バイクは「単車」と呼ばれることがあります。なぜ、バイクを単車と呼ぶようになったのでしょうか。また、単車にはどのような種類があるのでしょうか。単車という俗称の意味や、排気量別の単車の種類についてもご説明します。
まずは単車の意味をご説明します。単車とは、バイクやスクーターなどの原動機付の二輪車を意味する俗称です。小型エンジンがついており、「自動二輪車」とも呼ばれます。単車という俗称で呼ばれるようになった由来は諸説ありますが、正式には不明です。
ここからは、単車と呼ばれるバイクの種類をご説明します。単車と原付の違いや、排気量別の種類、250ccの単車のメリットもご説明します。
前述のとおり、単車と呼ばれるのはバイクやスクーターなどの原動機付きの二輪車です。原付は「原動機付自転車」が正式名称となり、原動機が付いているため、単車に分類されます。また、原付は道路運送車両法により、排気量の違いから第1種原動機付自転車と第2種原動機付自転車の2つにわけられています。
排気量別にみると、単車には4つの種類があります。
種類 | エンジンの総排気量 | 代表的な自動車 |
---|---|---|
第1種原動機付自転車 | 50cc以下 | ミニバイク |
第2種原動機付自転車 | 50ccを超え125cc以下 | スクーター |
二輪の軽自動車(軽二輪) | 125ccを超え250cc以下 | バイク |
二輪の小型自動車(小型二輪) | 250ccを超える | 大型バイク |
なお、原付は道路運送車両法上の届出義務はありません。しかし、条例にて各市町村に届け出て、ナンバープレートをつけることになっています。
出典元:『自動車検査登録情報協会』
バイクの免許は、以下の7種類があります。
それぞれの免許は何歳から取れ、どのような排気量のバイクが乗れるのでしょうか。以下の表の通りです。
免許の種類 | 免許取得可能年齢 | 50cc以下 | 50cc超〜 125cc以下 |
125cc超〜 400cc以下 |
400cc超 | 二人乗り | 高速道路 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
原動機付き自転車免許 | 16歳以上〜 | ○ | × | × | × | × | × |
小型限定普通二輪免許 | 16歳以上〜 | ○ | ○ | × | × | ○ | × |
AT小型限定普通二輪免許 | 16歳以上〜 | ○ | ○ | × | × | ○ | × |
AT限定普通二輪免許 | 16歳以上〜 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
普通二輪免許 | 16歳以上〜 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
AT限定大型二輪免許 | 18歳以上〜 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
大型二輪免許 | 18歳以上〜 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
AT限定普通二輪免許および普通二輪免許からは、高速道路に乗ることが可能です。なかでも、250ccクラスのバイクはメリットがいろいろとあります。次に、250ccのバイクの魅力ついてご説明していきましょう。
250ccのバイクは、以下の5つの魅力があります。
250cc以下のバイクは、車検が必要ありません。一方で250ccを超えるバイクは、初回は3年、それ以降2年ごとの車検が必要です。また、排気量が125cc超のため、高速道路の走行ができます。
法定速度は最高速度が時速100km、最低速度は時速50kmです。ただし、標識などで制限速度が規制されている場合は、その速度を超えることだけではなく、最低速度に達しない速度での走行も禁じられています。高速道路での2人乗りは許可されていますが、ライダーが20歳以上であることと大型自動二輪免許または普通二輪免許を取得している期間が3年以上であることが条件です。
単車とは、バイクを意味する通称です。原付も単車に含まれ、バイクを示す言葉として使われています。単車は排気量により4つに分類できて、250ccのバイクにはさまざまなメリットがあります。上述の内容を参考に、単車についての理解を深めてみましょう。
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