更新日:2025年1月22日
公開日:2020年2月10日
バイク保険(任意保険)は、自賠責保険では補償されない部分をカバーするための保険です。
バイクや原付の維持費を抑えるため、バイク保険を少しでも安い保険に見直したいと考えられる方もいらっしゃるでしょう。
バイク保険の補償内容や特約の見直しや、保険会社の割引制度の活用、等級を上げることによって、バイク保険の保険料を安く抑えられる場合があります。
バイクや原付の安いバイク保険の選び方についてご説明します。バイクの任意保険料を安く抑える方法や、見直しポイントもご説明します。保険料を抑えたいと考えている方はぜひご参考にしてください。
バイク保険の保険料を合理的に、安くするにはおもに以下のポイントを見直しましょう。
それぞれの詳細を確認していきましょう。
バイク保険には、通販型(ダイレクト型)と代理店型の2種類があります。
通販型は、インターネットまたは電話で加入する保険です。補償内容は自分で選択する必要がありますが、代理店の店舗経費が不要である分保険料がリーズナブルな傾向があります。
一方代理店型は実店舗があり、保険会社の担当者に相談しながら補償を決められます。ただし代理店の経費がかかる分、保険料は通販型よりも高めに設定されているのがデメリットです。
代理店型のバイク保険に加入している方や代理店型で加入しようとしている方で、少しでも保険料を安くしたい場合は通販型を選択するのもよいでしょう。
通販型(ダイレクト型)のチューリッヒのバイク保険は、電話やインターネットを通じてお客さまと直接お取り引きする「ダイレクト販売」により、中間コストを軽減することで、リーズナブルな保険料を実現しています。
バイク保険のノンフリート等級は、事故(保険金が支払われる事故)の有無によって、保険料の割引率、または割増率を定めるための区分です。
チューリッヒでは1等級から20等級までの等級区分を採用しています。原則として、バイク保険に初めて加入する場合は6等級(契約条件によっては7等級)がスタートです。
事故を起こさなければ、毎年1等級ずつ上がり、等級に応じて保険料が割り引かれるため、翌年の保険料を安く抑えられる場合があります。
事故によってバイク保険を利用した場合、1等級または3等級下がります。特約の補償を使う場合など等級が下がらない事故もありますが、事故やトラブルが発生しないように気をつけることは、保険料を安く抑えることにもつながります。
安全運転を心がけながらバイクに乗るようにしましょう。
バイク保険の保険料を抑えるために、現在の補償内容を見直してみましょう。たとえば以下のようなポイントで見直しを行うと、保険料を抑えられる可能性があります。
バイクや原付の運転中の事故を補償する保険・特約には、以下のようなものがあります。
チューリッヒの場合を例に説明します。
補償内容 | 詳細 |
---|---|
車両保険(車対車事故のみカバー型) ※1 |
他の車(原動機付自転車を含む)との衝突・接触事故が起きたときに補償する保険 |
人身傷害保険 ※1 |
バイク事故において、過失割合に関わらず設定した保険金額が支払われる保険 |
人身傷害定額払特約 ※1 |
バイク事故において、設定した保険金額が人身傷害保険とは別に支払われる特約 |
傷害特約(本人のみ補償型) | ご契約のバイクに乗っていないときのケガを補償する特約。日常生活におけるケガを補償 |
盗難時の臨時費用特約 ※1 |
バイクが盗難にあったときに補償する特約 |
弁護士費用等特約 | バイク事故において補償の対象となる方が死傷したり、物を壊されたりした場合に、相手方へ損害賠償を請求するために必要となる弁護士費用や訴訟費用などを補償する特約 |
※1 原動機付自転車へのご契約には付帯できません。
不要な保険の見直しでは、特に車両保険について確認してみましょう。購入から年月が経っているバイクや、ローンを支払い終えたバイクの場合、修理費用が少額で済む可能性があります。車両保険の付帯を外すことで、保険料を安く抑えられるかもしれません。
バイク保険の見積りやシミュレーションをしてみて、保険金額を下げても保険料がほとんど変わらないのであれば下げないという選択肢もあります。自賠責保険の支払い限度額などを確認して、自賠責保険で対応できる場合は特約を外すという考えもあるでしょう。
バイク保険に加入していて、補償内容の確認や変更を行っていない方は見直してみるのをおすすめします。
ただし、「保険料を安くしたい」という理由だけで安易に補償を外したり、保険金額を安く設定したりするのは控えましょう。必要な補償を受けられることを前提に、「今の自分には必要ない」という補償を見直してみてください。
バイク保険の保険料を抑えるためには、使用目的や年間予定走行距離などバイクの条件を見直すのもひとつの方法です。
バイクの条件とは、バイクの使用目的や年間予定走行距離などを指します。たとえば以下のように分類されることがあります。チューリッヒの場合を例にご説明します。
バイクの使用目的に応じて、以下の3つの区分を設けています。
特に事故の発生率が低い「日常・レジャー」でバイクを使用される方の保険料が割引されます。そのため、使用目的が「通勤・通学」よりも「日常・レジャー」のほうが保険料を安く抑えられる傾向があります。ただし、実際の使用目的に合わせた頻度で設定しなければなりません。
日常・レジャー使用 | 通勤・通学使用 | 業務使用 |
---|---|---|
近所への買い物や休日のレジャーに使用する場合 | 年間を平均して月15日以上通勤・通学に使用する場合 | 年間を平均して月15日以上業務に使用する場合 |
年間予定走行距離に応じて以下のように5つの区分を設けています。
年間予定走行距離区分が少ないほど、保険料は安く抑えやすくなります。毎月どれくらいバイクや原付に乗るかを計算して、年間予定走行距離を決めるとよいでしょう。
3,000km以下 | 3,000km超 5,000km以下 |
5,000km超 10,000km以下 |
10,000km超 |
---|---|---|---|
