更新日:2025年9月29日
公開日:2020年06月17日
自賠責保険とは、交通事故で相手にケガを負わせたときや死亡させたときに補償する保険です。
原付・バイクも加入が義務付けられており、加入していない場合は、事故を起こしていなくても罰金・罰則が科されます。
自賠責保険は、原付・バイクを購入した店舗や保険会社の代理店に加え、コンビニでも申込みができます。
原付・バイクの自賠責保険についてご説明します。原付や250ccバイクの自賠責保険料や、コンビニで加入ができるのかなどご説明します
※本記事で解説するバイクの自賠責保険は、一般的な内容を説明するものであり、チューリッヒでの取扱いはありません。バイクの任意保険については、チューリッヒの「バイク保険」をご検討ください。
自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)とは、交通事故で相手にケガを負わせたときや死亡させたときに補償する保険です。自賠責保険は「強制保険」とも呼ばれており、加入が義務付けられています。
原付や250cc以下の軽二輪のバイクに乗る場合も、自賠責保険に加入しなければなりません。原付とは、道路運送車両法における、総排気量125cc以下のバイクを指します。
なお、自賠責保険は原付だけではなく小型二輪(250cc超)や軽二輪(125cc超250cc以下)のバイク、自家用自動車、軽自動車なども加入の対象です。
自賠責保険は、交通事故の相手に対して支払われる保険です。自分自身や、自分と相手の車両、電柱などのモノに対する補償は対象外となります。
自賠責保険の保険金額(限度額)は、下の表のように定められています。保険金額とは、事故の際に補償される金額の上限を指します。
なお、自賠責保険は法律で補償内容が統一されています。そのため、どの保険会社で加入しても補償内容や保険料(契約者が支払う金額)は変わりません。
| 損害の範囲 | 支払限度額(被害者1名あたり) | |
|---|---|---|
| 傷害による損害 | 治療関係費、文書料、休業損害、慰謝料 | 最高120万円まで |
| 後遺障害による損害 | 逸失利益、慰謝料など |
神経系統・精神・胸腹部臓器に著しい障害を残して介護が必要な場合 常時介護のとき:最高4,000万円 随時介護のとき:最高3,000万円 後遺障害の程度により 第1級:最高3,000万円〜 第14級:最高75万円まで |
| 死亡による損害 | 葬儀費、逸失利益、慰謝料 (本人および遺族) | 最高3,000万円まで |
| 死亡するまでの 傷害による損害 | (傷害による損害の場合と同じ) | 最高120万円まで |
原付やバイクに乗る際は、自賠責保険への加入が義務付けられています。加入していない場合は、以下のようなリスクがあるため、必ず加入しましょう。
自賠責保険に加入していない場合、事故を起こしていなくても、走行すると以下両方の罰金・罰則が科されます。
免許停止になると、原付やバイクに乗ることができません。
※出典:国土交通省 自賠責保険・共済ポータルサイト「もしも、自賠責保険・共済に加入していないと」
自賠責保険は事故相手への補償を行う保険です。加入していなければ相手への補償はすべて自己負担となります。
事故を起こしたときの治療費や死亡時の補償は、高額になると考えられます。自賠責保険に加入していないと、自分で負担せざるを得ず、支払いが困難になるケースもあるかもしれません。
原付やバイクの自賠責保険料は、期間によって以下のように異なります。
| 車種 | 60ヵ月 | 48ヵ月 | 36ヵ月 | 24ヵ月 | 12ヵ月 |
|---|---|---|---|---|---|
| 小型二輪自動車 (250cc超) | - | - | 10,490円 | 8,760円 | 7,010円 |
| 軽二輪(125cc超250cc以下) | 14,200円 | 12,470円 | 10,710円 | 8,920円 | 7,100円 |
| 原動機付自転車 (125cc以下)※1 | 13,310円 | 11,760円 | 10,170円 | 8,560円 | 6,910円 |
