめる環境を守ることにつながっていくと思います。
取材・執筆:麦倉正樹 編集:森谷美穂(CINRA, Inc.)
ご回答ありがとうございます
この記事は気候変動について
考える“きっかけ”になりましたか?
気候変動について考えるあなたへ
チューリッヒ保険会社のスーパー自動車保険は「カーボンニュートラル自動車保険」です。契約者数に応じて森林保全活動を行う団体へ寄付を行うほか、あなたのお車が排出するCO2をご自身で任意にオフセット(相殺)することもできます。
自動車保険をご検討の際には、“気候変動対策になる自動車保険”という選択肢も。
- カーボンニュートラル自動車保険
- 詳しくはこちら