更新日:2024年10月23日
公開日:2015年10月21日
バイク・原付の任意保険料の相場は、運転者条件や等級などによって異なります。「無駄に補償を手厚くしたくない」という方もいるかもしれませんが、自分のバイクやケガの補償を受けたい場合は、バイクの任意保険に加入が必要です。
バイク保険(任意保険)の加入を検討するにあたって、保険料の相場や平均はいくらなのか気にされる方もいるでしょう。
チューリッヒのバイク保険の保険料を例に、年代別(30代・40代・50代)の保険料例や、排気量別(原付・250cc・400cc・950cc)の保険料例をご説明します。バイク保険料の相場としてご参考ください。
またバイク保険の保険料を抑える方法もご説明します。
バイクの任意保険の場合、加入する保険会社などによって保険料が変わります。しかし自賠責保険は、保険会社や申込みの手段が変わっても、保険料は変わりません。ディーラーや中古車販売店、インターネットなどで加入しても同じ保険料です。
なお、離島以外の地域(沖縄県を除く)・沖縄県(離島地域を除く)・沖縄県の離島地域では、保険料が若干異なります。
バイクの保険には、任意保険と自賠責保険があります。任意保険は、自賠責保険では足りない部分を補う保険です。加入が義務付けられている自賠責保険に対して、加入は任意であるため「任意保険」と呼ばれます。
バイクの任意保険の保険料の相場や平均は、ご契約者の運転者条件や等級、保険会社によって異なります。そのため一概に「相場や平均はいくら」とはいえません。バイクの任意保険の相場を知りたい方は、見積りサイトなどで保険料を試算してみるとよいでしょう。
ここではチューリッヒのバイク保険を例に、30代・40代・50代それぞれのバイク・原付の任意保険料の相場を一覧でご説明します。
年代 | 年間保険料例 | 車種 |
---|---|---|
30代 | 17,230円 | ホンダ PCX125 |
40代 | 19,740円 | ヤマハXMAX |
50代 | 12,880円 | カワサキ Z900RS CAFE |
バイクの任意保険料は条件や補償内容によって異なるため、平均額が何通りも考えられます。ここではチューリッヒの場合を例に、排気量別の任意保険料の一例をご説明します。
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保険料および契約内容・条件などは、保険始期日により異なります。
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ここではチューリッヒの場合を例に、原付バイクの任意保険料の一例をご説明します。
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バイクの任意保険はあくまで加入が任意であるため、「本当に必要なのか」と思う方もいるかもしれません。ここでは、バイクの任意保険の必要性を説明します。
自賠責保険には加入義務があり、事故の際に保険金が支払われます。しかし、自賠責保険はおもに事故の相手方である人を補償するための保険です。そのため任意保険に未加入の場合、事故の相手方の車やバイク、物の補償をする際は自分で負担しなければなりません。
自賠責保険の補償内容や限度額は、以下の通りです。
補償内容 | 限度額 | ||
---|---|---|---|
傷害による損害 | (被害者1名につき)120万円 | ||
後遺障害による損害 | |||
神経系統の機能や精神・胸腹部の臓器への著しい障害で、介護を要する障害 | |||
常時介護を要する場合(第1級) | (被害者1名につき)4,000万円 | ||
随時介護を要する場合(第2級) | (被害者1名につき)3,000万円 | ||
上記以外の後遺障害 | (被害者1名につき)(第1級)3,000万円〜 (第14級)75万円 |
||
死亡による損害 | (被害者1名につき)3,000万円 |
2024年6月現在
出典:国土交通省 自賠責保険・共済ポータルサイト
バイクの事故で相手にケガをさせてしまったとき、自賠責保険では最高120万円が補償されます。治療費以外の休業損害や慰謝料も含めて最高120万円であるため、相手のケガなどによっては自賠責保険料だけでは充分な補償を受けられない可能性があります。
万が一、相手が死亡した場合や、後遺障害を負わせてしまった場合は、高額賠償となるかもしれません。
また、相手のみならず自分のケガを補償するためにも、バイクの任意保険に加入するのがおすすめです。
自賠責保険の場合、自分のケガの治療費やバイクの損害は補償されません。