| 特定小型原動機付自転車※2 | 12,040円 | 10,730円 | 9,400円 | 8,040円 | 6,650円 |
※1 モペット(ペダル付原付)、電動キックボードを含む。
※2 主に電動キックボード。
※2024年4月以降始期の契約で、離島以外の地域(沖縄県を除く)に適用する保険料(共済掛金)
※2025年6月時点の保険料
※出典:国土交通省 自賠責保険・共済ポータルサイト「自賠責保険・共済の加入方法」
原付の場合、最長で60ヵ月(5年)自賠責保険に加入できます。その原付に5年以上乗る予定がある場合は、ひと月あたりの保険料が安い60ヵ月の契約にするのがおすすめです。
大学生の方が在学中の4年間だけ乗るなど、原付に乗る期間が明確な場合は、48ヵ月(4年)の契約にするのもよいでしょう。
なお、250cc超の小型二輪や自動車の場合は、1ヵ月単位での加入が可能です。たとえば2年や3年に1ヵ月を加えて、25ヵ月や37ヵ月での加入ができます。1ヵ月追加するのは、車検などで時間を要する場合、自賠責保険が切れて公道が走行できなくならないよう猶予をもたせるためです。一方、原付と軽二輪では「2年や3年に1ヵ月追加する」といったことができません。
原付やバイクの自賠責保険に加入できる店舗には、以下のようなものがあります。原付やバイクの入手方法に応じて、ぴったりの申込方法を選びましょう。
自賠責保険の申込みは、原付やバイクを購入した店舗で行うのが一般的です。車両の購入手続きと合わせて、自賠責保険の加入手続きもできます。加入期間の確認の際は、希望の期間を伝えましょう。
手続きが完了すると、ナンバープレートにステッカー(保険・共済標章)が貼り付けられ、納車となります。店舗で原付を買う場合は、自分で自賠責保険の手続きをする必要はありません。
多くの保険会社が、自賠責保険の加入手続きに対応しています。たとえば、原付を知人から譲り受けた場合、現在加入している保険の担当者に相談したり、代理店へ行って手続きをしたりすることもできます。
手続き後、ステッカーを受け取ってナンバープレートに貼れば完了です。
コンビニでも自賠責保険の加入が可能です。バイクの販売店などで原付を購入していない場合は、自分で手続きを行う必要があります。コンビニで加入するメリットとしては、以下のような点があります。
自賠責保険は、バイクの販売店や保険会社の代理店、コンビニなどで申し込めます。ここでは、原付・軽二輪自動車と250ccを超えるバイクに分けて、それぞれの加入手続きについてご説明します。
原付や軽二輪自動車の自賠責保険は、コンビニで自分で申込むことができます。加入手続きは、以下の手順で進めます。
ステッカーは、その場で受け取れるので、忘れないように注意しましょう。軽自動車はナンバープレートの左上部に、原動機付自転車は、ナンバープレートの見やすい位置に貼り付けてください。
スマートフォンやパソコンから申し込むときは、「コンビニの名称 自賠責」と検索すると、加入手続きが可能なウェブサイトにアクセスできます。ナンバープレートに記載されている情報(市区町村・ひらがな・数字)と車両番号を準備したうえで申し込みましょう。
250ccを超えるバイクは、コンビニでは自賠責保険を取り扱っていません。そのため、以下のような場所で加入手続きを行う必要があります。
これらの窓口では、担当者が書類の確認や手続きを行います。
原付・バイクの自賠責保険が有効期限を迎えたら、更新手続きをしなければなりません。保険会社などによっては、更新のお知らせのハガキが届く場合があります。
コンビニエンスストアで加入している場合は、お知らせのハガキが届き、ハガキに更新手続きの番号などが記載されています。ハガキをなくさないようにし、有効期限が切れる前に更新手続きをしましょう。
自賠責保険は更新日の1ヵ月前から手続きができます。有効期限が切れてしまわないよう、手続きができるようになったら早めに済ませておくと安心です。更新後にステッカーを受け取ったら、忘れずに貼り替えましょう。
自賠責保険の有効期限を確認する方法は、以下の2つがあります。
自賠責証明書は、契約した時期により、紙の証明書またはPDFデータで保管しておく必要があります。
