更新日:2024年4月12日
公開日:2023年2月15日
多くのバイク保険では、契約の際に「使用目的」や「年間予定走行距離」を申告します。バイク保険を検討する方のなかには、年間予定走行距離の決め方や、申告した距離を超えてしまった場合の対処のしかたがわからない方もいるでしょう。
バイクの走行距離は保険料に影響する項目であり、事故の際に補償を受けるためにも正しく申告することが重要です。バイク保険で走行距離を申告する理由や年間予定走行距離の決め方、年間予定走行距離を超えた場合の対処法などを詳しく説明しています。バイク保険の走行距離について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
ポイント
バイクの任意保険を契約する際には、年間予定走行距離を伝える必要があり、走行距離によって保険料が変わります。走行距離が長いとその分事故のリスクが高まるため、保険料が割高になります。
走行距離は細かく伝えるのではなく、3,000km超〜5,000km以下・無制限といった形で複数の区分に分けられていることが多いです。保険会社によっては、1,000kmごとのように細かく分けられているケースもあります。
契約時には走行距離の目安を申告し、契約中に年間予定走行距離を超える場合は契約変更を行う必要があります。実際と異なる申告は告知義務違反となるので、必ず正しく申告しましょう。
バイク保険の年間予定走行距離の目安は、過去1年間の走行距離を基準に設定できますが、初めてバイク保険を契約する際には、使用目的から予測します。以下の表はチューリッヒの年間走行距離の区分の例です。
年間走行距離の目安 | 日常・レジャー使用 |
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〜3,000km以下 |
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3,000km超〜 5,000km以下 |
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5,000km超〜 10,000km以下 |
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10,000km超〜 15,000km以下 |
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15,000km超〜 |
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年間走行距離の目安 | 通勤・通学・業務使用 |
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〜3,000km以下 |
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3,000km超〜 5,000km以下 |
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5,000km超〜 10,000km以下 |
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10,000km超〜 15,000km以下 |
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15,000km超〜 |
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走行距離の区分は保険会社ごとに異なるので、契約する保険会社の区分にあわせて確認してみましょう。
バイクの走行距離は、バイクの「オドメーター」と「トリップメーター」で確認できます。
オドメーターとトリップメーターは、走行距離を表すためのメーターであり、機械式とデジタル式があります。それぞれの違いは以下の通りです。
オドメーター |
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---|---|
トリップメーター |
|
オドメーターはリセットできないため、バイクが製造されてからこれまで走行した距離がわかります。一方トリップメーターはバイクの利用者が任意のタイミングでリセットできるので、特定区間の走行距離を測れます。
バイク保険の契約時や更新時には、オドメーターの数値の入力が必要なケースもあるので、覚えておきましょう。
バイク保険の契約中に、申告した年間予定走行距離を超えてしまうことや、大きく下回ることもあるでしょう。バイク保険の年間走行距離が申告した距離と異なる際には、契約内容を変更できます。
バイク保険を契約中に、申告している年間予定走行距離を超えた場合、原則として契約変更の手続きが必要です。保険会社によっては、走行距離の区分が変わることで保険料が変更になり、追加で支払いが発生するケースもあります。
年間予定走行距離が実情と異なる場合、事故の際に補償を受けられない可能性があるので、早めに変更手続きをしましょう。
年間予定走行距離を下回る場合も、保険会社に連絡すれば契約変更ができますが、必須ではありません。年間予定走行距離を下回ったとしても、保険料は返還されないケースが多いです。しかし、その年の保険料に影響がなくても、次回の更新時に契約内容を見直して少ない走行距離に設定すれば、翌年の保険料を抑えられる可能性が高いです。
なかには、契約時に設定した走行距離を下回ると翌年度の保険料が割引になる保険会社もあります。走行距離が明らかに少なくなる場合はご契約中の保険会社に確認してみましょう。
バイク保険の年間予定走行距離を決める際には、以下の注意点を押さえておきましょう。
申告した年間予定走行距離と実際の走行距離が異なる場合、事故の際に保険金が支払われなかったり、契約が解除されてしまったりすることがあります。虚偽の申告は告知義務違反になるので、正しい内容で申告することが重要です。
契約中に年間予定走行距離を超えてしまうとわかったら、契約内容の変更を行いましょう。
また、走行距離だけでなく、使用目的が変わった場合も契約内容を変更する必要があります。たとえば、日常・レジャーで使用していたバイクを通勤で使用するようになった際には、契約内容を変更しましょう。
バイク保険の年間予定走行距離は、保険料を決める重要な項目です。走行距離が短いほど保険料を抑えられるので、少なく申告しようと思う方もいるかもしれません。
しかし、実態と異なる申告では万が一の事故で補償を受けられない可能性があるため、実情に近い数値を申告することが重要です。契約期間中に走行距離や使用目的が変わる場合は、早めに保険会社に連絡をして、契約変更の手続きを行いましょう。
走行距離が長ければ事故にあうリスクが高いため、相応の保険料になるでしょう。仮に虚偽の申告をして保険金を受け取ると、保険制度の公平性が保てなくなります。想定している走行距離と異なるときは速やかに保険会社に申告しましょう。
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契約変更の手続きが必要です。また、年間予定走行距離の変更に伴い、追徴・返戻保険料が発生する場合があります。
虚偽の申告は告知義務違反にあたります。事故の際に保険金を受け取れなかったり、契約解除となったりする可能性があるので、正しく申告しましょう。
常に把握しているわけではありませんが、事故の際にバイクの走行距離を確認することがあります。
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒのバイク保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒのバイク保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
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