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バイクのユーザー車検とは。車検費用やネット予約システム

バイクのユーザー車検とは。車検費用やネット予約システム

バイクはエンジンとフレームと車輪という、「走る」ための必要最小限の構成要素でできています。エンジンの調子をはじめ、バイクの状態がダイレクトにライダーに伝わるのが、バイクの魅力です。
そのため、常にバイクの状態に気をつかい、日常的にエンジンやチェーンなど駆動部分の点検やメンテナンスを自分で行っている方も多いでしょう。
そのような方は、ユーザー車検に少なからず関心があるのではないでしょうか。バイクのユーザー車検の概要をご説明します。

費用を安く抑えられるユーザー車検

費用を安く抑えられるユーザー車検

車検とは「保安基準に適合しているかどうかを検査すること」であり、これに合格すれば自動車検査登録を延長することができます。その証明書が「車検証」です。一般には、ディーラーや販売店、整備工場で行う整備のイメージが強いかもしれませんが、実は車検とは直接の関わりはありません。ディーラーなどで整備と車検が一体になっているのは「車検の項目を通すための整備」と、法定点検である「12ヵ月点検」を同時に行っているからです。

ディーラー・販売店や整備工場では専用の機器を使ったり、整備ノウハウから消耗が考えられる部品をあらかじめ交換したりと、車検を通すだけでなく、長期的に安心して乗れるように予防整備を行ってくれます。一方で12ヵ月点検は「法定点検」ですが、整備士など有資格者しかできないわけではなく、個人でも可能です。

ユーザー車検の予約と必要書類

ユーザー車検の予約と必要書類

バイクのユーザー車検は、登録業務(ナンバープレート発行など)を行う運輸支局、検査登録事務所の、車検専用の検査ラインで行います。

車検の予約を取る

NALTEC 独立行政法人自動車技術総合機構の自動車検査インターネット予約システムから予約を取ることができます。

事前に用意する書類

1.車検証

道路運送車両法第66条により備え付けることが義務づけられています。シート下の物入れに入っている場合がほとんどでしょう。

2.自賠責保険証明書

車検を受ける当日と、次回の車検期限まで加入していることが条件となります。車検切れの場合は、次回車検日をカバーするために25ヵ月分加入します。
自賠責保険は、保険代理店やバイク店であらかじめ加入することもできます。運輸支局、検査登録事務所にも業者の窓口があり、当日加入することも可能です。

3.納税証明書

毎年支払う軽自動車税の領収書が「軽自動車税納税証明書」になっており、車検の際に必要です。コンビニで支払っている場合は、領収印が押されていることを確認しましょう。振込みやクレジットカード払いの場合は、証明書がハガキで届いているので、用意しましょう。

なくしてしまった場合、市区町村役場の税務を扱う部署(納税課・課税課など、自治体によって名称が異なります)で証明書を再発行してもらいましょう。

4. 点検整備記録簿(整備手帳)

新車で購入した場合には「メンテナンスノート」として付属してくるもので、12ヵ月点検や24ヵ月点検の内容を書いたものです。 車検時に提示を求められる場合があります。

車検場で用意する書類

車検に際して必要な書類は、運輸支局、検査登録事務所の窓口に用意されています。慣れないうちは事前に取りに行き、自宅で書いて持っていくとスムーズかもしれません。

1.自動車検査票

検査の種類(継続検査に◯をつける)、登録番号、原動機型式、車台番号、走行距離計表示値(下2桁は切り捨てて記入、つまり100km単位)、受検者(本人に◯をつける)、申請者の住所、氏名または名称(車検証に記入してある住所を書く)、連絡先電話番号を記入します。

2.自動車重量税納付書

日付、ナンバー、氏名、住所、自家用か事業用か、二輪の小型自動車にチェックします。重量税の印紙を貼付欄に貼ります。重量税の金額は年式によって異なります。

3. 継続OCRシート(専用3号様式)

