更新日:2024年2月9日
公開日:2020年5月27日
バイクには、通勤や日常の足として手軽に乗れるタイプやツーリングを楽しむタイプなどさまざまな種類があります。
バイクに乗るには免許が必要ですが、免許によって運転できる車種が異なり、取得できる年齢も違います。
バイク免許の免許取得にかかる費用や年齢についてご説明します。中型バイクに乗れる普通二輪免許の取得年齢は何歳なのかなどもご説明します。
バイク免許は原付免許を含め7種類の免許があり、免許の種類によって運転できるバイクの種類が異なります。またそれぞれの免許取得可能な年齢を以下の表にまとめました。
自分の乗りたいバイクに必要な免許の種類を確認しておきましょう。
「原付免許」「小型二輪免許(AT限定を含む)」「普通二輪免許(AT限定を含む)」の取得できる年齢は16歳からです。
400cを超える大型バイクに乗れる「大型二輪免許(AT限定を含む)」が取得できる年齢は18歳からです。
このようにバイクは「大型二輪免許(AT限定を含む)」を除いて16歳から取得することが可能です。
免許の種類 | 取得可能年齢 | 排気量 | |||
---|---|---|---|---|---|
50cc以下 | 50cc超 125cc以下 |
125cc超 400cc以下 |
400cc超 | ||
原付免許 | 16歳以上 |
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小型二輪免許 (AT限定を含む) |
16歳以上 |
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普通二輪免許 (AT限定を含む) |
16歳以上 |
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|
大型二輪免許 (※AT限定を含む) |
18歳以上 |
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![]() |
![]() 大型二輪免許(MT車)は制限なし |
バイク免許の取得費用は免許の種類によって異なります。また普通自動車免許を持っているかどうか、教習所に通学するかどうかによっても異なります。
こちらは他の所持免許なしで、指定自動車教習所で二輪免許を取得する場合の教習料金の例です。
バイクの免許の種類 | 所持免許なし |
---|---|
小型二輪免許 | 17万〜18万円程度 |
小型二輪免許(AT限定) | 16万〜17万円程度 |
普通二輪免許 | 19万〜20万円程度 |
普通二輪免許(AT限定) | 18万〜19万円程度 |
大型二輪免許※1 | 28万〜29万円程度 |
大型二輪免許(AT限定)※1 | 26万〜27万円程度 |
原付バイク | - |
所持免許なしでの普通二輪免許の取得費用は19万円前後になります。
AT限定免許は若干安くなっている他、普通自動車免許など、他の免許を取得している場合も料金は安くなります。
指定自動車教習所の教習料金は地域によって、またキャンペーンの有無などによって変わってきます。
インターネットなどで料金やサービスを比較検討し、指定自動車教習所を選ぶとよいでしょう。
二輪免許にもAT限定があるのですが、普通免許と同様に、普通二輪免許や大型二輪免許でも、AT限定の免許需要は段々と増えているようです。AT限定はMT車に比べ1万〜2万円教習料金が安い傾向にあります。どちらを選択したいのか、事前に考えておくとよいでしょう。
指定自動車教習所の卒業検定(技能試験)に合格すると卒業証明書が交付され、これを運転免許試験場に持って行くことで技能試験が免除されます。したがって試験場で受けるのは、学科試験のみのため、二輪免許の種類にかかわらず、以下の金額になります。
受験料 | 1,750円 |
---|---|
免許証交付料 | 2,050円 |
合計 | 3,800円 |
指定自動車教習所に通って取得する場合は、教習所での教習料金に運転免許試験場での費用3,800円(受験料1,750円・免許証交付料2,050円)を加えたものになります。
一発試験受験者は、運転免許試験場で学科試験と技能試験を受ける必要があります。
ただし、すでに第一種免許(原付免許、小型特殊免許を除く)、第二種免許、普通二輪免許(大型二輪免許を受ける方)をお持ちの方は学科試験が免除されます。
普通自動二輪免許 | 大型自動二輪免許 | |
---|---|---|
受験料 | 2,600円 | 2,600円 |
試験車使用料 | 1,450円 | 1,450円 |
免許証交付料 | 2,050円 | 2,050円 |
取得時講習受講料 | 16,200円 | 16,650円 |
合計 | 22,300円 | 22,750円 |
以上のように、一発試験でバイク免許を取得するまでにかかる費用は受験料、試験車使用料、免許証交付料をあわせた6,100円に取得時講習受講料を加えたおよそ22,000円強となり、一度で合格すればかなり安く取得できます。
しかし、一発試験といっても1回で合格することは稀です。合格するまで何回か挑戦すれば、受験のたびに上記の費用がかかります。
バイク免許の取得方法には、指定自動車教習所に通って卒業する方法と、直接試験場で受験する(いわゆる一発試験)の2つがあります。
バイクの免許の取り方で、最も一般的なのが公安委員会から指定を受けている指定自動車教習所に通う方法です。
指定自動車教習所で学科教習と技能教習を修了した後、卒業検定に合格して、運転免許試験場で本試験を受けます。教習所の卒業証明書により技能試験が免除されるので、適性検査、学科試験のみ受験し、合格すれば免許証が交付されます。
なお、すでに普通自動車免許を持っている方は学科試験も免除され、短期間で取得できることになります。
一発試験とは、指定自動車教習所に通わずに運転免許試験場で、直接試験を受けて免許を取得する方法です。
本試験では、適性検査、学科試験、技能試験に合格し、さらに取得時講習、応急救護処置講習を受講すると免許証が交付されます。
一発試験は、免許の取得費用を抑えられますが、指定自動車教習所を利用した場合と比較して、一発試験の技能試験は難易度が高いといわれています。
何度も受験を重ねれば、その分費用がかさんでしまうこともあります。
原付免許は、運転免許試験場などで適性検査、学科試験を受けて合格した後に、原付講習を受講すると免許証が交付されます。また、普通自動車免許を持っている人は、原動機付自転車を運転することができます。
※2023年10月執筆現在
普通自動車免許の有無や受験方法によって、バイク免許取得までの費用や日数が変わってきます。四輪車の運転技術と二輪車の運転技術は違います。難易度が高い一発試験より、しっかりと運転技術が習得できる指定自動車教習所を利用したほうが安心かもしれません。
バイクの免許は、原付免許から大型二輪免許まで全部で7種類あり、免許の種類によって運転できるバイクが異なります。また免許によって取得できる年齢も異なります。
免許を取得するには、指定自動車教習所を卒業する、一発試験を受けるという2つの方法があります。
新規で免許を取得する場合は、運転技術を基礎から学べる、指定自動車教習所がおすすめです。
指定自動車教習所を利用して免許を取得する際の教習料金は教習所によって異なりますので、入校する前に金額をよく確認しておきましょう。
※記載の情報は、2023年10月30日時点の内容です。
ファイナンシャル・プランナーで一児の母。大手損害保険会社を経て2010年に独立開業。
個別相談や執筆、セミナー講師として活躍中。企業研修や女性向けに賢いお金との付き合い方を伝えている。
K'sプランニング代表/一般社団法人あんしんLifeコミュニティ 代表理事
CFP®、一級ファイナンシャル・プランナー技能士
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