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あおり運転対策は罰則強化で一発免停も。警察への通報などの対処法

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あおり運転対策は罰則強化で一発免停も。警察への通報などの対処法

2017年6月、東名高速道路で起きた死傷事故をきっかけに「煽り(以下あおり)運転」は一気に社会問題化しました。しかし、チューリッヒが2018年5月、全国のドライバー2,230人に調査をしたところ、「あおり運転」された経験ありと回答したドライバーが70.4%を占め、これまでも日常的に重大事故につながる「あおり運転」が横行していたことがわかります。そこで本記事では主に「あおり運転」に結びつく運転態様、あおり運転にあったときの対処法を解説します。

チューリッヒの「あおり運転」の実態調査結果はこちら

あおり運転とは

あおり運転とは

道路交通法上に定義はありませんが、あおり運転とは
「前方を走行する車に対して、進路を譲るよう強要し、後方から極端に車間距離をつめて異常接近する、追い回す、理由のないパッシングや急停止をするなど、故意に特定の車両の相手を威嚇したり、嫌がらせをしたりするなどの行為」のことを指すと言われています。

具体的には

  • 車間距離をつめる
  • 必要のないパッシングやクラクションでの威嚇
  • いきなり急ブレーキをかけて後続車を脅かす

などの行為です。

あおり運転に結びつく運転態様

あおり運転に結びつく運転態様

実際に、あおり運転はどのような交通法規に違反するのでしょうか。道路交通法では、以下のような行為が罰則として点数が加点され、反則金、罰金の対象になります。

運転態様 違反の種別 違反点数など(普通車)
前方の自動車に激しく接近し、もっと速く走るよう挑発する 車間距離不保持違反(道路交通法26条) 一般道:1点
反則金6,000円
5万円以下の罰金(道路交通法120条1項2号)
高速自動車国道等:2点
反則金9,000円
3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金(道路交通法119条1号の4)
危険防止を理由としない、不必要な急ブレーキをかける 急ブレーキ禁止違反(同24条) 2点
反則金7,000円
3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金(道路交通法119条1項1号の3)
後方から進行してくる車両等が急ブレーキや急ハンドルで避けなければならないような進路変更を行う 進路変更禁止違反(同26条の2第2項 1点
反則金6,000円
左側から追い越す 追越しの方法違反(同28条) 2点
反則金9,000円
3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金(道路交通法119条1項2号の2)
夜間、他の車両の交通を妨げる目的でハイビームを継続する 減光等義務違反(同52条第2項) 1点
反則金6,000円
執拗にクラクションを鳴らす 警音器使用制限違反(同54条第2項) なし
反則金3,000円
車体をきわめて接近させる幅寄せを行う 安全運転義務違反(同70条) 2点
反則金9,000円
3ヶ月以下の懲役又は5万円以下の罰金(道路交通法119条1項9号、同条2項)
初心運転者等保護義務違反(71条第5号の4) 1点
反則金6,000円

出典:警視庁「交通違反の点数一覧表」「反則行為の種別及び反則金一覧表」
道路交通法

「あおり運転」は上記の交通違反の組み合わせであるため、過去3年間の違反点数が累積して6点となった場合、免許停止となっていました。

あおり運転の取締り件数

「あおり運転」などの悪質・危険な行為が原因となる交通事故を抑止するために警察庁では「あおり運転」の取締り強化を進めています。
警察庁によると2018年1〜10月に車間距離不保持で摘発した件数(車間距離不保持違反)は1万873件に上り、昨年同期の約1.9倍となっています。
もっともこれは、東名高速での事件が社会問題になって重点的に取り締まられるようになってからの数字であり、さらに警察官に現認されて摘発に至った件数なので、あおり運転の実際の件数は、もっと多いことは間違いありません。

「あおり運転」の罰則。累積点数に関係なく最長180日間の免許停止処分に

「あおり運転」の罰則。累積点数に関係なく最長180日間の免許停止処分に

2018年1月、警察庁は全国の都道府県警察本部に対して、あおり運転などの危険運転に対して、警察各部署で連携を強めて厳正に対処するように指示を出しました。

「危険性帯有」という概念を使って取締り強化

警察庁はあおり運転に「危険性帯有者」という概念を使って、点数制度による処分(免停など)に至らなくても、積極的に取り締まる方針を打ち出しました。これは、道路交通法103条第1項第8号の「免許を受けた者が自動車等を運転することが著しく道路における交通の危険を生じさせるおそれがあるとき」は累積点数に関係なく、即座に免許取り消し、または最長180日間の免許停止処分にすることができる、というものです。

道路交通法だけでなくあらゆる法令を適用、厳正な捜査の徹底

さらに警察庁は、「道路交通法違反のみならず、危険運転致死傷罪(妨害目的運転)、暴行罪など道交法に限らず使える法令を駆使して厳正な捜査を行う」としています。

あおり運転によって事故が発生し死傷者が出た場合には、「危険運転致死傷」(自動車運転死傷行為処罰法2条)を適用して、人を負傷させた場合は15年以下の懲役、死亡させた場合は1年以上の有期懲役という厳罪を科すのも、この考え方の一環です。

加えて、刑法犯として罪に問う動きもあります。あおり運転や、車を停めての脅迫行為について「暴行」(刑法208条)として摘発(2年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料)しようというものです。
あおり運転の処分の後に何か犯罪を犯した場合、裁判の量刑で大きな違いが出ます。刑法犯である暴行罪は、再犯として刑罰が重くなる材料になります。

さらに、2019年1月には「殺人罪」を適用する例が出てきました。オートバイに追い抜かれたことに憤慨してあおり行為を繰り返し、オートバイに追突、転倒させて死に至らしめたドライバーに対し、大阪地裁堺支部は殺人罪を適用し、懲役16年の判決を言い渡しました。

ただし、この裁判はまだ一審の地裁レベルで、まだ最高裁で確定した判断ではありません。あおり運転に殺人罪が適用されるかどうか、最終判断はもう少し待つ必要があります。

あおり運転にあってしまったら? 警察への通報などの対処法

あおり運転にあってしまったら? 警察への通報などの対処法

では、実際に自分があおり運転にあったらどう対処すべきでしょうか?
まず、自分がいまどういう運転をしているのかを確かめましょう。高速道路で追い越し車線を走っていたら、周囲の安全を確認して走行車線に戻りましょう。

スピードを落とすことで、追い越して、通り過ぎてくれればいいのですが、しつこく追い回されるなど悪質な場合は、パーキングエリアやサービスエリアに入るなど、なるべく相手の車から離れる工夫をし、相手と直接コミュニケーションを取ろうとしてはいけません。そして車のドアを開けずに警察に通報しましょう。相手が車外から車を降りるように迫ってきても、決して外に出ないようにしてください。

あおり運転の被害にあわないことが1番ですが、対策としてドライブレコーダーを取り付けるドライバーも増えています。ドライブレコーダーは後方からのあおり運転だけでなく、万一の事故の際の状況証拠にもつながるからです。

あおり運転の取締り強化が進められ、その成果に期待したいところですが、私たちにできることは周囲をよく見て、まわりの車に思いやりをもった運転をするという安全運転の基本に立ち返ることでしょう。

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