一方で、バイクの任意保険の「車両保険」を付帯していれば、他の車(原動機付自転車を含む)との衝突・接触事故が補償対象となります。バイクの修理や買い替え費用も保険金として支払われる場合があるため、バイクの任意保険は事故の相手のためだけでなく、自分にとっても必要性が高いといえるでしょう。
また自賠責保険は、各保険金額の上限が定められています。より手厚い補償を受けたい場合は、任意保険にも加入しておくことをおすすめします。
バイクの任意保険料は、さまざまな要素から決まります。ここでは、バイクの任意保険料を決める要素を説明します。
バイク(原付)の任意保険料は、排気量によって変わります。バイクの排気量は、バイクのエンジンの大きさを表す尺度のことです。
原付125cc以下と125cc超のバイク(自家用二輪自動車)を比較すると、一般的に排気量が大きい125cc超のバイクの保険料が高くなります。
バイクの任意保険料は、年齢が低いほど高くなる傾向があります。10代、20代前半の若い方は、事故率が高い傾向があるためです。保険会社により異なりますが、年齢条件は4区分に分けられることが多くあります。
チューリッヒの場合、以下の4区分に分かれています。
たとえば「21歳以上」の条件を設定した場合、20歳未満の方が運転中に事故を起こしても補償の対象になりません。
等級とは、保険料の割増率や割引率を決める区分のことです。自動車保険同様に、バイク保険でも等級が存在します。バイク保険は1等級から20等級に分けられ、等級が高いほど保険料が割引されるしくみです。
1年間バイク保険を利用しなかった(またはノーカウント事故だった)場合、翌年に等級がひとつ上がります。
免許証にはグリーン、ブルー、ゴールドの3種類が存在し、免許証の色によって保険料が異なります。最初に免許証を取得したときはグリーンから始まり、3年後にブルーとなります。その後、一定期間無事故であれば免許証はゴールドとなり、ゴールド免許の場合は保険料が割引になるしくみです。
年間予定走行距離は、「1年間でどれくらいの距離を走行するか」を表したものです。年間予定走行距離の区分は保険会社によって異なりますが、チューリッヒの場合は以下の4区分に分けられます。予定走行距離が少ないほうが、保険料を抑えやすくなります。
3,000km以下 | 3,000km超 5,000km以下 |
5,000km超 10,000km以下 |
10,000km超 |
---|---|---|---|
時々近所での買い物、週末の旅行やレジャーに使用 | 主に近所での買い物や時々は週末の旅行やレジャーにも使用 | 近場の勤務先への通勤、学校への通学や時々は週末の旅行やレジャーに使用 | 近場の勤務先への通勤、学校への通学や週末はほぼ毎週のように旅行やレジャーに使用 |
予定走行距離は申告制です。たとえばバイクを通勤などでほぼ毎日使い、毎週末レジャーに行くといった場合は10,000km超の設定をおすすめします。実際の走行距離(目安)に合う区分で設定するようにしましょう。
使用目的は「どのような目的でバイクに乗るか」を示すもので、以下の3区分に分かれています。事故の発生率が低い「日常・レジャー」は保険料が割引になります。
日常・レジャー使用 | 通勤・通学使用 | 業務使用 |
---|---|---|
近所への買い物や休日のレジャーに使用する場合 | 年間を平均して月15日以上通勤・通学に使用する場合 | 年間を平均して月15日以上業務に使用する場合 |
使用目的は申告制です。通勤とレジャー両方で使用する場合は、「通勤・通学」を選びます。保険期間中に使用目的が変わった場合は、ご契約内容を変更しなければなりません。
チューリッヒのバイク保険は、交通量や運転環境による事故発生頻度の違いから、全国を7つのエリア(北海道、東北、関東・甲信越、北陸・東海、近畿・中国、四国、九州)に分けて保険料を算出しています。
そのため車種や等級などが同じ条件であっても、運転する地域によって保険料が異なる可能性もあります。
「任意保険料を払うと、毎月の負担が大きくなる」と悩む方もいるかもしれません。必要以上に補償を手厚くすると、保険料を無駄に多く払うことになる可能性があります。ここでは、保険料を抑える可能性があるポイントを説明します。
年齢条件(区分)は、年齢が上がるほど保険料は抑えられるしくみです。たとえば26歳の誕生日を迎えたとき、年齢条件の区分を「21歳以上」から「26歳以上」に変えることが可能です。年齢条件を見直すと、保険料が抑えられます。
年齢条件は、誕生日を迎えてすぐでも変更できます。年齢が上がって年齢条件の区分が変わるタイミングで、加入する保険会社に年齢条件を見直したい旨を連絡するとよいでしょう。
車両保険の有無を見直すと、保険料を抑えられる可能性があります。
チューリッヒのバイク保険における車両保険は、ご契約のバイクと相手自動車(原動機付自転車を含む)との衝突または接触によりご契約のバイクに生じた損害について保険金を支払います。事故にあったときに自分のバイクの損害を補償してくれる保険です。