時々近所での買い物、週末の旅行やレジャーに使用 | 主に近所での買い物や時々は週末の旅行やレジャーにも使用 | 近場の勤務先への通勤、学校への通学や時々は週末の旅行やレジャーに使用 | 近場の勤務先への通勤、学校への通学や週末はほぼ毎週のように旅行やレジャーに使用 |
使用目的、年間予定走行距離ともに、結婚や引越し、転職などライフスタイルが変化したときに条件を見直すことをおすすめします。たとえば通勤でバイクを使用していた方が在宅勤務になると、走行距離が減る可能性があります。バイクや原付に乗る頻度が変わったタイミングで条件を見直し、保険料を抑えられないか確認してみましょう。
ドライバーの条件を見直すと、バイク保険料を安く抑えられる可能性があります。チューリッヒの場合のドライバーの条件は、以下のようなものが当てはまります。
保険会社によって区分は異なりますが、年齢条件には以下のような区分が設けられています。
運転される方の年齢によって、事故の発生率は異なります。年齢条件が上がるほど、保険料を安く抑えやすくなります。
運転される方の年齢が変わったときは、年齢条件を見直すとよいでしょう。たとえば運転される方が誕生日を迎えて25歳から26歳になった場合、年齢条件を「21歳以上」から「26歳以上」に変更することで、保険料を抑えられる可能性があります。
運転される方の免許証の色によって保険料が異なります。
チューリッヒの場合、保険契約締結時点の運転される方の運転免許証の色が「ゴールド」の場合、運転免許証の色が「ブルー」のときと比べて保険料が割引されます。
おもに運転される方の居住地によっても保険料は異なります。全国を7つのエリアに分け、事故の発生状況などから保険料を算出しています。
そのため、転居により居住地が変わる場合は、住所変更の手続きを行いましょう。地域によっては保険料を安く抑えられる可能性があります。
バイクの保険料を安く抑えたい方は、バイクや原付でバイク保険をご契約するときに、保険料の割引や特典のあるキャンペーンがある保険会社を選ぶのもひとつの方法です。
保険会社によっては、新規契約者への保険料の割引やキャンペーンなどを提供している場合があります。
たとえばチューリッヒのバイク保険の場合、新規のご契約でインターネットからお申込みいただくと最大10,000円の割引が適用されるインターネット割引があります(※2025年1月時点)。
また当社のご契約者さまが、2台目以降のスーパー自動車保険もしくはスーパーバイク保険を追加契約される際は「おまとめキャンペーン」が適用可能です。新たなご契約の年間保険料に応じてお米ギフトをプレゼントいたします。
詳しくはこちらをご確認ください。(※2025年1月時点)
バイク保険料は、運転者の条件や保険会社によって異なります。ここではチューリッヒの場合を例に、バイク保険料の一例をご説明します。
契約内容・詳細条件はこちら
保険料および契約内容・条件などは、保険始期日によって異なります。
なお、バイクの保険料は通常のバイクよりも原付のほうが保険料を安く抑えられる傾向があります。
「保険料がいくらかかるのか不安」という方は、まずはバイク保険の見積りをとってみるとよいでしょう。
バイク保険とは、自賠責保険ではまかないきれないバイク事故をカバーするために任意で加入する保険のことです。
保険会社によって補償内容は異なりますが、バイク保険に加入すると万が一の事故のときに治療費や修理費が補償されます。
自賠責保険とは、バイクの所有者に加入が義務づけられた保険です。交通事故の被害者を救済する目的があります。
自賠責保険は原付バイクを含むすべてのバイクに加入が義務づけられているため、「強制保険」とも呼ばれます。一方バイク保険は加入が任意であることから、「任意保険」と呼ばれます。
バイク保険は保険会社によって設定する保険金額や補償内容が異なりますが、自賠責保険は保険会社による保険料の違いはありません。
バイクや原付の任意保険の保険料を安く抑えたい場合は、保険会社や補償内容、条件を見直すことで、今より保険料が安くなる可能性があります。まずは見積りシミュレーションを利用して、どれくらい保険料が変わるか確認することをおすすめします。
チューリッヒのバイク保険のお見積りはウェブサイトから行っていただけます。必要な補償を受けられることを前提としたうえで、補償内容や条件を見直せる点がないか確認してみましょう。
バイク保険も保険期間中無事故であれば、多くの場合、翌年度の保険料は下がります。しかし保険料が安くなった分、補償を厚くするという考え方もあります。バイク保険の更新は内容をしっかり確認して、今の補償のままで大丈夫か検討するよい機会です。
資格:CFP
東証一部上場企業で10年間サラリーマンとして勤めるなか、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間約100件のセミナー講師なども務める。趣味はフィットネス。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。
バイク保険の保険料を安くするためには、以下の方法を検討してみてください。
1.通販型(ダイレクト型)のバイク保険に加入する
2.ノンフリート等級のアップを目指す
3.補償内容を見直す
4.バイクの条件(使用目的・年間予定走行距離)を見直す
5.ドライバーの条件(年齢条件・運転免許証の色・居住地)を見直す
原付特約とは、自動車保険(任意保険)に付帯できる特約のことです。原動機付自転車を運転中に相手にケガを負わせてしまったり、相手の物を壊してしまったりした場合に補償される特約です。
自動車保険に加入していて、かつ原付にお乗りの場合は、バイク保険よりも原付特約のほうが保険料を安く抑えられる可能性があります。
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒのバイク保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒのバイク保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
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