公開日:2023年2月15日
バイク保険は、できるだけ保険料を抑えつつ適切な補償を受けたいものです。そのためにも、加入している保険が満期日を迎える前に補償内容を見直すことや、バイク保険の乗り換え(切り替え)を検討することが大切です。
この記事では、バイク保険の乗り換え方法や乗り換え先を選ぶポイント、注意点を説明します。バイク保険の乗り換えを検討している方は、満期のタイミングでスムーズに手続きできるよう、準備を始めましょう。
ポイント
バイク保険を乗り換えるときはそれまでの等級を引き継げるため、乗り換える時期や保険会社によっては次のようなメリットがあります。
バイク保険の乗り換えをすると、保険料を抑えられる可能性があります。
保険会社によって補償内容やロードサービス、料金はさまざまです。たとえ同じ車種・同じ等級だとしても、保険会社によって保険料は異なります。
そのため、複数の会社に見積りを依頼することで、現在加入している保険よりも保険料を抑えられる可能性があります。保険会社が用意している新規契約者特典やインターネット割引なども積極的に活用しましょう。
バイク保険を乗り換える際は契約内容を確認するため、補償内容を選び直す機会となります。
必要な補償は、使用目的や年間予定走行距離によって異なるだけでなく、結婚・出産など自身のライフステージによっても変わります。たとえば、子どもの出産を機に長距離運転をしなくなった場合や、通勤・通学で運転する機会が増えた際などに変わることがあります。
実際のライフスタイルにあわせて、バイク保険を乗り換えるタイミングで補償内容を見直すとよいでしょう。
バイク保険の乗り換えは、適切なタイミングで行わなければメリットを享受できないため、満期日にあわせて乗り換えるのが鉄則です。
ここからは、バイク保険の乗り換え時期を満期日にあわせるのがよい理由を説明します。
満期日に乗り換えると、上がった等級を乗り換え先でも引き継げるため、結果的に保険料を抑えられます。
バイク保険の契約期間は原則として1年間であり、その1年間に無事故であれば、満期を迎えるごとに等級がひとつ上がるしくみになっています。つまり、等級が上がり保険料が割引になるタイミングで乗り換えができれば、自ずと保険料を抑えられるのです。
なお、原則として等級を引き継げるのは満期日の翌日から7日以内であるため、満期を迎える前に早めに乗り換え先を検討しておくことが重要です。
バイク保険を契約期間の途中で乗り換えた場合は途中解約となるため、解約日から満期日までの期間に応じた解約返戻金が返還されます。しかし、年払いの場合は短期率を用いて計算するため、月割換算した支払い保険料よりも少ない金額で返還されることが一般的です。
既経過期間 | 短期料率(年払い) |
---|---|
7日まで | 10% |
15日まで | 15% |
1ヵ月まで | 25% |
2ヵ月まで | 35% |
3ヵ月まで | 45% |
4ヵ月まで | 55% |
5ヵ月まで | 65% |
6ヵ月まで | 70% |
7ヵ月まで | 75% |
8ヵ月まで | 80% |
9ヵ月まで | 85% |
10ヵ月まで | 90% |
11ヵ月まで | 95% |
※2022年12月執筆現在
たとえば、年間保険料120,000円を年払いで一括払いした方が6ヵ月で解約した場合、以下のような計算になります。
解約返戻金=総支払保険金額(年払い)×(1 - 短期率 ※)※既経過短期率70%
=120,000 × 30%
=36,000
このように、解約返戻金は月割換算した支払済みの保険料よりも少なくなる可能性があります。
保険会社によって解約返戻金の計算方法が異なる場合もあるので、保険会社に直接確認しましょう。
なお、解約返戻金が返還されるのは保険料を年払いで既に支払っているケースのみであり、月払いで支払っている場合は解約月まで支払う必要があります。
事故を起こして保険を利用した場合、事故の発生状況に応じて等級が下がります。等級が下がるタイミングは次の契約更新時であることが一般的ですが、満期前に乗り換えると、乗り換えた時点で等級ダウンが反映されます。本来の満期日よりも早い時期に保険料が上がることになるため、満期日にあわせて乗り換えるほうがよいでしょう。
ここからは、バイク保険を乗り換える際の手順を説明します。
乗り換え先の保険会社を選ぶ際は、複数の保険会社に見積りを依頼するとよいでしょう。同じ条件で見積りを依頼することにより、保険料を比較できます。