新車を購入したときやローンで購入したときは、車両保険の必要性が高いといえます。車両保険に加入しない状態でローンの返済中にバイクの事故にあった場合、ローンの返済金額に加えてバイクの修理費が必要になります。車両保険に加入しておけば、補償範囲の事故にあった場合は保険金が支払われるため負担が少なくなるでしょう。
ただし、車両保険を付ける場合はその分保険料が上がります。保険料を重視するか、万が一の際の補償を重視するかを考える必要があります。
自動車保険に加入している方で、原付を利用する場合は、自動車保険の原付特約(ファミリーバイク特約)に加入すると保険料を抑えやすくなります。
原付特約(ファミリーバイク特約)は、自動車保険に付帯できる特約です。125cc以下の原付の運転中、相手にケガをさせてしまった場合に補償されます。
バイク保険には、通販型(ダイレクト型)と代理店型の2種類があります。通販型は代理店型のように代理店手数料や店舗経費などが必要ないため、保険料を抑えやすいという特長があります。
ただし通販型を選ぶ場合、補償内容は自分で調べ検討することが大切です。代理店の場合は保険担当者が窓口で自身に最適な補償内容や特約を提案してくれますが、通販型は自分で補償内容を確認しなければなりません。
保険料を重視するか、対面で相談することを重視するかを考えて選ぶとよいでしょう。なお通販型は保険料がリーズナブルになりますが、事故対応やロードサービスなどの品質は店舗型と変わりません。
保険会社を見直すと、バイク保険の保険料を抑えられる可能性があります。他の保険会社と見積りを比較して、保険料を抑えられそうであれば切り替えを検討するのもよいでしょう。保険会社によっては割引のキャンペーンを行っている場合もあり、キャンペーンや割引を活用して保険料を抑えることもひとつの手段です。
チューリッヒの場合、バイク保険の新規のご契約で、インターネットからお申込みいただくと最大10,000円の割引が適用されます。
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バイク保険の保険料を抑えたい場合、補償や特約など補償範囲を見直すのもひとつの方法です。特約を付けると補償が手厚くなる一方、保険料が高くなる傾向があります。必要性が少ないと想定される特約は、特約の付帯を外すのもひとつの考えです。
たとえば、車両保険の付帯を見直すことで保険料を抑えられる場合があります。保険料を抑えたい方は、車両保険が自身のバイクの運転に必要な補償か確認したうえで、見直しをご検討ください。
バイク・原付の任意保険は、バイクの種類以外にも年齢や等級などさまざまな要素で保険料が変わります。
これから任意保険に加入する方も、「保険料が高いから切り替えたい」という方も、まずは見積りをしてみましょう。どれくらいの保険料になるかをチェックすることをおすすめします。
20代の若い方はバイクの任意保険の保険料が高い傾向があり、バイク保険の加入をためらうかもしれません。しかし保険料が高いのは、それだけ事故にあうリスクが高いということです。万が一に備えて、任意保険に加入しておくことをおすすめします。
資格:CFP
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを勤めるなか、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
バイク保険の保険料は年齢や等級などさまざまな要素によって変わるため、自身に近い条件の保険料例などをウェブサイトで確認して、バイク保険料の相場の参考にしましょう。また実際の保険料の相場が気になる方は、見積りサイトなどで保険料を比較してみるとよいでしょう。
加入が義務づけられている自賠責保険は、おもに事故した相手(人)への補償となります。事故の相手の車やバイク、物の補償を受けたい場合は任意保険に加入することをおすすめします。
必要以上の補償は保険料が高くなる原因となるため見直しましょう。たとえば、車両保険の付帯を見直すことで保険料を抑えられる場合があります。保険料を抑えたい方は、車両保険が自身のバイクの運転に必要な補償か確認したうえで、見直しをご検討ください。
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒのスーパーバイク保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒのスーパーバイク保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
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