自賠責保険の有効期限が切れている場合、その原付で公道を走行してはいけません。有効期限が切れている状態で走行すると、罰則・罰金が科されます。
原付・バイクの持ち主が変わったときは、自賠責保険の名義変更が必要です。
たとえば知人や家族から原付を譲り受け、自賠責の保険期間が残っている場合、以前の持ち主または新たな持ち主のどちらかが名義変更の手続きを行う必要があります。
名義変更をしていないと、以前の持ち主に自賠責保険の更新のお知らせが届いてしまいます。さらに、原付やバイクを譲り受けたあとに事故を起こした場合、保険証明書が以前の持ち主の名義となっていると、手続きが複雑になることもあります。持ち主が変わったら、すみやかに名義変更を行いましょう。
なお、保険証明書には氏名や住所などの個人情報が記載されています。フリマアプリなどで面識のない相手とやりとりした場合は、個人情報が漏洩するリスクがある点にも注意しましょう。
名義変更は、以前の持ち主が加入している保険会社を通じて行います。そのため、原付を譲渡する前に、以前の持ち主が手続きを行った方がスムーズでしょう。
手続きの流れは、以下の通りです。
手続きの際に必要な書類は、以下の通りです。
自賠責保険承認請求書は、保険会社のウェブサイトからダウンロードして印刷または郵送で取り寄せます。保険会社の代理店窓口で書類を受け取ることも可能です。契約している保険会社へ問い合わせましょう。
なお、バイク販売店などで中古の原付を購入した場合、店舗が手続きをしてくれるため、自分で行う手続きは特にありません。
原付・バイクは自賠責保険への加入が義務付けられていますが、自賠責保険に加えて「任意保険(バイク保険)」にも加入できます。
任意保険は加入が必須ではありませんが、自賠責保険とは異なり、自分のケガや原付の補償、電柱などのモノに損害を与えたときの補償も受けられるのがメリットです。
「自賠責保険だけでは不安」「事故時には自分のケガに対する補償も受けたい」「自分の原付の修理・買い替えにかかるお金をカバーしたい」という方は、バイク保険への加入も検討するとよいでしょう。
自賠責保険は、事故を起こしたときに相手を補償するための保険です。自分自身のケガや、自分の原付の損傷については、自賠責保険では補償されません。
「自分がケガをしたときや、自分の原付を修理したり買い替えたりする費用の補償も受けたい」というときは、バイク保険への加入も検討しましょう。
原付や250cc以下の軽二輪であっても、事故を起こして相手にケガをさせれば、賠償金額が高額になる可能性があります。また、物損事故の場合、自賠責保険で対物賠償はカバーされません。万が一に備え、任意保険でしっかりカバーすることをおすすめします。
資格:CFP
東証一部上場企業で10年間サラリーマンとして勤めるなか、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
自賠責保険は加入が義務付けられています。加入をしていない状態で走行すると、事故を起こしていなくても罰金・罰則が科されます。
自賠責保険は、交通事故の相手のケガや死亡を補償します。自分自身や、自分と相手の車両、モノは補償対象外です。
原付の12ヵ月〜60ヵ月の保険料は、以下の通りです。
12ヵ月:6,910円
24ヵ月:8,560円
36ヵ月:10,170円
48ヵ月:11,760円
60ヵ月:13,310円
※原動機付自転車(125cc以下)の場合。モペット(ペダル付原付)、電動キックボードを含む。
※2024年4月以降始期の契約で、離島以外の地域(沖縄県を除く)に適用する保険料(共済掛金)。
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒのスーパーバイク保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒのスーパーバイク保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
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