ご契約のバイクの事故により、他人の所有する自動車や家屋・所有物を壊してしまい、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償する保険です。
ガードレール・信号機・電柱・電車などの公共物への損害や、店舗などを壊してしまった場合の損害(休業による損害なども含む)も補償の対象です。
こんな場合に補償されます
他人の車と衝突し壊してしまった。
ポールにぶつかり壊してしまった。
保険金額は「無制限」がおすすめ
トラック、店舗、電車やバスなどの公共交通機関に損害を負わせてしまった場合、それら壊した物の損害だけでなく、休業による損害なども発生し、賠償額が高額になることがあります。
もしもの際に備えて、チューリッヒでは対物賠償保険の金額は「無制限」をおすすめしています。
高額賠償判決例
認定総損害額 | 裁判所 | 判決年 | 被害物件 |
---|---|---|---|
2億6,135万円 | 神戸地裁 | 1994年 | 積荷(具服・洋服・毛皮) |
1億3,450万円 | 東京地裁 | 1996年 | 店舗(パチンコ店) |
1億2,036万円 | 福岡地裁 | 1980年 | 電車・線路・家屋 |
1億1,798万円 | 大阪地裁 | 2011年 | トレーラー |
自賠責保険で補償されません
法律上で契約を義務づけられている自賠責保険は、人身事故による損害のみを補償しますので、対物賠償事故は補償の対象となりません。これらを補うために、任意保険の契約をすすめています。
もっと補償を充実させるなら「対物超過特約」
対物賠償の保険金でお支払いできるのは、法律上の賠償責任が生じる時価額の上限までとなります。
時価額を超えた金額を事故の相手から求められた場合に備えて、「対物超過特約」をご付帯ください。
過失割合について
賠償金額を決める要素に「過失割合」があります。
被害者と加害者それぞれに、事故に対する過失がどれだけあるかを示すもので、双方の示談交渉を経て決まります。
相手方との示談交渉は当社が行います
示談書の作成や相手方との交渉は、当社の人身事故・物損事故のスペシャリストが事故解決までしっかりサポートします。
事故後は慣れないことの連続です。事故対応は当社にお任せください。
補償されない場合
「自分や家族の所有物」に対する損害
「他人の所有物」への補償となるため、車庫入れの失敗で自宅の壁や車庫などの「自分や家族の所有物」が破損した場合は補償されません。
- 保険契約者、記名被保険者などの故意によって生じた損害
- 地震、噴火、津波、台風、洪水、高潮によって生じた損害
- 以下の方が所有、使用、管理する財物
- 記名被保険者
- 被保険車両を運転中の者またはその父母、配偶者もしくは子
- 被保険者またはその父母、配偶者もしくは子