更新日:2024年5月17日
公開日:2023年2月15日
自賠責保険は、古いバイクから乗り換える(買い替える)際に引き継ぎができます。ただし、自賠責保険を引き継ぐためには「車種の区分が同じである」「同一の地域区分内における移動である」など、一定の条件を満たしていなければなりません。
バイクを乗り換える際に自賠責保険を引き継ぐための条件や必要書類を説明しています。バイクの乗り換えを予定している方は、参考にしてみてください。
ポイント
バイクを乗り換える際は、自賠責保険の引き継ぎができます。ただし、引き継ぐためには一定の条件があり、条件に満たない場合は新しく保険に入りなおさなければなりません。
バイクの乗り換えで自賠責保険を引き継ぐためには、乗り換え前後で車種区分・地域区分が同一であることや、バイクを廃車にしているなどの条件があります。
乗り換え前後でバイクの車種区分が異なる場合、自賠責保険の引き継ぎはできません。たとえば「原付から250ccバイクに乗り換える」「250ccバイクから400ccバイクに乗り換える」といった場合は引き継ぎができないので、新しく保険に入りなおす必要があります。
自賠責保険の保険料は地域ごとに異なり、「離島以外」「沖縄県」「沖縄の離島」「沖縄以外の離島」の4つの区分に分かれています。地域区分が変わると保険料が異なるため、自賠責保険の引き継ぎができません。
「バイクの乗り換えと同時に、東京都から沖縄県に引っ越す」といった場合は自賠責保険を引き継ぐことができないため、保険に入りなおしましょう。
自賠責保険を引き継ぐには、乗り換え前のバイクを廃車にしていることが条件となります。廃車が完了していない場合は新規契約で自賠責保険に加入する必要があるため、引き継ぐ前に廃車手続きを終えましょう。
バイクを乗り換えて自賠責保険を引き継ぐ際に、必要な書類は以下の通りです。
250cc以下のバイクの場合は、ステッカー(保険標章)が必要です。ナンバープレートを返還する前に剥がしておいてください。また、バイク販売店ではなく保険会社などで手続きする場合は、新しいバイクの車検証または車両情報が確認できる書類のコピーを持参しましょう。
自賠責保険を引き継ぐ場合、納車前にバイクを廃車するときと、納車日に廃車(入れ替え)する場合では手続きの流れが異なります。また、バイク店が手続きを代行してくれる場合もあります。
納車前にバイクを廃車する場合は、以下の流れで引き継ぎます。
まずは納車前にステッカーを剥がしてナンバープレートを取り外しましょう。所定の場所にて廃車手続きを行い、納車日に廃車書類を持って自賠責保険の手続きを行ってください。
購入店とは別のバイク店や自身で廃車手続きを行う場合は、廃車を証明できる書類を受領して保管しておきましょう。自賠責保険の手続きの際に必要になります。また、保険会社などに事前に必要書類を提出して、納車日にあわせて保険を切り替えてもらうこともできます。
納車日にバイクを廃車にする場合は、手続きが完了するまで新しいバイクに乗れません。下取りをするバイクで販売店に行く場合は無保険の状態であるため、バイクに乗らないようにしてください。納車日にバイクを廃車する場合は、以下の流れで引き継ぎます。
バイクの販売店で廃車手続きをした後に、自賠責保険の手続きを行いましょう。営業時間外や定休日で対応ができない場合があるので、事前に各窓口の営業時間を確認しておくと安心です。
ここでは、バイクの乗り換え時に自賠責保険を引き継ぐ際の注意点を説明します。
廃車手続きをする場所は、バイクの排気量によって以下のように異なります。
バイクの排気量 | 廃車手続き場所 |
---|---|
125cc以下(原付) | 役所 |
125cc超〜250cc以下 | 運輸支局 |
250cc超 | 運輸支局 |
横浜市「原動機付自転車等の手続きについて」をもとに表作成
※2024年5月現在
廃車手続きは、ナンバープレートを管轄している市町村の役所や運輸支局で行う必要があります。排気量にあわせて、該当する場所で廃車手続きをしてください。
事前に手続きをする場合は、自賠責保険の保険始期日を間違わないように確認しましょう。誤って保険始期日を別日に設定していた場合は、無保険状態となるため違反になります。
納車日が確定したら保険会社に連絡し、保険が切り替わるタイミングを確認しておくと安心です。
バイクを乗り換えるときは、自賠責保険の引き継ぎも行いましょう。自賠責保険を引き継ぐためには、乗り換え前後の車種の区分や保険料区分が同じであるなど、一定の条件を満たしている必要があります。
引き継ぎの際は、必要書類を準備して廃車と自賠責保険の手続きをしてください。自賠責保険の保険始期日を誤ると無保険状態になるため、正しい保険始期日を確認するようにしましょう。
原付や排気量250cc以下のバイクは、ナンバーにステッカーを貼ることで、自賠責に加入していることが視覚的に証明できます。入れ替え後、新しく発行されたステッカーをナンバーに貼り付けるのを忘れないようにしましょう。
関連記事リスト
返金されます。ただし、1ヵ月未満の保険料は返金されません。返金額は、保険会社に確認しましょう。
バイク保険を契約している保険会社に連絡してください。引き継ぎ書類に紛失を記載する欄が設けられている場合があります。
保険会社に再交付を依頼できます。ステッカーが剥がれたまま運転しないようにしてください。
バイクの買い替えをしても、手続き次第で同じナンバーを引き継げる場合があります。ナンバープレートを管轄している役所に問合わせてみてください。
※本記事の内容は特段の記載がない限り、チューリッヒの保険商品ではなく、一般的な保険商品の説明です。
※チューリッヒのバイク保険に関する内容について
本記事内で紹介しているチューリッヒのバイク保険に関する内容につきましては、ご契約の保険始期および契約条件によって、ご契約のお客さまに適用されない場合がございます。
必ずお客さまの保険証券、約款、重要事項説明書の記載などをご確認ください。
インターネットから申し込むと、
初年度最大10,000円割引※