公開日:2026年6月22日
住宅の引き渡し日・入居日が迫ると、「火災保険はすぐに加入できるのだろうか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
火災保険は、申込日からすぐに契約締結(加入)できるとは限らず、物件の状況や保険会社によって異なります。補償開始は契約締結日以降となり、思っていたよりも補償開始までに時間がかかるケースもあるため注意が必要です。
持ち家・賃貸ともに、火災保険の補償が引き渡し日・入居日に間に合うよう、余裕を持って手続きを進めることが大切です。
持ち家の場合、契約に必要な確認事項が多いため、火災保険への申込日当日に契約締結(加入)するのは難しいことがほとんどです。補償開始日(保険始期日)は契約締結以降の日となるので、申込みから補償開始まで数日かかると想定しておきましょう。
たとえば「加入まで3営業日」と記載されている場合、土日祝日や会社の休業日は営業日としてカウントされないため、想定していた日数より加入までに時間がかかることがあります。また、保険会社のウェブサイトでは「最短で○日」と書かれていることが多いため、記載されている日数よりも長くなる可能性がある点を考慮しましょう。
チューリッヒの場合、保険始期日は、インターネットで申し込んだ日から「4営業日+1日以降から60日の間」で、任意の日付を設定できます。たとえば、4月10日を保険始期日にしたい場合は、2月10日から手続きが可能となります。
なお、申込み手続き開始後に、保険会社または代理店から建物の情報などの確認のために書類の提出を求められることがあります。その確認が完了しないかぎり、申込み手続きが完了せず、契約締結となりません。保険始期日までに契約締結させなければならないことに注意しましょう。
賃貸物件用の火災保険は、契約に必要な情報が少ないものが多く、そのような火災保険では申込み手続き当日に契約締結が可能であることが一般的です。そのため、申込日から補償を開始できることがあります。
ただし、「即日加入できる」と説明されていても、あくまで契約に必要な情報が確定していて、それらを漏れなく入力できることが条件であり、入力内容の不備や情報の内容によっては即日加入できないこともあるため注意しましょう。
火災保険に加入する際は、引き渡し日・入居日に補償が開始されるように手続きを行うことが大切です。火災保険の加入が間に合わなくてもその家に住むことはできますが、いわゆる「無保険」の状態となります。
万が一、無保険期間に火災だけでなく、水災や風災などの自然災害、盗難や突発的な破損が自宅や家財に発生した場合、火災保険の補償は受けられず、修理費用は全額自己負担となります。火災や自然災害はいつ発生するかわからないため、引き渡し日・入居日から補償が開始するように早めに契約しましょう。
また、住宅ローンを組む場合は、融資の条件に火災保険の加入が含まれていることがあります。住宅ローンの実行に間に合わないと、ローンを利用できない可能性もあるため注意が必要です。
持ち家用の火災保険に加入するまでの一般的な流れは、以下のとおりです。
保険料の支払いのタイミングは、払込方法(一括払、年払、分割払など)、支払方法(クレジットカード払、口座振替、コンビニエンスストア払など)によって異なります。そのため、契約時に提示される重要事項説明書や保険会社のパンフレット、ウェブサイトなどを確認しましょう。
火災保険の加入時に必要なものは、戸建てかマンションかという居住タイプや、保険会社によって異なる可能性があるため、代理店に問合せたり、保険会社のウェブサイトを見たりして確認しましょう。火災保険に加入する際の書類として以下のものが求められることがあります。
【戸建ての場合】
【共同住宅(マンションなど)の場合】
【耐火性能の確認に必要な書類(いずれか1種類)】
【地震保険の割引適用に必要な書類(いずれか1種類)】
[免震建築物割引の場合]
[耐震等級割引の場合]
[建築年割引の場合]
[耐震診断割引の場合]
【新築時の建物価額を確認する場合に必要な書類(いずれか1種類)】
書類が必要な場合は、代理店または保険会社から提出の依頼があります。
一方、契約に必要な情報を確認するための書類が不要な場合もあります。対面での契約で既に代理店が必要な情報を把握している場合、現在の契約と同じ内容で継続契約とする場合、また、賃貸物件用の火災保険の多くでは、書類の提出が不要であるのが一般的です。
火災保険にスムーズに加入したい場合は、事前に準備を進めておくことをおすすめします。主に以下の点を心がけましょう。
火災保険に加入する際はさまざまな書類が必要です。さらに、地震保険に加入して割引を適用する場合は、火災保険のみに加入する場合と比べてより多くの提出書類が必要となります。
見積りをとったあとすぐに申込みができるよう、火災保険の加入を検討している段階で早めに書類を揃えておきましょう。必要な書類の例は、「火災保険の加入時に必要となることがある書類」を参考にしてください。
火災保険を扱う保険会社は多数存在します。そのなかから選ぼうとすると、選択肢が多すぎて決められないことがあるかもしれません。
決められない場合は口コミや評判を確認しましょう。ある程度選択肢を絞っておくことで、スムーズに申し込みやすくなります。
保険会社を大きく2つに分けると「代理店型」と「通販型(ダイレクト型)」の2種類があります。ダイレクト型は、代理店を介さずにインターネットなどで契約して加入する方法です。代理店を通さない分、保険料を抑えやすい点が特長です。ただし、「通販型(ダイレクト型)」の場合、持ち家用の火災保険では即日加入できることはほぼないので注意しましょう。
保険料を抑えたい方は、ダイレクト型の火災保険への加入を検討するとよいでしょう。インターネットで手続きができるため、時間や場所を問わずにスムーズに申込みができます。なお、チューリッヒのネット火災保険もダイレクト型です。
持ち家は火災保険の即日加入が難しいケースが多いですが、賃貸物件は即日加入できる場合があります。ただし、ウェブサイトなどで「即日加入できる」と書かれていても、あくまで契約に必要な情報が確定していて、それらを漏れなく入力できることが条件であり、必ずしも即日加入できるとは限らない点に注意しましょう。
スムーズに加入したい場合は、事前に見積りをとって加入する火災保険を決めておくことが大切です。チューリッヒのネット火災保険は、3つの質問でサクッと見積りが可能です。補償開始日(保険始期日)は、インターネットで申し込んだ日の4営業日+1日以降〜60日の間で、任意の日付を設定できます。
火災保険への加入が間に合うか心配な方は、まずは最短の補償開始日を確認してみましょう。
持ち家用の火災保険は即日加入が難しいため、無保険期間を作らないよう、引き渡し日・入居日から逆算して早めに手続きを進めることが大切です。特に引き渡し日・入居日までに土日祝日や会社の休業日がある場合は、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
資格:CFP
東証一部上場企業で10年間サラリーマンとして勤めるなか、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
戸建ての場合、持ち家か賃貸かによって即日加入できるかどうかが異なります。持ち家の場合、保険会社によって異なりますが申込み開始から契約締結(加入)まで最短でも1〜5日程度かかるものが多く、即日加入は難しいでしょう。一方、賃貸の場合は、一部の火災保険で即日加入できるものがあります。
インターネットで加入できる火災保険でも、持ち家の場合は即日加入が難しいのが一般的です。申込み開始から契約締結(加入)まで最短でも1〜5営業日程度かかることが多いため、日数に余裕をもって申し込みましょう。
引き渡し日・入居日に火災保険の補償が開始できない場合、保険に加入していない「無保険」の状態となります。無保険の期間に火災や自然災害で自宅や家財に損害が発生した場合、火災保険の補償が受けられないため、余裕を持って手続きを進めましょう。
ダイレクト型だからお手頃な保険料