有効期間、登録番号、車台番号、申請人氏名または名称、住所、ナンバーを記入します。これに車検の内容を記入することになります。

このように多くの書類を持って検査ラインで車検を行いますので、メモボードがあると便利です。

実際に検査場のラインで検査を行う

実際に検査場のラインで検査を行う

検査ラインでは、バイクを持ち込んだ方が電光掲示板の指示に従って検査機械を操作し、検査を行い、検査官が合格かどうかの判定をします。持ち込んでいる方の多くはディーラー、販売店や整備工場の担当者で検査場に慣れています。しかし、ユーザー車検の場合は、ユーザー自身が操作を行うので、不慣れなことがほとんどでしょう。職員に声をかけ、わからないことを教えてもらうようにしましょう。

また、車検場によっては、見学コースを用意しているところもあり、そこから他の方が検査している様子を事前に見ておくことも役に立つでしょう。

検査の手順

1.受付

検査ライン入口で、検査官によって車検証に記載されている事項と実際の車両の確認が行われます。

登録内容と、車両の間に違いがあるかどうかを外観からチェックするもので、バイクの場合は改造が多いので、ハンドルの改造や寸法の相違などを見ます。寸法や排気量、エンジンの車体番号や型式が違う場合は、改造申請を行うよう指導されることがあります。

2.保安基準に適合しているかどうかの検査

タイヤの溝の深さ(タイヤの摩耗状況)、タイヤの劣化、外観からわかる整備状況の不備(オイル漏れなど)、ウインカーや反射板の装着状況を見ます。

この1と2の検査は、都道府県によっては最後に行われることもあるようです。オイル漏れは重大な整備不良なので、完全に直していないと車検には通りません。

3.灯火類の検査

ヘッドライト、ブレーキランプ、ウインカー、ホーンが正しく作動しているかを見ます。

4.排ガス検査

排気ガス中の一酸化炭素(CO)と炭化水素(HC)や騒音が基準値以内かどうかを、検査機器を使って調べます。

エンジンをかけたまま検査機の前に停め、スイッチを入れて電光掲示板の指示に従って、細長い筒状のプローブをマフラーの排気口に入れます。すると、電光掲示板に結果が出ます。

5.スピードメーターチェック、ブレーキ制動力チェック

スピードメーターが基準値以内の精度が出ているかを検査します。
それが終わると、その場でブレーキの制動力検査となります。「前ブレーキの検査」と電光掲示板に出てローラーが回り、前輪を回します。「ブレーキをかける」と出たら、前輪のブレーキを強くかけます。「ブレーキをはなす」と出るまでゆるめてはいけません。「後ろブレーキの検査」も同様です。

6.ヘッドライト光軸チェック

ヘッドライトの光軸が基準通りかどうかを見ます。
バイクは常に振動にさらされていたり、転倒の際にずれるなどして、ここで不合格になることが一番多いのです。車検は1日に3回まで受けることができるので、運輸支局、検査登録事務所そばの光軸調整ができる整備工場(たいていあります)に持ち込んで調整し、再び検査して合格させることができます。

7.検査員の総合判定

これまでの検査項目により、検査員が総合判定して合格となれば、自動車検査票に「最終合格印」を押してくれます。窓口に行って、準備した書類(印紙を貼った自動車検査票、重量税納付書と車検証、継続検査申請書、点検整備記録簿、自賠責保険証明書)を出せば、有効期間が更新された車検証と、検査標章を発行してくれますので、検査票の印字に間違いがないか内容を確認し、問題がなければナンバープレートに貼られた古い検査標章を剥がし、新しいものに貼り替えましょう。

不合格になった場合、その日のうちに3回目までなら無料で再検査を受けることができます。自分で直すことができない項目(排ガス検査・スピードメーター検査)で問題が出た場合は、運輸支局、検査登録事務所近くの整備工場などで調整してもらい、再度検査するとよいでしょう。

日を改める場合は、不合格になった部分の検査だけですみますが、印紙代はもう一度購入する必要があります。

このようにバイクのユーザー車検にはある程度のバイク知識が求められます。ふだんあまりメンテナンスをしていないという方は、正規ディーラーや販売店、車検整備業者に依頼するほうが安心でしょう。

最後に、バイクを所有されている方は、チューリッヒのバイク保険をぜひご検討ください。
万が一のバイクの事故・故障・トラブルに備えておくと安心です。

※記載の情報は、2024年6月時点の内容です。

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