なお、自分に必要な補償内容や補償対象を検討することはもちろん、万が一の事故に備えてロードサービスが充実している保険会社を選ぶことがおすすめです。
バイク保険を乗り換える際に必要な書類は以下の通りです。
自動継続特約とは、契約更新する際に手続きの手間が省ける特約です。加入中のバイク保険に自動継続特約がついている場合は、乗り換える際に別途解約申請を行う必要があります。
バイク保険を乗り換えることが決まったら、なるべく早めに加入中の保険会社に連絡しましょう。
ここからは、バイク保険の乗り換え先の選び方を説明します。保険料を抑えつつ自分に適した補償を受けるためにも、乗り換え先の選定は重要です。
バイク保険の乗り換え先は、通販型(ダイレクト型)と代理店型の2種類に大別され、保険料や対応が大きく異なります。
通販型 | 代理店型 | |
---|---|---|
加入方法 | ウェブや電話で加入。 |
|
保険料 |
|
|
契約時のフォロー |
|
保険の専門知識を持つ担当者と直接対話が可能。 |
事故対応 |
|
|
事故後のフォロー | 契約者が保険会社と直接やりとりを行う。 |
|
※2022年12月執筆現在
通販型は、代理店手数料が不要なため保険料を抑えられます。ご契約の際は自らの知識や調べた内容で決める必要がありますが、不明点があればウェブサイトや電話で保険会社に問合わせできるため、安心して商品を選べます。
万が一事故を起こしてしまった際は、契約者と保険会社が直接やりとりする必要がありますが、充実したロードサービスやアフターサービスを受けられるため、安心です。
納得のいく補償内容を選んだうえで、保険料をなるべく抑えたい方におすすめです。
契約者と保険会社の間に代理店が介在することで、保険料はやや高めになるのが一般的です。しかし、契約時には保険の専門知識を持つ担当者と直接対話して加入プランを決められるうえに、事故後の対応をフォローしてもらえるメリットもあります。
保険に関する知識が少なく、商品選びから事故の際まで対面によるサポートを希望する方におすすめです。
バイク保険の乗り換えを検討する際には、ロードサービスの内容をよく確認しましょう。
ロードサービスとは、トラブルが起きた際に現場に駆けつけて応急処置などを行ってくれるサービスです。たとえば、機器の故障やキー閉じこみなどのトラブルへの対応や、動けなくなったときの運搬などのサービスが受けられます。
ロードサービスは無料(※)で受けられるものも多いですが、補償内容は保険会社によって変わるため、乗り換えの際は以下のサービス内容を比較検討するとよいでしょう。
※ロードサービスが無料で付帯されるのは、スーパーバイク保険をご契約のお客さまに限ります。
バイク保険は、満期のタイミングで乗り換えましょう。等級が上がる満期のタイミングで乗り換えることによって、保険料を抑えられる可能性が高くなります。また、バイク保険を乗り換えることで、適切な補償内容かどうかを見直すきっかけにもなります。
ただし、等級を引き継げるのは満期日の翌日から7日以内です。スムーズに手続きを進めるためにも手順を把握し、満期を迎える前に乗り換え先を検討しておきましょう。
同じ補償内容、同じバイクでも保険会社によって保険料が異なります。保険料にこだわりたい方は少し大変ですが、更改のたびに各保険会社に見積りを取り、最もリーズナブルな保険料の保険会社を選ぶという方法もあります。
等級は引き継がれます。無事故で満期を迎えると1等級上がるので、満期のタイミングで乗り換えることがおすすめです。
バイクを買い替える際は車両入替の手続きが必要です。契約している保険会社へ連絡しましょう。
一定の条件を満たせば引き継げます。車両入替の条件には、乗り換え前後でバイクの車種区分や排気量が同じであることや、乗り換え前のバイクの廃車手続きが完了していることなどが挙げられます。廃車にせず買い取りや下取りに出す場合は、名義変更の手続きが必要です。
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒのバイク保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒのバイク保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
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