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普通自動車免許ありの普通自動二輪免許の取得。免許取得の流れや日数・費用

普通自動車免許をお持ちの方で、バイクの免許をとりたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。初めて免許を取得する場合と、普通自動車免許のある場合では、免許取得にどのような違いがあるのでしょうか。普通自動車免許がある場合の、普通自動二輪免許取得の流れや日数、費用についてご説明します。

※2024年3月現在

普通自動車免許で乗ることができるバイク

普通自動車免許で乗ることができるのは、どのようなバイクなのでしょうか。
まずはそこからご説明します。

原付一種に乗ることが可能

普通自動車免許を取得した人は、原付一種の運転が認められています。
原付一種とは、排気量50ccまでのバイクです。原付一種の一般道での最高速度は30km/時で、二人乗りは禁じられています。

普通自動車免許で、125ccのバイクまで運転できるようになるかもしれないという話もあります。しかし今のところ日本の法律では、普通自動車免許で125ccのバイクを乗ることは禁じられています(2024年4月現在)。

普通自動車免許があり、普通自動二輪免許を取得する方法

普通自動車免許を取得すれば、原付一種の運転ができることがわかりました。

それでは、普通自動車免許を取ったうえで、普通自動二輪免許を取るにはどのようにすればよいのでしょうか。

「普通自動二輪」とは二輪車における車両区分のひとつで、排気量が50cc超〜400ccのバイクをいいます。

そして普通自動二輪の免許は、「小型限定」「AT限定」などに加え、排気量や車両のタイプに応じて4つの種類に区分されています。

各免許で運転できるバイクのタイプは、以下の通りです。

普通自動二輪免許 AT小型限定…排気量125cc以下のオートマチック車
普通自動二輪免許 小型限定…排気量125cc以下の二輪車
普通自動二輪免許 AT限定…排気量400cc以下のオートマチック車
普通自動二輪免許…排気量400cc以下の二輪車

ここでは「普通自動二輪免許」を例に、普通自動車免許を持っている方の免許取得の費用や期間についてご説明します。

免許取得の流れ

まず普通自動車免許がある場合とない場合では、免許取得までどのようなプロセスの違いがあるのかを見てみましょう。

次のフローチャートをご覧ください。

これは指定教習所を利用した免許取得の流れについて、普通自動車免許あり・なし(原付のみ)の場合を比較したものです。

教習所では学科・技能教習ともに、第1段階、第2段階の2段階制で行われます。全カリキュラムを修了し、卒業検定で合格すれば運転免許試験場での本試験となります。

普通自動車免許あり・なしの違いは

フローチャートの赤で示した部分が「普通自動車免許あり」が「なし」に対して異なる点です。

ご覧の通り普通自動車免許があれば、学科教習は第2段階の1時限だけを履修すれば学科試験が免除され、学習成果を測る卒検前効果測定も免除されます。

また技能教習についても、第2段階では最短8時限で終えることができます。

このように普通自動車免許があるほうが、ない場合よりも効率よく免許を取得できるのです。

免許取得のための費用

免許取得のおおまかな流れがわかったところで、次に費用面について見てみましょう。

指定教習所を利用した免許取得には、「合宿」「通学」という2つの方法があります。

合宿

泊まり込みで、集中的に免許取得をめざす方法です。

普通自動車免許ありの方で10万円前後からとなっています。(2024年時点)

出典先:武蔵境自動車教習所

通学

自分のスケジュールに合わせて教習所に通い、免許取得をめざす方法です。

費用の目安は、普通自動車免許ありの方で11万円前後となっています。

出典先:武蔵境自動車教習所

免許取得までの日数

免許取得までの期間については、どうでしょうか。
教習所を卒業するまでの日数を見てみましょう。

合宿

短期間で取得できることがメリットで、最短8泊9日で卒業できます。

ただ、宿泊のためにまとまった休暇をとる必要があるため、社会人にとっては難しい方法ともいえます。

また合宿の場合、普通自動車免許あり・なしによる所得期間の大きな違いはありません。

出典先:武蔵境自動車教習所

通学

普通自動車免許なし(原付のみ)の方であれば、週2〜3回ほど教習所に通えば約1ヵ月で免許を取得することができます。

一方、普通自動車免許を持っている方であれば、最短ですと9〜10日間で免許取得することができます。

これらはあくまでも、一般的な目安となります。

出典先:武蔵境自動車教習所

普通自動車免許持ちの普通自動二輪免許の試験

普通自動車免許を持つ方が運転免許試験場で本試験を受ける際のポイントや、教習所を介さない「一発試験」と呼ばれる方法について見てみましょう。

学科試験は免除される

普通自動車免許持ちの本試験における大きなメリットは、学科試験が免除されることです。

また教習所の卒業を経た一般的な受験であれば、技能試験も必要ありません。

この場合、本試験当日は、公道での運転に必要な能力を測る簡単な身体検査「適性検査」に合格すれば、免許交付となります。

本試験は、卒業証明書を提示する

教習所で卒業時に交付される「卒業証明書」は、技能試験の免除を受けるための大切な必要書類です。本試験当日は、忘れずに持参してください。

「一発試験」とは

「一発試験」「ダイレクト受験」とは、指定自動車教習所での教習を受けずに、運転免許試験場で直接技能試験を受ける方法のことです。
運転免許試験場における本試験当日は適性検査にはじまり、技能試験を受ける必要があります。この場合も普通自動車免許を持っている場合は学科試験は免除となります。

これらの試験に合格したあと、取得時講習と応急救護講習を受講することで免許が交付されます。手軽そうに見える一発試験ですが、実際には過去に免許を取得した経験があり、なんらかの事情で再取得が必要になった方の受験がほとんどです。

自分の所有地にコースがあって練習できるといったレアケースをのぞいて、初心者が合格レベルの運転技術を身につけることは難しく、また想像以上に手続きも煩雑です。初めての人にとっては、ハードルの高い方法だといえるでしょう。

まとめ

今回は、普通自動車免許をお持ちの方が普通自動二輪免許を取得する際のさまざまなポイントについてご説明しました。普通自動二輪は一定の条件を満たした場合、小型限定でもタンデムライド(二人乗り)が可能です。

また125cc超では高速道路での走行も可能など、趣味やビジネスにも最適なバイクです。教習所で運転技術を磨く一方、ドライバーとして培った安全運転の知識やマナーを大切に活かしながら、爽快なライディングを満喫してください。

最後に、バイクを所有されている方は、チューリッヒのバイク保険をぜひご検討ください。
万が一のバイクの事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。

協力:武蔵境自動車教習所
※記載の情報は、2024年3月時点の内容です。

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